2015年10月6日火曜日

HTC SIMフリースマホ Desireシリーズ2機種国内市場投入で何かが変わればいい

 auにスマホなどを納入しているHTC(台湾メーカー)がDesireシリーズ2機種を国内のSIMフリー市場に投入ということで、事情通なら雲行きが多少変わるかもっと思われれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。いまSIMフリーで人気のASUS ZenFone2 LaserにしてもASUSの第2世代のスマホで、筆者も使っていますが、もう少し完成度を高めてもらいたいと思う部分があります。政治的な話になりますが、9月の米中首脳会談で、中国のサイバー攻撃も話題になり、やはり中央に近い企業はサイバー攻撃に関与しているという疑惑があって、中国メーカーの端末は筆者も取り上げることをなるべく控えるようにしました。国内仕様としてもチューニングがさほどできていないように思えるところもありますし。そうした背景があって、スマホなどで実績のあるHTCがSIMフリー端末の発売するということで、筆者としては歓迎するところです。


 さて、HTCが国内市場に投入するDesireシリーズ2機種ですが、価格から注目度は、Desire 626の方に集まると思われます。価格は、29,800円(税抜)です。スペックは、先のASUS ZenFone2 Laserと同じとみていいですが、バッテリー容量が2,000mAhと、ZenFone2 Laserの2,400mAhよりも少なめです。しかし、Desire 626はNFCを搭載しているので、Laserよりも利便性が高いと言えます。Androidビームが利用できると考えていいのかな。これはデータをやりとりがスムーズにできますし、対応したものに限りますがBluetoothのペアリングにも活用できますね。このNFCは、活用する企業がでてくれば、爆発的に使用頻度が高まる可能性がありますので、機能としておさえておきたいものです。これはSONYのFeliCaとは仕様が異なり、おサイフケータイとしては使えません。
 あとは、HTC Desireがスペックではわからない部分での品質をどこまで高めているかということですが、今回のDesire 626では、残念ながら防水・防じん対応ではないので、ここが引っかかるところですね。価格からみると、Desire EYEの52,800円(税抜)では、防水・防じん対応モデルになっていますが、競合他社のスマホとの比較になりますので、やや弱いかなっと思います。このモデルは、インカメも1300万画素で、セルフィー(自撮り)に対応したものですが、国内でセルフィーが流行っているかというと、これはアジア圏での話であって、国内で自撮り棒とか使って自分撮りしているユーザは筆者の生活圏では確認しておりません。よって、輸出用モデルをそのまま国内に投入しているモデルと言っていいでしょうね。首都圏で自撮りが流行っていたら、ごめんなさないですが。
 Desire 626にしても発売後の反応をみながら、筆者も普段使いのメイン機を検討しているので考えていきたいと思っています。デザインをみてみると、いままで格安スマホにはない垢抜けたところがあるので、デザインにこだわりのあるユーザ層には限定的だとは思いますが、歓迎されるのではないかと思っています。