2024年10月9日水曜日

AnTuTu V10 ベンチマークスコアでみるSnapdragon 690 (Libero 5G A003ZT)について

 よくSoC比較にでてくるAnTuTuベンチマークテストですが、スコア(結果)の数値がV9とV10では、かなり異なるので、V9の結果でみてしまったり、かなりの混乱があるようです。

 今回は、実際に使っているSnapdragon 690 (Libero 5G A003ZT) のAnTuTu V10のスコアです。

 思っていたよりも、そうでもなかったので意外でしたが、最近のエントリース(クラス)スマホに採用されているSoCは、40万前後のスコアを出しています。これはAndroid OS をドライブするのに必要最低限の性能を示しているとすればわかりやすいと思います。しかし、Libero 5G は、RAM 4GB なので最低必要とされる6GBには届いていません。これですと、SoCの性能をなかなか実感できない限界スペックと思えます。とはいえ体感的には、それほど気にならない差なのかもしれません。人相手ですからね。GPUは、ローエンドSoCでも、軒並み70000以上はあるようです。

 競合製品の比較では、スコアに差があるようにみえますが、ハイエンドですと150万は超えているので、どんぐりの背比べに思えてしまいますが、Android OS 端末をストレスなく使える必要最低限のスペックの話になるので、意外とシビアです。そもそも、通信用の省電力設計のものなので、製品価値を高める為にゲーム対応でGPUの性能を引きあげてますが、1機種につき数百万台規模で売れるか売れないかの話なので、売れなくなったらそれまでの製品群に属するといえます。そういう点では、エントリークラスの必要最低限のスペックは重要なところはありますね。モバイル的には、バッテリーもちが利用する上でもっとも大事かと思われます。

 Libero 5G は、中国通信機器メーカーZTE製の端末ですが、5GのつかみやWi-Fiテザリングでは、手持ちの他機種より使い勝手がそうでもないので、SIMカードは挿れずに、Wi-Fi運用端末として利用していました。もともとは、ゲーム用としてSnapdragon690端末を求めたのがはじまりです。