2020年4月26日日曜日

iPhone SE 2020を選ぶこれだけの理由

 数日前に発売されたiPhone SE 2020はキラーAndroidスマホとして取り上げられるとともに、中古市場でSDM855搭載端末が少し安くなったりしてメディアが空騒ぎしているだけではないようです。今回のiPhone SE 2020は、4.7インチのiPhone 8と外観はほぼ同じで、チップはiPhone 11と同じA13を搭載したiOS対応において、それ以前のチップより優位性があるというもので、カメラ性能もそれなりに良くなったという記事もありますがシングルレンズなので、前機種のiPhone 5sにA9チップを入れた初代iPhone SEと同じく性能バランスはそれほど良いものではないと思います。
 iPhoneといえば価格が10万以上しますので、iOS環境に慣れ親しんでいるゲームもカメラも使わないユーザーがA13搭載のiPhone SE 2020を4万円台で導入できるのは朗報だといえます。iPhone SE 2020を選ぶ理由について、ざっくり考えてみました。
 iPhone SE 2020は、eSIMを含むデュアルSIMタイプが大きなポイントになっています。eSIMは物理SIMカードを必要としないものですが、IIJmioや楽天ぐらいでしか提供されていないものです。しかし、デュアルSIMになったことで使い勝手がかなり広がりますし、デュアルSIM運用がしたいニーズにも応えることができます。
 A13チップを搭載していることで、ハイスペック機とほぼ同じ性能でドライブできる。 RAM 3GBか4GBかは知らないので実機でどのくらいのものかは定かではありませんが、画面も4.7インチですし、ある程度のゲームニーズにも対応できるのではないかと思います。
 また、どうしてもiPhone iOS環境を使いたいユーザーにとって価格からも入門機やサブ機としても過不足ないと思えます。これよりも安いiPhone 7や8の中古を検討していた筆者にとっても、A13搭載で製品寿命が担保されているiPhone SE 2020なら抵抗なく導入できると思います。個人的に気になるのは、電池持ちです。iPhone 8のパーツ流用であるためかバッテリー容量も1820mAhぐらいらしいので、長時間使うとかになるとバッテリーモバイルが必要になるのかなと思えます。
 iPhone 8とほぼ同じ外観のiPhone SE 2020は、画面周りとか少し古いデザインとなりますが、コストパフォーマンスにおいては満足できるものではないかなと思います。筆者は、iPhone4SやiPhone5sを使っていたこともありますが、端末のOS環境が変わると誤操作をしてしまうし、どちらかひとつにしたい派なので、iPhone SE 2020を導入することでiOS環境に乗り換えてもいいかなと考えています。
 





2020年4月19日日曜日

スマホ端末予算を1万円前後から2万に引き上げると筆者にどんなメリットがあるのか?

 去年、Snapdragon800搭載のnexus5の中古を導入してからSnapdragon801のXperia Z3やAQUOS Crystal X 402SHなども使ってみて、スペックがミドルクラスの端末の必要性を感じていて、Snapdragon625のMoto G5s Plus RAM 3GB版やSnapdragon820までのスマホをいろいろ試していましたが、これとは別に待ち受けメインで運用していた端末がセキュリティサポートの切れたAndroid 8.0になっていたので、Android9.0以降の普段使いの端末が必要になっていました。
 普段使いのメインの条件として、防水・防じん対応でFeliCa搭載であれば後はコスト優先でいいかなと思っていましたが、ミドルクラスまでスペックをあげても、筆者にはメリットがありそうなので端末予算を2万円台まであげてみようかなと思っています。コスト優先でGalaxy A20を考えていたのですが、キャリア版をSIMロック解除したものはユニバーサルタイプではなくマルチキャリア対応ということでもなさそうですし、関連動画をみてみると動作面でSNSでのスクロールに少し難があるようなレポートもあったので、それならスペックをあげるしかないのかなと思っていました。
 また、Android One S5をSoftBank網の格安SIMで運用してもいいのですが、SoC:Snapdragon450に少しパワー不足を感じますので、Snapdragon630以上のものを考えてもいました。ミドルクラスを想定するとカメラ性能にも自然と欲がでてきます。この価格帯はどちらかといえばハイスペックとエントリーに挟まれた中途半端な性能になりがちな製品群でもあるので用途にあわせて慎重に選んでいかないと外してしまいそうです。筆者はゲームはしないので、バッテリー持ちやWi-Fi 5GHz対応であるとかセンサーに関心が向きやすいです。
 予算を2万円台にするとSnapdragon630搭載のAQUOS sense3が無難な選択のように思えてきます。スペックをワンランクあげることで、動作に余裕がでてくるのと、コストダウンされたエントリーモデルよりも機能が充実している場合もありますので、用途も自然と広がります。今回、筆者の目的は現時点でセキュリティサポートのあるAndroid 9.0以降の普段使いのメイン端末なので、テザリングでタブレットPCやノートPCとインターネット共有できればコスト優先でエントリーモデルでバッテリー容量が4000mAhぐらいあれば問題ないとは思いますが、携帯性ではミドルクラスのスマホで済ませることができればそれに越したことはないとも思えます。
 ミドルクラス端末を検討する場合、どの機能を優先させるかという点が重要で、用途によっては防水・防じんやFeliCa非搭載でスペックの良いデュアルSIM対応の格安スマホを選ぶこともありますし、スペックではなくて防水・防じん対応のFeliCa搭載で通信面やバッテリー容量を重視した選び方もあります。どちらにしても、想定した用途で過不足なくこなせるものを選ぶことになります。
 また格安SIMを導入することで、ランニングコストをおさえることもできますから、その分の予算を端末に割り当てることも可能です。筆者の場合は、他の端末とのかねあいもあるので、あまりコストをかけたくないのが本音ですが、やはり2万円台の端末にすることで、そこそこのスペックとカメラ、FeliCa、防水・防じんの機能を一台に集約できるメリットも少なくありません。

