2016年9月26日月曜日

Win 10 Mobile端末を2台も導入して、9,980円のDG-W10Mを自宅で使い倒す日々が続いています

 アプリが少ないので、あまり注目されないWin 10 Mobileですが、5インチ液晶搭載で、RAM 1GBでも、そこそこ動作するということで、将来性を期待して2台も導入してしまった顛末をレポートしたいと思います。
バッテリー持ちがいいMCJ MADOSMA Q501
 格安スマホなので、2台とも価格は1万円前後でしたが、アプリについては現時点で、メジャーなSNSがあるぐらいで、あとは標準のアプリだけでなんとかしないといけないという有様です。
Diginnos Mobile DG-W10MのROM 16GBの工場出荷時の状態
Win 10 Mobileといっても、MCJ MADOSMA Q501は、ROM 8GBでアプリを気軽にインストールできる容量ではありません。ですからバッテリー持ちがあまり良くないですが、ROM 16GBのDiginnos Mobile DG-W10Mを毎日充電しながら、こちらを使っています。とは言っても、Android端末で出来ないことをカバーしながらです。
 格安SIMは、OCNモバイルONEのデータ通信SMS付をQ501に入れて運用していますが、モバイルホットスポット(テザリング機能)をONにして、DG-W10Mで動画再生やブラウジング、検索を行っています。日本語入力は、DG-W10MのSoCがエントリーモデルのSnapdragon 210だからか、かなりレスポンスが遅いので、つらいところがあります。タイムロスが気になりますが、DG-W10Mの液晶表示は、格安スマホにしては、まぁまぁなので、いまのところ許容できる範囲で収まっています。
 しかし、このままですと効率は良いとは言えないので、数ヵ月後には端末環境を改善させていると思います。Win 10 Mobileに期待できなくなった時点で、Android端末をメインに戻すことになるかとは思います。Win 10 Mobile端末が単独となりますと、筆者の場合にはIP電話アプリがないので、通話料をおさえた運用ができずメインでは使えないというのが大きなネックになっています。今後の対応アプリの増加に期待したいところです。



2016年9月22日木曜日

Alcatel Ontouch IDOL3を検討して気になったこと。

 Alcatel Ontouch IDOL3 は2015年8月下旬に発売された5.5インチフルHD液晶搭載の格安スマホです。NTTコムストア(NTTレゾナント直営サイト)で、19,800円(税抜)になっていたのですが、すでに「品切れ中」になっています。品切れ後に筆者も知ったのですが、時すでに遅しで市場在庫が2万円近くになったら検討したいと思っていました。

しかし、IDOL3をよくみるとリバーシブル仕様になっていて、ホームボタンとかは液晶画面に表示されるので、5.5インチ画面の広さが確保できるのかどうかという素朴な疑問が浮上してきました。2016年8月10日に、Android 6.0 Marshmallowにアップデートできるようになり多少製品寿命は延びたと思いますが、スペックをみるにさほどメリットが感じられないと思っています。
 このAlcatel Ontouchはフランスのブランドで「フランス生まれ」と宣伝していますが、TCLコミュニケーションズという中国企業が買収して発売していると言うだけです。著名デザイナーがデザインしているとかではありません。スマホの外観をみれば角のアールの独特の処理から中国製スマホだとすぐにわかるものです。側面にはシルバーの縁があって、かなりダサいです。
 仕様をみてみると、まずバッテリーが固定式で自分でバッテリー交換ができません。つまり、メーカーにバッテリー交換を依頼する気にならなければ使い捨てになるわけで、そうなると筆者は2万円以上は出したくないと言えます。SoCは、Snapdragon 615のオクタコアですが、1.5GHzのクアッドコア+1.0GHzのクアッドコアなので、通信モデムを低速の方に振り分けている分、安定しているものの速い訳ではありません。ミドルレンジクラスと言えますが、すでにSnapdragon 617でも現時点では新しいとは言えず、数世代前のものだけに発熱が気になるところではあります。実際に熱くなるという商品レビューも確認しています。
 RAM 2GB、ROM 16GBは、JBLの音楽圧縮テクノロジーとか音楽アプリを搭載している割には小さいめの容量ではないかと思います。また、オーディオマニアならご存知ですが国内ではスピーカーで人気のあるJBLは、世界規模でみるとメジャーな音質を提供しているオーディオメーカーではありません。microSDのデータ破損を考えるとROM 32GBでも少ないくらいです。ここら辺は、やや子ども騙して的な臭いがしてしまうのは仕様からして仕方ありません。通信面では、3Gの800MHz(Band6)に対応しているようで、Wi-Fiも5GHzに対応しています。液晶表示は実機で確認しないことにはわかりませんが、屋外での視認性が良いのかどうなのかが不安な点です。GPSは比較的良いと言う評判があります。
 筆者の場合、ホームボタンなどが液晶画面内に表示されるので、ややスルーに傾いていますね。ほかメリットに思えるところは、Wi-Fiが5GHzぐらいです。SoCは、オクタコアですが消費電力が大きく、1.2GHzのクアッドコアのSnapdaragon 410とさほど体感的には変わらない様な気がしますし、省電力な410の方が実用には優位性があります。待ち受け時間が稼げるからです。なので、自宅Wi-Fi運用を想定するユーザーも多い端末ではないかと思えます。 
 IDOL3の情報はメディア発信のものがほとんどで、ユーザー発信のもの(ステマ以外)は、ほとんどなく製品実態がわからないといったところなので、実機を手にしたわけではないですが気になったところをまとめると不安材料がかなりあるという結果になっています。


5インチHD液晶の格安スマホを3台も導入した収穫とは?手帳型ケースだけでした

 今年に入って、1万円台の5インチ液晶搭載の格安スマホを3台も導入したのですが、これは端末環境を変えたかったという単純な動機もあるのですが、収穫と言えば手帳型ケースに良いものがあったということぐらいでした。

背面にスライダーが付いた手帳型ケース




この手帳型ケースは、スマホの背面をケースの自己吸着シートに貼りつけるタイプですが、そこがスライダーになっていて、スマホ本体をケースの上にスライドさせることで、背面カメラを使うことができます。スライダー部分には、当然厚みがあるので、やや厚みがある手帳型ケースなのですが、人目にふれても恥ずかしくない仕上がりになっています。
手帳ケースのスライダーでスマホ上部をケース上に突き出したところ

 これはAmazon価格で市販のものより少し安くなっているということもあって、厚みもあって、少し野暮ったいところもありますが、千円台では仕上がりが最も良かったと筆者は思えました。しかし、中高年向きかとも思います。
 3台の格安スマホは、Android端末1台とWin 10 Mobile端末2台でしたが、結果から言うと必要なかったと思えたので、収穫が安い手帳型ケースでも使えるものがあったということぐらいです。もちろん、どれも日本製で、変てこなブランド名を付けた中国製ものは、ほとんど使えないと言っておきます。実際に10個ぐらい手にした結果ですね。これは筆者が満足できたのが手帳型ケースだけだったということです。



