この2機種は、ドコモ回線5G通信バンド n79(sub6)に対応しているので取り上げました。arrows We2 M07 は、SIMフリー版です。また、どちらも泡タイプのハンドソープなどの丸洗いとアルコール除菌シートの拭き取りに対応していて、MIL規格(米国防省)準拠の 耐衝撃機能を持つタフネススマホとなっています。
Androidスマホ
[arrows we2 M07] VS [Android One S10 S10-KC]
発売日
2024/8 VS 2023/1
SoC
Dimensity 7025 VS Dimensity 700
Dimensity 700 より新しいDimensity 7025 はCPU処理性能こそ比較すると高いですが、逆にゲームに影響するGPU性能においては、AnTuTu V10ベンチマークスコアでDimensity 700に劣っていますので、ゲームには不向きなSoC性能といえます。ゲームタイトルによっては、カクツキが頻発するケースもありそうです。そもそもがRAM 4GBで、Android OSが快適に動作するには最低RAM 6GB以上が必要と言われているので、遊べるゲームもかなり限定的になります。
RAM/ROM
4GB/128GB VS 4GB/64GB
arrows We2 のキャリア版では、ROM 64GB のところをSIMフリー版では、ROM 128GBの2倍になっています。インストールできるアプリの容量に余裕ができたことと画像ファイルなどのデータ増にも対応できるので使いやすさが向上しています。
対応バンド
大手キャリア対応 VS 大手キャリア対応
どちらもスペック表では、大手キャリアに対応しています。
ディスプレイ
6.1インチ(HD+) VS 6.1インチ(FHD+)
ディスプレイサイズが、6.1インチですと、6.5インチの端末より若干ですが、携帯性に優れたサイズにはなります。HD+よりもFHD+は精細な表示になりますが、用途にもよりますのでテキスト(文字)の視認性ですとか画面のチラつきが少ないなどが大切になります。高精精細ディスプレイを求めることができる価格帯ではないので割りきりが必要なところです。
カメラ(アウト/イン)
広角:約5010万画素、マクロ:約190万画素 / 約800万画素
VS
標準:約1600万画素
広角:約1600万画素 / 約800万画素
カメラ性能については価格帯からも期待するところではなく、普段使いではバーコードやQRコードの読み込みをスムーズに行えるならいいぐらいで、手続きでの本人確認では(イン)カメラで顔認識を行うのが通常になってきていますので顔認識精度も問われてるところかと思います。Android One S10 は、「Android One」というGoogleの仕様なので、カメラアプリもメーカーのカスタマイズされたものではないGoogle製のカメラアプリです。ビュアAndroid仕様については、使いにくい面もあり実際に使ってみても特にユーザーにメリットがあるというわけではないですから、Android One の端末だから選ぶということは、ほぼないと思います。以前は、おサイフケータイまで省かれいたりで、使いにくいところがある機種でした。もともとスペックの比較的低い発展国向け端末の仕様なので、必要最低限の機能のAndroidスマホということでのものですから国内での存在意義はみあたりません。
バッテリー容量
4500mAh VS 4380mAh
いまの格安スマホは 5000mAh前後の容量のものが多いです。5G通信は消費電力が大きいので、標準的な容量としてとらえたいところです。ディスプレイの省電力化などで、バッテリー容量不足をカバーしているのかなどが重要になってきます。
本体重量
179g VS 168g
生産国
中国(FCNT) VS 日本(JAPAN MADE、京セラ)
FCNTは、2023/6に経営破綻して中国のPCメーカーLenovo傘下となっています。京セラは、同時期に個人向け端末の開発から撤退することを発表し、今後はビジネス向け端末のみ開発していくそうです。[JAPAN MADE]の個人向けAndroid端末が市場からなくなるので、そこも取り上げた理由になっています。中国メーカーの格安スマホを同時期に複数台(メーカーは別です)導入したことがありますが、受話口カバーのパーツが同じものだったり、ディスプレイ下のベゼル形状の左右のカーブが同じだったりと共有パーツ?的な部分が見られますので、気になるところです。
ドコモ回線5G通信バンド n79 に対応した機種として比較してみました。どちらにもいえることですが、購入価格により評価がわかれるところもありますので、用途にもよりますが、どちらが優れているというわけではありません。