2024年11月22日金曜日

AQUAS zero5G basic DX SHG02 au(2020) VS AQUOS zero6 (2021)

 「AQUOS zero」シリーズは、軽さを追求したミドルハイクラスのスマホとして云々とありますが、2022秋冬モデルからは撤退しています。Gaming Performance として、Snapdragon 765 とSnapdragon 750Gなので、AnTuTu V10 GPUスコアをみても、数世代前のSnapdragon 835と比べて少し低い程度の9万1千と9万6千台です。しかも、SB版の AQUOS zero5G basic は、RAM 6GB、ROM 64GBという、au版よりスペックダウンしていて、ゲーム仕様とは程遠いものになっています。軽さを追求したとありますが、AQUOS zero5G basic DX SHG02 au の重量では182gになり、後継機のAQUOS zero6 で、146gと再び軽量化をしているところにブレもありました。かなり迷走した跡がうかがえます。

 AQUOS zero6は5G通信ミリ波n257対応になっているので個人的には少し興味はありますが、スペック面では、ほぼほぼエントリークラス並みになっているので、n257へのニーズがでないことには中古市場でも、あまり注目はされない機種なのではないかと思います。

 結論的なことをいってしまえば、いくつかの路線の舵取りの失敗で、「軽量化」しか残らなかった機種といった感じです。カメラについてもAQUOS sense7(2022)の登場で、「AQUOS zero」シリーズの復活はほぼなくなった感じですかね。メディアがいくら煽っても売れないのなら撤退もやむなしって感じでしょうか。いくら良い製品でも売れないと打ち切られますよね。