 
 





2020年4月16日木曜日

AQUOS sense2からAQUOS sense3へと視野を広げてみました

 以前のブログでAQUOS senseシリーズのsense2まで取り上げたので、今回はAQUOS sense3を前機種と比較しながら見ていきたいと思います。SIMフリー版のAQUOS sense3 SH-M12は、DSDVのデュアルSIMですのでSIMカードを2枚挿すことができますが、キャリア版はできないと思います。この相違点から端末価格にも違いが見られます。
⬅docomo版AQUOS sense3なのでデュアルSIM仕様ではありません。

 中古扱いになるキャリア版はネットワーク利用制限で赤ロム保証もありますが、SIMフリー版と比べると端末価格の差額が約1万円ほどあります。普段使いのメイン機であればSIMフリー版を選ぶのが無難ですが、格安SIMのスマホセット版の中古のSIMフリー機には残債がある場合があるので注意が必要です。
 スペックでは、AQUOS sense2からディスプレイのアスペクト比が18:9の縦長タイプになっていますので、外観に大きな違いはありませんが、SoCはSDM450とSDM630、RAM 3GB/ROM 32GBとRAM 4GB/ROM 64GBなので、sense3の方がゲーム向きといえますがミドルレンジクラスなのでハイスペック機と比べれば限界点が低めになります。一般的な使い方での体感では大きな差を感じることは少ないですが、SDM450は確かSDM625に近い性能でカメラだけ差があると記憶しています。ですからカメラ性能を除けば、SDM625とSDM630の比較とも言えるかと思います。しかし、メモリなどは約2倍になってますので、その点では大きな差がでてきます。
 普段使いとしてはバッテリー容量が2700mAhから4000mAhになったことで、メーカーは使い方にもよりますが1週間バッテリー(電池)が持つとしています。実用では2日に1回のペースで充電しても運用できると考えることができます。これは出張や旅行などのシーンで助かる仕様だといえます。その他、国内仕様ともいえる防水・防じん対応、FeliCa搭載でおサイフケータイも利用できます。
 今回は普段使いのメイン機なら2万は出した方が結果的にユーザーにメリットがあるという意見と某SNSでAQUOS sense3についてのブログ投稿のリクエストがあったのでまとめてみました。最後にカメラ性能ですが、上位機種のsense3 Plusと同じ映像エンジンであればいいのですが、senseとsense Plusではかなり差があるように見えました。撮影条件しだいのところはありますが、ここに差があるのであればsense3 Plusを選ぶ選択肢もあります。しかし、価格帯からして4万円以上ですと、防水やおサイフケータイはないものの価格性能比に優れた格安スマホも視野に入ってきますので用途によってはワンランク上のミドルハイスペック機を選ぶというのも現実的な選択肢だとも思えます。一般ユーザーでゲームもしないのであれば、AQUOS sense3はフルHD+5.5インチで本体の横幅が約70mmですし、それまでの5インチ画面のスマホを縦長にしたサイズなので、携帯性に優れていて待ち受けやネット、SNSをちょっとするのに向いているサイズかと思えます。筆者的には、アプリの分割表示はできますがあまり使わないので、それまでの5インチのものと使い勝手は同じかなと考えています。
 キャリア版のAQUOS sense3の中古価格が2万ちょっとですので、SoCがSDM630ですから他の機能を合わせて妥当かなとは思えます。総合的にみてもバッテリー持ちが1週間なので、これが普段使いでは一番大きなポイントになるかと思います。SIMフリー版は、現時点で3万ぐらいになります。DSDVのデュアルSIMが必要で普段使いのメイン機であればSIMフリー版を選ぶことになります。コスト優先で赤ロム保証というリスク込みでも構わないのであればキャリア版でもありかと思えますが、回線に突然つながらなくなる機会損失を回避するのに2台持ちになると思いますので躊躇しがちになるのも、また事実です。コスト優先の筆者はキャリア版を検討するかと思いますが、AQUOS sense3でなければという気持ちはそんなに強くはないので、競合機種との比較と価格変動でAQUOS sense3が優位になればというところかと思えます。