格安SIMでの動画再生とWin 10 Mobile端末

 Android端末と比べて使えないと思っているユーザーが多いと思いますが、Win 10 Mobileの格安スマホ、Diginnos Mobile DG-W10MとMCJ MADOSMA Q501の2台を導入して、Android端末のやはり格安スマホ arp AS01Mとあわせて使っています。
MCJ MADOSMA Q501をDG-W10Mのカメラで撮影しました

 動画再生(標準ブラウザEdgeでの再生)をほとんどDG-W10Mでしています。これは単純に液晶表示が他の端末より色合いとかHD液晶なのですが、なんとか視聴にたえるものだからです。(液晶表示への評価には個人差がありますが)しかし、DG-W10Mはバッテリー持ちが良くないので、機内モードにしてWi-Fiで運用しています。そこで、バッテリー持ちの良いMCJのQ501を導入してモバイルホットスポット(テザリング機能)で、DG-W10Mで動画再生をしています。DG-W10Mはあるから使っているといったところでしょうか。
 格安SIMはOCNモバイルONEデータ通信のみSMS付ですが、低速時の200Kbpsでも画質は落ちますが再生がストップすることがあまりないので、高画質で観たいもの以外では重宝しています。
 ただし、Android端末のようにアプリでのプッシュ通知がないので、タイムリーに通知を受けることができず、そこはAndroid端末を使うことになります。よくWin 10 Mobileのお試しとして、DG-W10MやQ501をあげているところもありますが、先にあげたDG-W10Mは、バッテリー持ちが24時間もないし、Q501についてはROM 8GBで、実質アプリを多くインストールすることはできませんので、バッテリー持ちがいいだけで、筆者のようにテザリング機能でルーターみたいな使い方しかできないのではないかと思います。基本的に標準ブラウザとSNSのメジャーなもので使うということでしょうか。DG-W10Mは、ROM 16GBで大きくはないですがインストールするアプリもほとんどないですし、SoCがSnapdragon 210 というエントリーモデルで、1.1GHzのクアッドコアですが動画再生でもMediaTekのSoCよりかは少ないようです。
 Win 10 Mobile端末を積極的に導入した理由としては、SoCがQualcomm社のSnapdragonだったからというのがあります。先にあげたarp AS01MのSoCは、MediaTekなんですが、関連アプリが機密ログの読み込み権限があるもので、ほか怪しいかなっと思われるアプリがいくつかプリインストールされているので、格安SIMを入れての運用をやめました。ドコモ回線の格安SIMを使う端末として、Win 10 Mobileの格安スマホを使ってみましたが、やはりメインとしては、まだまだなんだと思います。印象としては機能的に数年前のAndroid端末と言った感じかな。とにかくアプリがほとんどないので、アプリに依存した使い方をしているユーザーには、まったく魅力のないものだと思います。





2016年9月18日日曜日

Win 10 Mobileは、どんな感じか約1ヶ月でのレビュー

 Win 10 Mobile端末を約1ヶ月使ってのレビューです。筆者は、主にDG-W10MというSoCがSnapdaragon 210の非力なエントリーモデルを使っています。MCJのMADOSMA Q501は、ROM 8GBなので、そうそうアプリもインストールできないぐらいの容量なので、もっぱらルーター替わりに使っています。
Win 10 Mobile スタートが面
 Win 10 Mobileについては、アプリが少ないと言われていますが、正直メジャーなSNSアプリがいくつかあるだけで、ほとんどない状態です。しかたがって、Android OSに比べればほんど何もできないと言えます。これは、国内では4年間の空白があった為とも言えますが、アプリに関しては深刻な状態だと言えます。他と比べると、iPhoneよりも洗練されていないし、できることも限られているし、Android端末のように多種多様なアプリがあるわけでもないといったところで、ほとんどメールチェック以外は使わないユーザー向きかもしれません。検索も弱いです。地図によるナビは、端末のGPS機能によるものなので、なんとも言えませんが、筆者はAndroid端末があるので、そっちでやっています。特にメリットはないので。
 しかし、毎日ほぼ小1時間ほどDG-W10Mの5インチHD液晶は目に優しいタイプなので使っています。SoCが非力なこともあって、結構フォトが更新できなかったり、途中でフリーズしたりすることがありましたが、先日アップデートをして14393.189にしたので、様子見に入りました。
 標準ブラウザEdgeで、YouTubeも視聴していますが、いまのところ不満はないです。むしろ、Android端末のようにアプリがたくさんあると操作が煩雑になって、扱いにくい面がでてきます。しかし、Win 10 Mobileの普及はビジネスシーンでの展開になるので、アプリが豊富になるのかどうか疑心暗鬼というか、そういうのはWin 10 Mobileが売れてからの話かなといった印象を持っています。その点で、Win10 Mobileは相当遅れたままなのではと思えます。逆にやることを限定して使うのには向いています。そういった使い方は、なかなかないと思いますが。
 一般的に言って、スマホ1台で済ませるなら、iPhoneかAndroid端末になるのが必然だと思います。筆者も、キャリアのAndroid端末があるからこそ、Win 10 Mobile端末が使えると言えます。ゲームもそんなにはないし、今後もかなり厳しい展開にならざるおえないかもしれません。たぶん、まだ「買い」ではないと思います。いろんなことはできないけど、Win 10 Mobileにするメリットというのが、ほとんどないですね。ContinuumもHP Elite x3ぐらいのスペックがあってのものなので、Snapdragon 617というミドルレンジクラスのSoCでは、ちょっときついのではと予測しています。個人ユースでは、ほとんど使わなですからね。



9/17 Win 10 Mobileのアップデートを行いました

 Win 10 Mobileのアップデートがありましたがので、Diginnos Mobile DG-W10Mをアップデートしました。
デバイス情報
OSビルドは、末尾3桁が189です。いままでの、Win 10 Mobileは、SoCがMSM8909という非力なエントリーなので、動作が安定しないと思っていましたが、感じとしてはOSのバグもまだまだ多そうです。フォトがすぐに更新できないとか日常茶飯事です。




