2015年3月10日火曜日

格安SIMではじめる高速データ通信とデバイス選び

 月額利用料金が安い「格安SIM」(MVNO)で、データ通信をするというのは経済的に優れたスタイルだと思っている。音声通話をキャリアで、データ通信は「格安SIM」に分担させると、端末の2台持ちになる。作業内容によっては、10インチ以上の液晶サイズが必要になることもあり、用途によって端末を使い分けるということになってきていると思える。
 持ち運び重視ならスマホでいいし、5インチぐらいの液晶なら動画の視聴も、ストレスが少ない。自宅などで使うのなら、モバイルデータ通信付きの7インチ液晶搭載タブレットからはじめてみるのもいいかもしれない。
 筆者は、「格安SIM」からスタートしたので、もともとdocomo専用端末を使っていたわけではない。docomo端末を「格安SIM」で使う際には、諸問題があるので、スマホ以外でコストのかからずLTE接続ができるものとして、数世代前の使い方になるUSBデータ通信カードを導入した。現在では、Wi-Fiモバイルルーターが主流になり、USBデータ通信カードは以前のもになっている。それだけWi-Fi規格の無線LANが普及したということになる。
 さて、「格安SIM」をいざ使うことになると、デバイス(端末)選びにひと苦労してしまう。docomoでスマホを使っていたわけではなく、機種変更で使わなくなったものを「格安SIM」で使うということができないからだ。したがって、SIMフリーで通信機能付きデバイスを中心に探すことになる。
 いまでは様々なSIMフリーのスマホだとかタブレットがセット販売さrているが、筆者は「格安SIM」だけすでにある状況なので、セット販売のもには利用するつもりはない。よほど必要を感じるものでないと動けないといってもいいだろう。流行のSNSアプリも利用していないので、とくにスマホが欲しいとも思っていない。そういったことから、SIMフリーでモバイルデータ通信機能付きのタブレットを候補にすることが多い。これも、自宅にWi-Fiがあれば、コストのかからないWi-Fiモデルでいいということになる。
 Wi-Fiモの普及で、Wi-Fi接続できればいいという状況になってきている。Wi-Fiがなくても、スマホやタブレットにテザリング機能があれば、これでWi-Fiモデルのデバイスを接続させてデータ通信ができる。Wi-Fiに限らず省電力のBluetoothテザリングも知られるようになっている。Bluetoothテザリングの場合、通信速度に制約がでてくるが利用内容にあった速度であれば問題ないわけで、バッテリー消費をおさえるというメリットをいかしたい時に便利だ。
 こうしたことをことを考えあわせると、液晶サイズ、バッテリー容量、テザリング機能、コストと絞り込んでデバイスを選ぶことができる。筆者は、まだ本格的に使い込む気がないので、コスト重視の選択になっている。