2017年6月26日月曜日

SIMフリースマホ ZenFone Go(ZB551KL)は使える端末か?GPS用アンテナをアルミ箔でやってみました。

 ASUSの人気機種スマホ ZenFone Go(ZB551KL)が値下げをしました。格安SIM IIJmioではセット販売で、一括14,800円(24回分割支払い額650円)と求めやすい価格になっています。


 発売と同時に人気になったZenFone Goは、5.5インチSIMフリースマホは、はじめ2万円ちょっとの5.5インチ画面を搭載した端末です。筆者は、ZenFone2 Laserと比較して使う機会がありましたので比較することで、ZenFone GoはどんなSIMフリースマホなのかを考えていきます。

[2機種のスペック]
ZenFone Go 5.5インチ Android 5.1 RAM 2GB ROM 16GB SoC Snapdragon 400 1.4GHz クアッドコア

ZenFone2 Laser 5インチ Android 6.0 RAM 2GB ROM 16GB SoC Snapdragon 410 1.2GHz クアッドコア

ZenFone2 LaserとZenFone Go

 Laserは、2015年の夏ごろに導入し、ほとんど使うこともなく予備機としていました。2017年に入ってからGoを導入して比較しながら使ってみました。SoCやメモリなどのスペックが近いところがありますが、処理速度については、Android OSの違いからか、ZenFone2 Laserの方が速かったです。個人的には、クロック周波数が 1.4GHzなので多少期待していましたが、そこは前世代のSoCなので、1.4GHzぐらいなければ使いづらいということではないかと思います。
 GoとLaserとの大きな違いは、画面サイズです。5.5インチは、5インチよりも大きく見やすいので電子書籍などに向いています。一方、タッチパネル操作では、Goのレスポンスがやや鈍い場面がありました。
 ほか気づいたところでは、バッテリー容量3,010mAhは、2,500mAhのZenFone2 Laserとほとんどかわりない印象で、ライトな使い方だと1日は持つかと思います。カメラについては、筆者は使うつもりがないのでスルーしますが、アウトカメラで800万画素なのでメモ替わりに使う程度に考えておいていいかと思います。
、ジャイロセンサーは非搭載なので、ポケモンGOのARモードではプレイできません。また、ZenFone GoのGPSアンテナの脆弱性で、動作が不安定になっている個体が多いという情報があって、ほかのブログでアルミはくをアンテナ替わり使う対処法があったので試して見ましたが、筆者の場合、改善はみられませんでした。
 Goは最新のアップデートで、au VoLTEにも対応できるので使い勝手がいいのですが、総合的には、Laserのほうがいいといえます。カメラの焦点距離をレーザーで計測するので暗がりの撮影につよく、またレーザーを利用して距離を測ることもできるなど、用途の幅が広いです。
 では、Goはどうなのかというと価格性能比の点で、5.5インチの画像を搭載したSIMフリースマホとして優れていると言えますが、操作や処理が快適かといえば、多少ストレスをおぼえるものだと思います。Laserは、5インチで持ち運びやすく処理速度にもストレスが少ないので、価格性能比を考えなければ、Goは価格優勢の上での選択といえるかと思います。海外のSIMフリースマホの主流の価格が3万円前後になっていて、それ以下はRAM 1GBだったりとデータ端末として、ライトなちょい使いにしか使えなので、相対的にみるとRAM 2GB搭載のZenFone Goから使える端末選びをはじめても宵のかなとも思います。ギリギリ実用域のSIMフリースマホかなと個人的には思っています。
[追記]
 ZenFone Goは、ナビゲーションバーが液晶枠下にプリントされています。片手モードで、ナビゲーションバーが液晶内に表示されるので、暗がりでの操作にも対応しているといえます。それと日本語入力がATOKなので、ほかの日本語入力よりも使いやすいと思います。ASUSアプリには、メモリ解放やブルーライト軽減フィルターなど揃っているので個別にアプリをインストールする必要がないのも良いところです。