2016年9月14日水曜日

格安スマホのターゲットを解説 Alcatel Onetouch IDOL 3 VS ZenFone Go

 ALCATELという聞きなれないブランドだが、イオンスマホとして前機種は販売されていた。製造メーカーは、TCLコミュニケーションという中国企業。

 Ontouch IDOL3 は2015年8月下旬に発売されたもので、セールなどで2万円ちょっとなっていることがある。5.5インチフルHD液晶搭載ということで、筆者は、5.5インチHD液晶搭載ASUS ZenFone Goを考えていたので、それに価格が近づいてきて、しかも、今年の8月10日に、Android 6.0 Marshmallowにアップデートできるようになったので考えてみてもいいかもしれないと思っている。
 このIDOL3は、音楽アプリを搭載させたもので、SoCはSnapdragon 615 オクタコアのもの。ハイスペックではないが、価格と性能のバランスを考えると数世代前のSoCだが、Snapdragon 410のクアッドコアよりも性能的に余裕を持った端末が欲しい筆者には、スペック表だけの話ではあるが、ここ最近気になっている。
 筆者は、ゲームをしないのでSnapdragon 615が性能的にどんな位置づけなのかを知らないのだが、ゲームを楽しむユーザーには、コストパフォーマンスがいいと思える格安スマホは、低価格路線のものよりも注目度があるのではないかと思えるところ。ゲームをしない一般ユーザーからみれば、価格があがれば、大半が国内メーカーのスマホを選ぶので、ややニッチなところではある。
 また、IDOL3のTCLコミュニケーションについても、まったく知らないところでの不安もあるし、バッテリーは取り外しのできない固定式なので、バッテリー交換はメーカー依頼となる。
 実質、ZenFone Goとの比較で考えると、IDOL3の方がグレードが上のものなので、スペックのほとんどで、IDOL 3が上なのだが、個人的なメーカーへの信頼度は、GoのASUSの方が格段に上と言ったところだし、au VoLTEにも対応したマルチキャリア対応のZenFone Goの方がau回線の格安SIMも視野に入れているのなら、Goでいいだろうと思える。しかし、筆者は液晶ディスプレイへのこだわりがあるので、Goの5.5インチHD液晶には気乗りしないところがある。IDOL 3はフルHDなのだが、実際に見てみないとスペックだけでは中国製スマホは、わからないところが多いので、そう簡単に判断すると痛い目をみることになる。
 去年の暮れから、格安スマホの低価格競争が激化している為に、大手格安SIM各社では念の為の対応に追われているが、本音ではスペックのやや高く価格もそこそこのものをメインにしたいとメーカーを軸に考えている。ゲームを楽しむユーザー向けのハイスペック寄りの端末をメインにしたいところなのだが、国内ではボディーの仕上がりなどの加工技術が国内メーカーよりも数段落ちるので、気にしないユーザーは別にしても、結果的にはメインというほど売れないでいる。格安スマホは、そもそも発展国市場が主戦場ということもあり、成熟市場とは異質のコストダウン版で価格勝負しているので、この溝が埋められないままになっている。筆者も格安スマホを数台使ってみたが、もう飽きてしまっている。1度試したユーザーが、全然リピーターになっていないのが現状ではないかと思える。多少、チープなものが好きな筆者でさえ格安スマホは造り込みが浅いので、もういいという心境になっていて、今回値崩れしているIDOL3を考えてみたわけだが、ほとんど趣味の世界での話であって、富士通arrows M03あたりにすれば、こんなことを考えなくても済むわけである。

2016年9月13日火曜日

スマホ端末そのものの性能について、機種依存での性能差を考える

 ドコモ回線の格安SIM用の端末がほしかったこともあり、Androidの格安スマホとWin 10 Mobileのものをここ数ヶ月で数台導入。予算もないので、後々タブレットとして使えるよう5インチHD液晶を搭載した、1万円前後のものにしました。
 格安スマホの欠点としては、チープなボディー仕上げ、液晶の色合いが変、タッチパネルの反応が良くないなど、コストダウンしたものなので、いろいろあるわけです。しかし、スマートフォンは通信機器なので、通信機能がしっかりしていないことには、ほとんど意味がないとも言えます。
 よく「機種依存」というコトバを目にしますが、これは同じOSや電波状況でも、機種によってデータ通信速度が遅かったり、標準ブラウザの表示が遅かったりということが起きます。動画でも低速度200Kbpsだと、これぐらいの速さとかを見かけますが、条件が厳しくなると機種によるロスの影響がでやすいところもあると思います。アンテナの性能をみても、それがあることがわかります。こういったところはユーザーにとって実際に使ってみないとわからない死角の部分とも言えます。
 しかし、スマホの場合は性能だけではなく、個人情報が絡んでくるものなのでセキュリティ面についても充分な配慮が必要になってきます。重要性から言えば、これも機能として考えていいかと思いますが、今回導入した格安スマホに機密ログ読み取り権限があるアプリが入っていたのには驚きました。arp AS01MのSoCの製造メーカーMediaTekのアプリのいくつかは通信ログを利用するもので、これを受けてAndroid OS以外のWin 10 Mobile端末で、SoCはQualcomm 社製のSnapdragonを搭載したものを導入することにしたのです。ちなみにMediaTekのSoCだと回線接続に時間がかかりすぎますし、3G回線でさえ同じ時刻に落ちるなど、かなりまずいのではないかと思えました。導入したものは、マウスコンピューターとドスパラのもので、さすが国内のPC関連会社のものなので、格安スマホでありながらツボはおさえているものでした。中国メーカーのものとは違います。
 また、キャリアのスマホでよく言われることですが、キャリアが提供するサービスのアプリがかなり入っていますので、それだけでもかなりの影響があるのではないかと思いますが、こういう部分も機種による性能差になっていると思います。




2016年9月12日月曜日

Win 10 Mobileの弱点について

 Win 10 Mobile端末を使いはじめて、操作にもなれてきたところなのだが、あらためて対応アプリ特に、IP電話のアプリがないので不便でならない。Win 10 Mobileについては、過不足なく原点回帰のようなシンプルさがあって使いやすいと思っている。標準ブラウザのEdgeで多くをこなしていかなくてはならないので、Webページに次のような表示がでると少し困ってしまう。
Win 10 Mobileで開いたWebページ
かといって完全対応をやんやと言って、そうなると今度はEdgeの動作が遅くなってストレスを感じるものになってしまっては本末転倒なので、静観するかしないような気もしている。
 先にあげたIP電話の件では、格安SIMでの運用を考えているユーザーにとって、音声通話料金をおさえたいと思ってもSkypeやLINEしかなく、筆者もそうなのだが、電話帳データを吸いだすLINEとかは他人に迷惑をかけてしまうようなものなのだし、アカウントの乗っ取りとかセキュリティ面では、かなり脆弱なものでもあるので、できれば使いたくないと思っているので、IP電話アプリぐらいないと到底格安SIM運用の端末としてWin 10 Mobile端末は厳しいものがあると言わざるおえない。希望的観測だと、050 plusが対応するのではないかと思っているのだが、Win 10 Mobile端末をメインで使いたいと思わせるのには、もうひと工夫必要なのも事実だと言っておこう。
 Win 10 Mobileもいくつか改善していけば、メインとしても使えるものになりそうなので、IP電話を含めての対応アプリの充実を期待したいところ。それには、Win 10 Mobile搭載のスマホでヒットするだけのものを持った端末の登場が必要なのだが、いまのところ低価格路線におされているところもあって、価格と性能でバランスの取れた新製品の登場は、しばらくなさそうだ。マウスコンピューターのMADOSMA Q601も指紋センサーを搭載していないので、ちょっと厳しいかなっと思える。



LINEモバイルの使いどころは?

