2015年10月10日土曜日

SIMフリースマホに「VAIOブランド」は必要だと思えること

 今年2015年に国内メーカーのSIMフリースマホが続々と登場した中に、日本通信のVAIO Phone VA-10Jがありました。VAIOブランドへの期待感が高かっただけに、Panasonicの海外向けスマホとほぼ同型のものが採用されたことにマスコミからユーザまで批判が集中し、その後パッタリ聞かなくなった機種です。価格も、日本通信の通信サービスとあわせると、やや納得できるかもしれないところで、スマホ単体では実質3万円半ば(発売時点で)ぐらいのものではないかと思います。特に際立ったところはもなく、最近のVAIO関係者によるとビジネス向けということで、個人ユーザは想定していなかったということです。まぁ、そんな感じですよね。状況からみて、3万円前後が妥当な気がします。でも、筆者は求めないですね。製造元メーカーは既知ではなかったので。

SIMフリースマートフォン VAIO Phone VA-10J 日本通信

 今後のVAIO Phoneの動向ですが、市場の期待を裏切らない程度にしたいみたいな発言がありました。実際のVAIO PhoneとVAIO側の持っていたコンセプトには、かなりの隔たりがあったことは認識しておくべきでしょう。
 では、VAIOブランドはSIMフリースマホに必要かといえば、筆者は不可欠だと思っています。VAIOの高価なタブレットなどをみてみると、これにあわせた通信機能を持つSIMフリースマホが不可欠に思えてくるわけです。これは、どういうことかというとひとつの仕事を複数のデバイスで、複数人で効率よく行うというコンセプトに、SIMフリースマホを落とし込めるのではないかと考えているわけです。そこは、Wi-Fiでもいいですけどね。
 とにかく、VAIOは、SIMフリー分野での汚名返上とまではいいませんが、名誉挽回ぐらいは早急にしてもらいたい気がします。逆に腰をすえて、未来的なビジョンが見えてくるSIMフリースマホに取り組んでみてもいいと思いますが、筆者は個人ユーザでもあるので、一発SIMフリースマホをVAIOのテリトリー内のものでもいいので、発売していただきたいと思っています。