2020年4月13日月曜日

AQUOS sense2までを検討してみると

 人気機種として名を馳せたAQUOS sense2ですが、筆者もいままで何度か検討したことがあります。実際にはAQUOS senseの前機種にあたるAQUOS L2を導入したことがありますが、この機種はOSバージョンがAndroid 7.0どまりなので現時点で普段使いのメインとしてはOSのセキュリティサポートがないので役不足だといえます。AQUOS sense シリーズのOSバージョンをみてみますと、AQUOS senseとsense2は現時点でAndroid 9にアップデートできるようです。
 スペックをみるとAQUOS senseとsense2のSoCは、それぞれSnapdragon430(SDM430)と450(SDM450)になりペンチマークのスコアでは、かなりの差があります。実際に操作してみても体感的に差を感じます。どちらもミドルレンジクラスと言われているものですが、ゲーム以外の一般的な用途で不満を感じないものといえるもので、アプリの起動ではSDM430がやや遅くなるかと思います。AQUOS senseのディスプレイ(画面)はフルHDの5インチで、sense2のものはアスペクト比18:9のフルHD+約5.5インチになります。バッテリー容量はどちらも2700mAhで、待ち受けであれば数日間持ちます。スペックを総合的にみても待ち受けやSNS、ネットを少し使う程度のライトユーザー向けだと言えるかと思います。
 AQUOS sense2は現時点でAndroid 10提供準備です。senseはAndroid 9どまりのようです。また、docomo版とau版はSIMロック解除後の対応周波数帯を公開しているようです。SIMフリー版は、マルチキャリア対応のユニバーサルモデルとなります。
 



2020年4月12日日曜日

SIMフリーUMIDIGI A3SをGalaxy A20の競合機種としてみてみました

 先月からGalaxy A20を検討していましたが、docomo版とau版では対応周波数が異なるのでSIMロックを解除しても、どちらのキャリア回線でも使えるわけではないので導入を躊躇していました。FeliCa搭載でおサイフケータイが使えるのは魅力なのですが、指紋認証センサーもありません。そんな折りにAmazonにあったSIMフリー端末UMIDIGI A3Sが目にとまりました。

 Amazonにある1万円前後のSIMフリー端末は、スペックが中途半端なものがほとんどで3Gまでの機種もあります。UMIDIGI A3Sは、その中では比較的まともなもので、バッテリー容量も3950mAhあります。これぐらいの容量であれば待受のみでは数日間は余裕で持つスペックになりますが、SoCはMediaTek(台湾メーカー)製です。上位機種になるのかスペックが若干良いUMIDIGI A3Xがありますが、バッテリー容量は逆に3300mAhとスペックダウンしています。RAM 3GBとノッチ付きディスプレイで画面サイズは同じでもサイズが一回りA3Xが小さくなっています。指紋認証センサーはあるものの国内メーカー仕様ともいえる防水・防じん対応ではなく、おサイフケータイもありません。
 よくよく考えてみると新品製品ではありますが、スマホに詳しい中級者以上向けの機種なのかなとも思えます。用途にはまればコストパフォーマンスに優れた選択となりますが、それ以外では厳しい面もあると思います。とにかく実機を試してみたわけではないので通話音声品質などについては確認できません。

 Galaxy A20は、先にあげたようにdocomo版とau版では対応周波数が異なりますので、防水・防じん対応、おサイフケータイという点ではコストパフォーマンスに優れますが、それ以外では音声通話するぐらいのスマホ初心者向けというか携帯からの乗り換えを想定したものになっているようです。ちなみにUQ mobileではSIMフリー版がありますが、au回線用のものだということです。
 また、Galaxy A20はキャリア端末になりますので未使用品であっても中古扱いで、キャリアのネットワーク利用制限を製造番号で確認したりする作業が必要になります。場合によっては赤ロムになってしまい回線接続ができなくなる可能性がありますので、メインの普段使いには向かないとも言えます。筆者も残債が残ってないだろう物件や2年落ちのものをあえて導入することもあります。
 この点も含めて考えると無理をしてGalaxy A20を導入する必要はないように思います。また、品質が満足いくものであればUMIDIGI A3Sでいいと思えるのですが、初期不良対応などのサポートについて中華スマホ特有の不安があります。どちらもコスト重視による選択なので、無理は禁物になりますが余裕が持てるユーザーにはありな選択なのかもしれません。