 LINEカウントフリーが特長のLINEモバイルですが、MVNEがOCNモバイルONEのNTTコミュニケーションズということで注目してみました。LINEが格安SIMに新規参入したわけですが、SNSをカウントフリーとしたことでの差別化は、それほどインパクトはありません。テキストだけのやりとりですと、低速の200Kbpsでもできると思えるからです。格安SIMの現状からみると、すでに低価格路線は限界に達していますので、より多様なニーズに対応できるかが格安SIM選びのポイントにもなってきています。
 さて、LINEモバイルを既存の通信会社の中で考えると、キャリア、メインで使う格安SIM、その次の3番手になると思います。理由はサービス内容が充実していないので、月額料金が安いプランを利用した通信費をおさえるぐらいしかメリットがないからです。つまり、SNS利用だけに絞って、月額料金500円(SMSなし)で運用していくのが大半かと思います。サブ的な使い方も、LINEをメインにして使っているつわものもいるかと思いますが、一般的にはデータ通信専用を選ぶと思われますので、サブ的だと思われます。すでに、メインで使う格安SIMをキャリアから乗り換えを済ませているユーザーの多くは、LINEモバイルを選ぶとしても、2番手としてだと思います。そこには、LINEを使う端末は、メインのものと分けて電話帳のデータを共有させたくないという事情もありそうですね。



2016年9月10日土曜日

SIMフリーDiginnos Mobile DG-W10M 24日目のレビュー

DG-W10Mは、Windows 10 Mobile端末ですが、5インチHD液晶を搭載したものでは、業界最安値に近い価格(9,980円)で販売されています。筆者は、Windows 10 Mobileに関心があったのと、安さもあって導入しました。開封してから24日目になります。
DG-W10Mのスタート画面
Windows 10 Mobileのスタートが面は、タイル状になっていてAndroid OSのウィジェットのように、情報内容を表示する機能を持っています。配置も任意で変更できるので、カスタマイズも楽にできるかと思います。いまのところ対応アプリも少ないこともあって、標準アプリがほとんどなので、シンプルで使いやすい状態でもある。
 DG-W10Mについては、液晶表示が格安スマホにありがちな変な色合いではなく、いたってまともだった。HD液晶なので、高精細ではないものの使っていて気にかかるところがない。ボディーはプラスチック製なので、手帳型ケースに入れている。暑さは、9.2mmで最近では薄型ではないが、背面にあるカメラレンズ周辺はフラットに仕上げてある。カメラでは数枚しか撮影していないが、先に導入したAndroid端末の格安スマホでは、ノイズを抑える為か質感が潰れてしまい食べ物の撮影も厳しかったのだが、これはそういうかとがないがない。しかし、比較したらマシだった程度の問題。
アウトカメラで撮影したもの(トリミング編集済み)質感は、まぁまぁ表現できている
 ここまでは、DG-W10Mに好感を持っていたのだが、肝心のバッテリー持ちが良くない。2,300mAhのバッテリー容量がありながら、バッテリー表示は100%で、19時間ぐらいとなっていて、SIMカードを入れて使ってみると残念なことに毎日充電しないとバッテリー切れになってしまう。液晶ディスプレイの明るさをギリギリまでおさえても、そんなには持たないのでSIMカードでの運用をやめて、機内モード+Wi-Fiで使っている。
 
クイックアクションのバッテリー節約機能と機内モードがONの状態
結局、自宅Wi-Fiでの運用を余儀なくされたが、液晶表示は個人的には良いと思っているので、自宅では、よく使っている。操作にも慣れてくると、Windows 10 Mobileには面白いところもあるので、アプリは少なくて趣味的な存在ではあるものの、これはこれで満足している。
 DG-W10MのSoCは、Snapdragon 210という非力なエントリーモデルなのだが、WIndows 10 Mobileの出来もあるかと思うが、動作がおかしくなって再起動することが多々ある。ここはアップデートを待つしかないのかなと思っている。




スマホ用手帳型ケース+SIMフリー5インチMADOSMA Q501

 5インチHD液晶搭載のSIMフリーMADOSMA用に、手帳型ケースを用意しました。Amazonで、前回用意した手帳型ケースは在庫がなく、配達に時間がかかる為に、在庫があったエレコムの手帳型ケース(スライド仕様)にしました。
このスライド仕様というのは、背面にあるアウトカメラで撮影ができるように、上にスライドさせるというもので、ケースのスライド部にある自己吸着シートに本体をくっすけるというものです。
手帳型ケースのスライダーでQ501を上にスライドさせたところ
この手帳型ケースは、価格の割には仕上がりがいいと思えますが、スライダー部分があるので、厚みがでてきてきます。参考収容寸法は、12mmです。Q501を入れた状態では約21mmの厚みがありました。スリムではないですが、しっかりしたものです。ちなみに、ストラップホールはないタイプですね。筆者も商品が届いてから気づいたので、ご注意ください。



2016年9月8日木曜日

gooのスマホ g06は、LTE対応4インチ液晶のエントリーモデル。直販サイトでは業界最安値(7,800円)。

 NTTレゾナントが9月6日に発売したgooのスマホ第6弾g06(グーマルロク)は、4インチWVGA液晶搭載で直販では業界最安値(7,800円)のLTE対応スマホとなっている。エントリークラスとしては、3G端末のAuBee smartphone 「elm.」(6,800円)を販売していたが、今回は「gooのスマホ」としてのエントリーモデルで、goo関連のプリアプリがあるなど、gooサイトを利用したサービスに特化していることで利便性が高いモデルだと言える。簡単に言えば、ユーザー側で必要なアプリなどをインストールしなくても、ある程度のことはそのままでも使える仕様ということになるだろう。ちなみに、OSはAndroid 6.0 Marshmallow。
 
持ちやすい4インチ!超格安LTEスマホYahoo!ショッピングサイト内 
NTTレゾナント直営サイトNTTコムストア by goo Simsellerのg06は、こちら  

 業界最安値ということもあって、エントリーモデルのスペックなので、RAM 1GB、ROM 8GBなので、いろいろと試したいユーザーにとっては物足りないものになっている反面、通話、メールチェック、Web閲覧以外には、あまり使わないというユーザーには事足りるものなのかもしれない。バッテリーは、1,700mAhと容量が大きくはないので、待ち受け状態で、どれだけ持つかが使い勝手を左右することになりそう。
 一般的にいって、1万円前後の格安スマホになると、数千円の差でいろいろ機種があるので、予算をおさえた選択肢としては、絞りにくいところではあるが、液晶が4インチでコンパクトサイズであることと、gooのスマホということでアプリが充実していることが他機種と比べるとメリットになりそうだ。筆者もOCNモバイルONEを利用しているので、gooポイントのアプリがあるなど気になる点もある。

