2024年10月7日月曜日

速度制限のある格安SIMとスマホの通信性能について

 某格安SIMの速度制限(1.5Mbps)を利用していますが、たまに[速度制限を解除する]で、24時間の普通の回線速度で、データ通信をしたりしています。

 いつもは、速度制限があって遅く感じられるエントリークラスのスマホでも、かなり速くなる印象です。
 スマホは、大手3キャリアが回線契約者に使ってもらう通信端末なので、通信性能が劣っているとか、SoCの性能が低くて使いものにならないとかは禁句になっていて、肝心の通信性能には、まったく言及しませんが、通信用のアンテナ素材ぐらい特性を公表してもいいくらいです。コストダウンの対象として、性能の低い安い電子パーツを使っていると評判が落ちるので、どのランクのスマホもアンテナ性能については黙りで、気味が悪いです。メーカー別でみても、某メーカーのはネットワーク通信性能がそうでもないので、できれば使いたくないというのは、この手の通信機器に詳しければあるわけで、通信性能はスルーしてSoCのベンチマークスコアとかビデオ性能の解説に明け暮れている販売系情報とか時間の浪費に近いものがあります。安定して接続できてなんぼの世界線ですからね。
 速度制限がないといってもMVNOの格安SIMですと限られた電波状況の中での利用ですから、大手3キャリアとサブブランドと比べると劣るところがあります。スマホの性能を引き出す上では、出来るだけ高速であった方が全然いいと速度制限を解除する度に痛切に感じるところです。そもそも、スマホの性能をデータ通信速度の遅い電波状況で試験していませんからね。
 スマホの動作が遅いとかもっさりするとかの要因の多くは、データ通信速度が遅いと思って間違いないところなんですが、それとあわせてスマホの通信性能についても見逃せないところというのは、利用する上でかなり重要な項目なんですけどね。