2015年8月13日木曜日

2014年と2015年では、まったく違う格安スマホ事情

 NTTコムストア(Yahoo!ショッピング内)夏のスマホSALE其の弐(期間は、8月17日9:59まで)で、SIMフリー3Gスマホ covia FLEAZ F4がセール特価で、6,966円(税込)になっていたので考えてみてみたら、去年(2014年)と今年(2015年)とでは、SIMフリー格安スマホ事情も、まったく様変わりしてしまったことに気づかされるということになりました。どんなに様変わりをしたかを振り返ってみたいと思います。
SIMフリー3Gスマホ covia FLEAZ F4 は、2014年covia既存ユーザに限定販売されたモデル

 去年の暮れまで、SIMフリーの格安スマホといえば、ほとんどが知名度の低い韓国や中国のメーカーのものしかなかったのですが、今年(2015年)の春ごろからイオンスマホ(イオンモバイル)で、国内メーカーのSIMフリースマホが各社から次々と発売され様相は一変したかのように思います。そもそも、docomo回線網の格安SIMでは、docomoのスマホのほとんどが使えます。ただ、格安SIMとdocomoスマホでは、仕様の違いで、テザリング機能(インターネット共有)ができなってしまうのです。筆者は、ノートPCをスマホのテザリング機能でネットにつなぎたいということだけで、SIMフリースマホをみてきたという経緯があります。もとは、docomo回線なのだから、つながりはdocomoのスマホなら折り紙付きであることはいうまでありません。
 さて、SIMフリーの格安スマホ事情の去年(2014年)を振り返ってみると、国内メーカーのSIMフリースマホは、去年後半に富士通のARROWS M01のみであって、その他はLG(韓国メーカー)のG2 miniやHUAWEI(中国メーカー)など海外勢のSIMフリースマホばかりでした。価格は、3万円台半ばぐらいだったと思いますが、ほかに選択肢もほとんどない状況でした。しかも、格安SIM会社が提供するものがほとんどで、格安SIMを選べなかったり、性能的には、1世代前のものなので品質面も含めると、そんなに格安でもなかったように筆者は思っていました。また、そのほとんどが個性のないコストダウン版の体をなしていたので、必然的に海外勢同士での価格競争になり、最終的にはセール特価で2万円を切るZTE(中国メーカー)製のLTE対応のSIMフリー格安スマホが話題になりました。また、LTEに非対応で、3G対応の1万円前後のSIMフリー格安スマホがその価格から人気になってたりしました。競合製品いっても、コストダウン版ですから価格からのもので、2,3機種あるかないかというところで、メーカーも知名度もなく実績(docomoに納入しているなどの)もほとんどないものばかりでした。
ソニーストア
SONY SIMフリースマホ第1弾 Xperia J1 Compact

 海外製の格安スマホの価格競争は、LTE対応SIMフリースマホで、実売価格で1万円台半ばまできています。(去年は倍以上していました)それと、マスコミが去年から今年にかけて、格安スマホを積極的に取り上げたので、格安スマホが一般にも知られるところになりました。格安スマホの知名度があがるのと比例するかのように、国内メーカーの格安スマホもでてきて一気に選択肢が増えたということになったのです。
 格安スマホで(国内市場に)積極的な海外勢のASUSやHUAWEIは、現在ややスペックにこだわった(付加価値をつけた)格安スマホをメインにしてきています。依然として、価格が魅力の格安スマホにもニーズがありますが、ユーザとしてはあまりメリットを感じるところがないものになっていると思えます。