格安スマホ SIMフリーMADOSMA Q501を手にしてみて

 格安スマホが一般に知られるところとなり、SIMフリー端末もさまざまなものが市場にでてきていますが、個々のユーザーのニーズにあった機種というのは、意外とないものです。ストレスのない動作や液晶表示の良さ、バッテリー持ちなどを考えると帯に短し襷に長しといったところだろうと思います。MADSMA Q501を導入した理由として、まず価格とバッテリーの持ちをあげておきます。2015年6月に発売されたQ501は値下げもありましたが、後継機(?)のQ601の発売もあって大手家電量販店では、特価セールで、1万円ちょっとにまでになっていした。筆者もそのぐらいの価格のものを導入したというわけです。

MADOSMA Q501 背面カバーはプラスチック製で格安スマホといった感じ
Q501は、国内で4年ぶりとなるWindows Phoneの第1弾として注目を集め、筆者はスペックの割には値がはるかなと思えたものの、発売時にはMCJ販売サイトで在庫切れになる盛況ぶりでした。実機を手にすると、素材云々は別にしてもボディーの仕上がりに雑なところはないし、軽量化も図られていて考えられている端末で、液晶保護フィルムは貼ってあり、microSD16GB、場合によってはPQIのモバイルバッテリーも付属するので、結構至れり尽くせり仕様だったりします。


Q501のナビゲーションバーはバックライト付で暗闇でも操作しやすい
このQ501の前に、他社のWindows 10 Mobile端末を9,980円(税込)という価格につられて導入しましたが、バッテリーが1日(24時間)も持たないので、格安SIMを入れて使うのには向かず、バッテリー持ちが良いと言われていたQ501を検討していました。なぜこうなったかというとスペックで、Q501のROMが8GBしかなかったのでスルーしていたのですが、先に導入した9,980円のWindows 10 Mobile端末のバッテリー持ちの悪さが誤算でした。

MADOSMA Q501のバッテリー表示
Q501のバッテリー持ちの良さは、設定のバッテリー推定残り時間をみても明らかで、消費電力のかかるモバイルホットスポットを使わなければ、余裕で1日は持ちます。バッテリー容量は、2,300mAhですが割りと持ってくれるようです。
 バッテリー持ちの以前に、通信機能においてQ501のSoCがQualcomm Snapdragon 410 MSM8916であることが導入理由のひとつになっています。格安スマホによく使われているMediaTek社のSoC MT6735Pは、回線接続までに時間がかかり過ぎました。また、電波状況からか落ちることもあったので、SIMカードを入れての運用には不安があり、これを反省材料としてQualcomm社のSnapdragon 410 MSM8916を搭載したQ501を選んだわけです。ただし、ROM 8GBというスペックでは、アプリを多くインストールすることもができないのでシンプルな使い方が強いられます。

Q501は、旧モデルですとWIndows Phone 8.1搭載で、筆者のものもそうでしたが、「UpgardeAdvisor」アプリで時間はかかりますが簡単にWindows 10 Mobileへのアップデートができます。アップデートは自宅Wi-Fiで行いました。
 さて、Windows 10 Mobileで何ができるかについては、アプリが少ないと言われていますが、基本的にMicrosoftアカウントで運用するものと考えて、Googleの提供するサービスとは一線を引く必要もあるかと思います。ですから、Googleアカウントで運用するAndroid端末とは別物と考えて良いわけなんですが、確かに対応アプリが少ないので、できることは少ないです。SNSのメジャーなものはありますが、それ以外では全然だと言えます。使っているOCNモバイルONEやIIJmioのアプリはありましが、IP電話とかはないので、通話料金をおさえることができません。待ち受け専用にならざるおえないです。Windows 10 Mobileのお試しとしても、Windows PCとOffice系アプリとのデータの共有ができて真価が発揮できるので、単体ではユーザーにメリットはそんなにないと思われます。
 筆者は、スマホでゲームを楽しむこともないですし、GoogleアカウントについてはAndroid端末で対応しているので、それほどWindows 10 Mobileに求めるものはないのですが、今後はWindows PCとの連携を視野にQ501をいろいろと試していきたいと思っています。ちなみにデータ通信専用の格安SIMで運用していますがAPN設定はプリセットされているものもあるのでメジャーなものは、SIM カードを入れるだけで接続してくれます。



2016年9月6日火曜日

8,424円(税込)SIMフリーLTE対応4インチgooスマホ g06を発売

 NTTレゾナントのgooから、4インチのコンパクト格安スマホ g06が発売された。それまでは、6,980円(税抜)の4インチスマホAuBee smartphone 「elm.」(3G端末)があったが、LTE対応で、しかもgooブランドの端末とあって、一般ユーザーには垣根がかなり低くなったと言える。製品は、9月中旬出荷で、ブラックだけ9/23以降になる予定。


持ちやすい4インチ!超格安LTEスマホYahoo!ショッピングサイト内
NTTレゾナント直営サイトNTTコムストア by goo Simsellerのg06は、こちら
 1万円以下の端末では、タッチパネルの操作がしっかりしていることとバッテリー持ちがポイントになってくる。g06のデザインは、過不足のないシンプルなものでカラバリも豊富にあって、後はサイズや重さをチェックすればそれでいいようになっている。OSは、Android 6.0 Marshmallowを搭載。この性能であれば用途は限られてくるが、日ごろ電話やSNSぐらいにしか使わないユーザーにとっては問題なさそうである。液晶っディスプレイは、4インチWVGA(480x800)で解像度は高くないもののテキスト(文字)がストレスなく読めればいいぐらいに考えておく必要があります。
  格安SIMは、OCNモバイルONEパッケージのセットになる。なおパッケージは同梱されているが開通は任意となっているので必要に応じて役に立てたい。gooのスマホとしての製品コンセプトはあるものの、1,700mAhのバッテリーでどれぐらい持つかが個々の用途にあっているかどうかのカギになりそうです。


格安スマホの供給とニーズのマッチ部分を考える

 普段使いのメイン機として海外製の格安スマホでもいいというユーザーも少なからずいます。このようなユーザーは、他にいくつか端末を所有していたりしていて、格安スマホ1台だけというのは考えにくい環境かなと思います。お小遣いで最低必要条件の端末でいいということであれば話は違ってきますが、どのようなスマホを普段使いで使うかということは大した問題でもないですから、コストをかけたくないということであれば、多少のストレスがあってもいいという考えで格安スマホを使い続けても何も問題がないと言えるかもしれません。
NTTコムストア販売の格安スマホ arp AS01M(Android端末)
筆者の場合ですと、格安SIMとキャリアスマホの関係で、SIMロック解除に時間と手間がかかるので、ミドルレンジクラスの国内メーカーのSIMフリースマホがあれば事足りると考えています。現在は、少し前のキャリアスマホを使っていて、格安スマホはデータ通信用として何台か試しているといったところです。去年、ZenFone2 Laserを3万近くで導入したのですが、ネット通販だったのでボディーの仕上がりに不満がありました。機能的にはミドルレンジクラスですが、筆者の用途ではまずまずこなせるものでした。今年に入ってからは、格安スマホの低価格路線の激化で、1万円台のAndroidやWin 10 Mobileの端末が登場したところを、5インチHD液晶搭載モデルに絞って、何台か導入したところです。ドコモ回線の格安SIMでは、ZenFone2 Laserがメインになっているので、データ通信を他の格安スマホで済ませる事で、Laserの消耗をおさえれるということも考えあわせて導入したとして何らかの効果はあったかなと自分に言い聞かせているところがありますね。
 しかし、はじめてのスマホとして1万円前後の格安スマホを導入した場合、液晶表示の色合いとかバッテリー持ちの悪さから、即お蔵入りしてしまうことも少なくはないはずです。また、メイン機の予備機として買い置きしている場合もあるかと思いますが、実際には開封もせずに転売して役割を終える格安スマホもあるはずです。こういった事情を考えると、格安スマホをメインでバリバリ使うと言うのは、1万円台のものではほぼないと言えるでしょう。少なくとも身の回りには、そういう使い方をしている人を見たことがありません。こどもに持たせる端末としても、ちょっとどうなのか考える必要がありそうです。どのような使い方をするかは個人の自由ではあるものの合理性がある程度ないことには、マイナスに働くことになり無駄な時間と手間を取られることになります。



