2023年にNTTレゾナントのドコモへの吸収合併で、先行き不透明感が出てきた「OCN」と「goo」ですが、サービス提供は一部継続すると発表したので溜飲を下げてはみたもののメインに近い運用をしているOCNモバイルONE(MVNO)の電話番号は、他社に変えないとならないとは思いながら1年がたってしまっている。
オンラインのみの申し込みで事務手数料(SIMカード発行料)もかからないpovo2.0に申し込み開通したのだが、OCNモバイルONEの電話番号をMNPワンストップで乗り換えてもよかったことに今さら気づき少し後悔している。一般的には、ドコモ回線からau回線への乗り換えだと、まず使う端末がpovo2.0(au回線)対応しているものを用意しないとならないところからはじまるので、iPhoneユーザー以外だとレアなケースになるかもしれない。
povo2.0運用については、OCNモバイルONEとの比較では、プレフィックス電話(OCNでんわ)の提供もなく、通話トッピングの5分以内通話かけ放題550円/月などあるが、それ以外だと22円/30秒になる。データトッピングも繰り越しのない有効期限制なので、使い勝手がかなり違ってくる。トッピング内容もデータ通信利用者向けのものは多い反面、それ以外だと180日間で、安いトッピングを1回購入し回線維持策をとりながら待ち受けのみでの運用を余儀なくされそうで、povo2.0の利をいかしきれていない感は否めない。年間利用料が数万円になるゾーンを優遇している段階といった感じがする。
OCNモバイルONEからpovo2.0へのMNP乗り換えは、端末がau回線に対応しているなら割と軽めの負担で開通できるので、乗り換え候補としては検討してもよさそうではある。ただしトッピング制になれる必要があるところは意外とハードルが高いのかも。