5G通信対応のAndroid スマホでエントリー系を下調べして、ドコモ回線の5Gバンドn79対応というところで、「docomo arrows we F-51B」が候補に入ってきます。しかし、数千円程度の差額で後継機「docomo arrows we F-52E」も導入できる機会もないこともないので、2021年発売のF-51Bを導入する理由というのは見つけにくいところがあります。個人的には、テザリングができればいいところはあって、他にですと普段使いできる機種ということで無難な選択ではないかなと思えます。AQUOS wishもありますが、すでに2年前から使っているものなので今回は除外します。
FCNTは2023年6月に経営破綻して中国PCメーカーレノボ傘下として再スタートをしました。それまでは、キャリアに納入するのがメインだったためAndroidスマホもあまりパッとしない製品しかなかったというイメージで最後に販売台数を稼いだarrows weも円安や部材費の高騰など事業環境の悪化には焼け石に水的な話題だったようです。
さて、ここ数年のAndroidスマホのミドルレンジ不調(Snapdragon 695を多用し過ぎ)で、エントリークラス端末でも用途にあった機能にしぼって、端末代をおさえたほうが、よほど生産的だという倹約思考からも、arrows weはちょくちょく話題になってましたが、2021年発売なのでそろそろ中古市場でも製品そのものが怪しくなってきているようで、予備機として自宅保管していたもの以外で普段使いしていたものですと、経年劣化というか使用劣化でバッテリー交換でもしないと毎日充電しないとならない性能に落ちている物件がほとんどになっていそうです。音声通話や軽いデータ通信のみの利用でも普段使いでバッテリーがすぐに0%になってしまうのはストレスになります。個人的には、最終的にテザリングができる通信性能があれば、それを使うことを想定していますので賭けに近い選択肢にはなります。
arrows weのスペックとしてもSoCは、Snapdragon480ですし、RAM 4GBの限界性能ですから「期待は禁物」レベルです。ドコモ回線の格安SIMを利用していて、音声通話と軽いデータ通信で主に通知をうけることがメインでバッテリー持ちがよければ使えるといったところで、スペック的にも製品寿命は決して長くはないといえます。
arrows we には、仮想メモリ機能はなく処理性能も高くはないSoCでディスプレイも5.7インチHD+の粗めですので、一般的には数タップで操作が済むちょい使い的な利用に限定されると思います。3年前にarrows weを導入しなかった理由は、これらに加えて某ゲームタイトルは落ちてしまうということでした。
数年後に、またarrows weを検討する通信環境になってしまっているというのも不思議な気になります。しかも、先に述べた通り中古でも怪しい物件が増える要因がありますので、逆に値をあげて売り抜こうとしているところもあって、ややこしくなってます。