格安スマホの欠点からの不要論

 「格安スマホ」が話題になって久しいですが、機種もここ数年で激増し、かなりわかりづらくなってきています。数年前までは、スマホと言えばキャリアが販売するハイスペックなスマホであって、iPhoneがメインでした。Android端末も、ここ最近のOSでは実用性のあるバージョンアップをしてきて使えるものになってきています。そして、キャリアのハイスペックなスマホ以外に、SIMフリーの格安スマホが登場し、ミドルレンジクラスからその下のエントリーモデルといわれる性能の端末が海外メーカーから発売されています。
 しかし、おサイフケータイやワンセグなど特殊な国内事情もあり、また国内メーカーの格安スマホも登場した現在では、普段使いのメイン機に国内仕様とも言える、防水・防じん対応や先にあげたおサイフケータイなどを搭載した国内メーカー製のSIMフリースマホを選ぶことになり、格安スマホはゲームやSNS用のサブ機であるとかのニーズにはまるぐらいになってきていると思います。
 筆者もSIMフリーであればマルチキャリア対応のSIMフリーarrows M03から検討することになりますが、M03を導入する前に1万円前後の格安スマホを試してみようということで、いくつか導入していましたが、バッテリー容量が2,300mAh前後でも、1日も持たないというほとんど実用性のないものでした。これは、あまり安いローエンドのSoCだと消費電力が大きくて、ほとんど使い物にならないということだと思います。スマホは、バッテリー駆動ですからミドルレンジクラスのSoCであれば、処理能力よりも、まず省電力設計を優先させるということを実機を使って骨身にしみるくらいに実感しました。
9,980円(税込)の某Windows 10 Mobile端末のバッテリー持ち19hでは普段使いできませんね
「格安」といっても2万円前後もすれば、さらに1万円ぐらいを加えて品質や耐久性の高い国内メーカー製のSIMフリースマホを導入することでのメリットは、価格以上のものがあると思います。また、格安SIMはキャリアの通信回線を利用したものなので、キャリアの検証を受けた端末メーカーのSIMフリースマホには通信面の技術的な担保があります。それに比べて、キャリアに端末を供給していない海外メーカーのものは必然的に通信品質が劣ると考えられています。こういったところを含めて安いわけですが、さすがにバッテリーが20時間も持たないということであれば、「使えない」と言われても仕方がないところだと思えます。
 価格面からも性能品質においても、かなり劣勢になってきている海外製格安スマホですが、ただ安いだけはなく使う身になったコストダウンをしてもらいたいと思いますね。サブ機としても一時期のSIMフリー端末の普及には貢献しましたが、いまのままでは必要ないのではないかと思うようになってきました。



SNSのLINEがMVNO事業に参入

 LINEが9月5日から2万契約限定での格安SIMサービスの提供を開始しました。端末セットもあります。特長は、LINEやFacebook、Twitterがカウントフリーになることです。LINEフリープランは月額500円(1GB/月)で、SMS付は620円。他社と比べても特段に安いということではないですが、格安SIMでは出来なかった年齢認証やID検索が可能になるなど、LINEユーザーにとっては心強い格安SIMと言えます。
 正式名称は「LINEモバイル」のようです。新規参入とあってサービスの充実はこれからと言ったところです。セキュリティなどにおいて、何かと問題視されることのあるLINEなので、格安SIMユーザーのLINE離れを食い止める策として、かなり効果的な参入だとも言えます。




2016年9月5日月曜日

個人ユーザーには、メリットが見えにくいWindows 10 Mobile

 某地方銀行がWindows 10を全面導入するに伴いMCJのMADOSMA Q501Aを2,400人に配備するニュースがあって、Windows 10 Mobile端末が企業にとってホットなものだということを認識した。VAIO Phone BizもNTTドコモから法人向けに販売している。また、KDDI auからは、法人モデルとしてHP Elite x3が9月5日に発売された。この動きは今後拡大していく様相を呈していると言える。
MADOSMA Q501は、SoC:Snapdragon 410 1.2GHzだがROM 8GBしかない
会社から支給されたWindows 10 Mobile端末ならいざ知らず、個人ユースだとメリットは対応アプリの少なさゆえに見えにくくなってくる。特に通話については、Microsoftの傘下であるSkypeを使ってくださいといういことになるのだが、筆者は他社のIP電話やプレフィックス電話を使いたいので、公式の対応アプリをストアで探しているのだがどこのもない様子。
Windows PC、タブレット用の050 plus(IP電話)アプリ Windows 10 Mobileには未対応

 筆者は、Windows 10 Mobile端末のMADOSMA Q501とDiginnos Mobile DG-W10Mを導入したが、SNSのTwitterでは投稿ができたりできなかったりで意気消沈しているといった具合で、確実性ということでは、今ひとつな結果になっている。MADOSMA Q501では、Upgrade Advisorアプリで、Windows Phone 8.1からアップデートして、Windows 10 Mobileにした。8.1よりも、細かい設定ができるようになり、操作性も改善されたと思えるが、先にあげたアプリの少なさがあって、お寒い状況となっている。Skype以外のIP電話が使えないということで、SNSを利用しないユーザーにとっては、ほとんど役に立たないOSとも思えてしまう面を持っている。
 対応アプリが少ないので、ブラウジングを含め標準ブラウザのEdgeで対応しなくてはならなくなるのだが、Edgeが対応していないサイトでは、制限付になったり表示がちゃんとできない場合もあることを考えると、ほとんど使い方がいくつかに固定されているように感じてしまう。このような現状では、個人ユーザーに普及することは、まず考えられないと言っていい。
 会社から支給されて使い方が固定されているという条件下で、Windows 10 Mobileは実用性があると思われるものの、それ以外では個人ユーザーにとっては対応アプリの少なさからいって、まったく役に立たないデバイスだとも言い切れるのではないだろうか。筆者は、5インチHD液晶で、SnapdragonのSoCを搭載しいる1万円前後のデバイスということと、Windows 10 Mobileへの関心も手伝って導入してみたところ酷評をしなくてはならなくなってしまい、いささか残念な思いでもある。後日、Windows PCとの連携なども考えてもみたが、Continuumにおいては、高スペックのものでないと対応できないし、いまのところはまさに法人向けで、個人ユーザーが使うものではないような気がする。


【値下げ】ZenFone2 Laser(ZE500KL)が、17,800円(税抜)に値下げしました

 9月2日にZenFone2 Laser(ZE500KL)が更に17,800円(税抜)に値下げを敢行しました。

ZenFone2 Laser(ZE500KL)

 今回で2度目の値下げです。ASUSでは、ZenFone3シリーズの発売を控えており、在庫処分として値下げしているのではないかと言われています。筆者は、去年の9月にIIJmioサプライで、この機種を購入しましたが、確か税込で3万近くしたと思います。タイミングとしては、マルチキャリア対応の富士通 arrows M03が発売されたので、普段使いのメインとしては、かなり微妙かと思えます。

SIMフリーMADOSMA Q501のバッテリー持ちについて

 導入以前にバッテリー持ちが良いということで、Q501を導入しました。Win 10 Mobileということ以外では、5インチHD液晶で、SoCはSnapdragon 410 1.2GHz クアッドコア搭載など、RAM 1GB、ROM 8GBはいただけませんが、この端末が1万円前後であればコストパフォーマンスは良い方だと思えます。
Q501のバッテリー100%での推定残り時間表示
Q501のバッテリー容量は、2,300mAhです。その割には、残り時間がありますね。実際でも、テザリング機能を使うとバッテリーの減りは早いですが、待ち受けのみですと数日は持ちそうでした。細かくチェックはしていませんが、2,400mAhのAndroid端末(SoCは、同じSnapdragon 410)とほぼ同じバッテリー持ちではないかと思えます。やはり、Snapdragon 410の省電力タイプとして優れたSoCなのではないのかなと思いました。ちなみに、同じWin 10 Mobile端末DG-W10M(5インチHD液晶)は、バッテリー容量が同じ2,300mAhで、SoCがSnapdragon 210なのですが、95%で残り時間19時間39分という表示です。単にSoCの消費電力によるものか、液晶ディスプレイのものかは定かではありませんが、Q501の方が省電力だと言えるでしょう。実際に使ってみるとDG-W10Mは、ほぼ毎日充電しないと使っていけませんでした。



2016年9月4日日曜日

Windows 10 Mobileの格安スマホを2機種導入しての感想など

 先月、9,980円(税込)で5インチHD搭載のWin 10 Mobile端末DG-W10Mを安さにつられて、続いてMCJ(マウスコンピュータージャパン)のMADOSMA Q501を導入しました。これは、Win 10 Mobile端末が緊急に必要というわけではなく、どちらかと言えば1万円前後で5インチHD液晶搭載のデバイスに魅力を感じたと言っておきます。最終的には、Windows PCと連携を想定していますが、格安スマホのスペックなので、目玉の「Continuum」機能には対応していません。
Win Phone 8.1搭載のMADOSMA Q501は、Upgrade Advisorアプリで、Win 10 Mobileにアップデート可能
Win 10 Mobileでは、アプリが少ないと言われますが、Microsoftアカウントで運用される端末なので、Googleアカウントで運用するAndroid端末とは、まったくの別物です。GmailなどのGoogleが提供しているサービスを利用し続けたいユーザーにとっては必要のない端末だとも言えます。ここを踏まえていないと用途にあった端末選びに良い結果が期待できません。
 さて、端末そのもののスペックなんですが、DG-W10Mではバッテリー持ちが毎日使うのには致命的に良くないです。しかも、Snapdragon 210が非力なためかアプリをいくつかインストールしていくと極端に不安定になるようです。これは、かなりの誤算でした。動作が鈍くなる度に再起動したりしています。そこで、バッテリー持ちがいいと評判のMADOSMA Q501を思い切って導入してみました。こちらのSoCは、格安スマホでもお馴染みのSnapdragon 410です。このSoCは省電力なのが特長とあって、バッテリー持ちは良さそうなんですが、ROM 8GBという致命的な欠点があります。これですとデバイスに入れなくてはならないアプリの数をかなり制限しないと動作不良が発生する可能性があります。つまり、限界点が低いと言えるスペックの端末になります。このQ501もセール特価で、1万円ちょっとになっていたので、ROM 8GBでインストールするアプリの数に制限がでてきますが、バッテリー持ちがいいということでの多少は実用性があるWin 10 Mobile端末のお試しとして筆者は導入したわけです。ちなみに本体下部にあるナビゲーションキーは、DG-W10Mはプリントで、Q501はバックライト付のものです。
 Win 10 Mobileそのものは、アプリが少ない分標準ブラウザのEdgeを使いこなすことになります。こういったところが心もとないところです。Opera Miniを使ったところ更新がされておらず携帯電話時代のような表示内容でした。また、日本語入力も標準のみしか使えず他のOSからみると遅れていると言えます。Twitterアプリでは、投稿ができない時があるなどOS、アプリともに完成度が高くない状況です。
 Win 10 Mobileの今後に期待したいところですが、ビジネス向けとして開発が進む印象を受けていますので、個人ユースでは満足できるものになれるのかどうか筆者は疑問視しています。どちらかといえば、ビジネス以外には、あまりスマホを使わないユーザー向きな印象を受けました。ちなみに、APN設定についてはNTTドコモや格安SIMのプリセットがあるQ501の方がラクです。また、MCJでは、後継機の6インチFHD液晶搭載のQ601を発売していますが、SoCはSnapdragon 617でハイスペックとしている記事もありますが、Continuumにおいてはワイヤレスしか対応できないことを考えると「ハイ」とは言えないスペックだと言えます。筆者からみると、Q601は指紋センサーがないのでビジネス向け端末としては少し外していると思えますね。とにかく、MCJでは第2弾のWin 10 Mobile端末をだしたということが評価できるところだと思います。ドスパラのDG-W10Mは、大巾値引きを実施しているところから、かなり苦戦しているように見えます。第2弾がでるかどうか微妙ではないかと筆者は思っています。




9月6日(火)に、OCNモバイルONEのバースト転送機能の提供開始

 延期していたOCNモバイルONEのバースト転送機能の提供がよいよ開始するというお知らせがありました。
OCNモバイルONEからのお知らせ
これは低速時200Kbpsでのデータ通信の開始数秒だけを高速で処理するというもので、もともとは回線の混雑を回避する為の機能です。ユーザーにとっては、小さいデータ量のやりとりなどでは以前よりも快適になるかと思われます。低速の200Kbpsでは、ブラウザの表示がかなり遅くなりますが個人的には多少ここが改善することを期待しています。



格安SIM+SIMフリーMADOSMA Q501

 MADOSMA Q501のアップデートを完了して、無事にWin 10 Mobileなったので、格安SIMのOCNモバイルONEで、通信機能を確かめました。
Q501にあるプロファイルから選ぶことができる

 SIMスロットに、microSIMカードを入れるだけで、あとはプリセットされている携帯ネットワーク接続プロファイルからAPN設定を選べばいいので簡単に設定ができます。
OCNモバイルONEがアクティブ済みになり、LTE接続ができています
OCNモバイルONEのデータ通信SMS付のものを入れて、LTE接続が確立できました。自宅エリアでは、アンテナ5本中2~3本がいつもなので、特に問題ないようです。OCNモバイルONEのアプリがストアにあったのでインストールしてみました。しかし、Q501は、ROM 8GBなのでデバイスに入れないといけないアプリのインストールは、かなり厳しいので、試験的に入れてみました。


Win 10 Mobileって、使えるOSなのか?

 Windoes Phoneに関心があったので、Windows 10 Mobileのリリースと格安スマホにいくつか5インチHD液晶の端末が1万円前後であったのでお試し感覚で導入してみた。どっちみち格安SIM用のデバイスが必要であったという事情があってのことです。
 さて、筆者も今後への期待があってWin 10 Mobile導入に踏み切ったわけで、現状ではテザリング機能が使えれば良いというものだ。他でも欠点として、アプリの少なさについて言及されているが、Win 10 Mobileでいろいろと個人で楽しむということは、ちょっと出来ないという状況だと言える。ネットも対応アプリが少ないために標準ブラウザの「Edge」で、そのほとんどを対応しなくてはならないということになっている。試しに高速ブラウザと言われる「Opera Mini」をインストールして、amazonサイトを開くと次のようなお知らせが表示される。
Opera Miniで、amazonサイトを開くと出てくるお知らせ
Opera Miniでのamazonサイトの表示は、数十年前の携帯電話並みで、使えないことはないが対応していない部分が多いので、なにかと不安になるところ。つまり、他社ブラウザではあるものの、まったく更新していないものもあるということであって、残念と言うか荒涼感漂うアプリ事情ではある。
 そもそも、Win 10 Mobileは、Windows PCとの親和性を謳っているビジネス向けOSの側面を持っていて、MJC(マウスコンピュータージャパン)やドスパラ(PCパーツショップ)などPC関連のところが参入している。これは法人向けのビジネスを展開してこうというものなので、一般的にそれ以外での期待は薄いと言える。
 筆者においても、Windows PCとの連携を想定して、お試しで導入したもので、これで動画やゲームなどを楽しもうという考えは毛頭ない。実機を手にしてみると各社が提供しているIP電話のアプリもないことから、まるで実用性がないのではないかとも思えてしまう。Microsoftなので、Skypeを使ってくださいというスタンスなのだが、たしか電話をかけても非通知発信になるのではないかと記憶している。
 OSそのものの操作感は、Win 10 Mobileですこぶる良いとは言えないが、ひどいわけでもなく「どちらでもない」的なものになっている。Androidとの比較でも、そう違和感もなく慣れれば問題なしといったところ。Androidの方が筆者の慣れもあってストレスが少ないのは確かだ。電話機能は試してはいないが、総合的にみてデータ通信端末のサブのサブといったところで、これをメインで使うメリットは、Continuum機能が過不足なく使えるHP Elite x3ぐらいだろう。ほかのSoCがSnapdragon 617の端末は、Continuumではワイヤレスにしか対応してない。つまり、Continuumにおいては、少し役不足なSoCなのである。
 Win 10 Mobileは、細かいところでの機能充実が必要と言えるし、メインで使うのには用途を限って使う必要がある。Android端末では、そのスペックから用途が限られることはあるが、OSの完成度が足りないことやアプリの少なさから使い方に制限がでてきてしまうところに、やはり問題を感じてしまう。ビジネス向けということもあって、個人ユーザーのニーズをどこまで汲むのかに注目しておく必要がありそうだ。





2016年9月3日土曜日

MADOSMA Q501 Windows Phone 8.1をWindows 10 Mobileにアップデートしてみた

 先月、導入したMCJのWindows Phone MADOSMAは、Windows Phone 8.1の旧モデル。バッテリー持ちを期待しての導入だけに、Win 10 Mobileでもバッテリー持ちがいいのかどうか考えていたが、Win 10 MobileのDG-W10Mを使っていただけに、8.1では操作感に違和感があるので、機能面のチェックもせずに、Win 10 Mobileにアップデートすることにした。

MADSMA Q501 に「Upgrade Adviser」をダウンロードする
まず、ストアから「Upgrade Advisor」をインストールすることからはじめないといけない。一般的なOTAではなく、こちらをインストールしないことには、Win 10 Mobileへのアップデートはできないようだ。

「Upgrade Advisor」起動画面
「Upgrade Advisor」を立ち上げて、アップグレード出来るかのチェックを行います。

「Upgrade Advisor」での確認結果
筆者が導入したMADOSMA Q501は、8.1も最新のものではないようで、Win 10 Mobileのアップデートは、更新プログラムで最新の8.1にしないといけないというので、更新してみる。この更新作業は、完了したかどうかが通知もでないので、はっきりせず計3回ぐらいして、やっとWin 10 Mobileのアップグレードができる状態になった。ここまで来るのに、やけに時間がかかってしまい、すっかりWin 10 MobileになったMADSMAを手にしなくなってしまいブログの投稿も遅れてしまった。すべては、タイミングの問題なのだが、ここら辺に難を感じてしまったのは筆者だけではないと思う。




2016年9月2日金曜日

SIMフリーMCJ MADOSMA Q501について

 MCJ(マウスコンピュータージャパン)のSIMフリーWin 10 Mobileスマホという変り種のQ501なのですが、6インチの新機種Q601も登場し本格的に参入したんだなと判断していいと思います。さて、実際にQ501をみてみると、液晶保護フィルムが工場出荷時に貼ってあったり、microSD 16GBが付属していたりしますが、値下がりするまでは3万円台だったので割高感のある端末にみえてしまい発売当初はスルーした端末です。大手家電量販店でのセールでは、1万円前後になっていましたので、Win 10 Mobileをある程度知るところとなった今では、5インチHD液晶搭載で、RAM 1GBですが、SoCがSnapdragon 410であれば、少し410には古さを感じますが、お買い得ではないでしょうか。

保護フィルムのカバーをそのままにした状態で充電中


 MADOSMAは、2015年6月にWindows Phone 8.1搭載で発売されたもので、現在ではWindows 10 Mobileにアップデートできます。8.1でのバッテリー持ちがいいという評判だったのですが、さすがに8.1を使い続けることは個人的に無理があったので、アップデートすることにしました。
 Win 10 Mobileにはアプリが少ないということで競合他社のOSに比べると、ほんど魅力がありません。アプリそのものも更新がされていなかったりとか、かなり寒い状況です。ここは今後への期待あってのQ501導入です。ここが期待はずれであれば、ドコモ回線の格安SIM用のルーター替りに使うつもりでいます。