2014年10月29日水曜日

格安SIMとセット販売したLG G2 mini D620Jの誤算と俯瞰図

  ASUS ZenFone 5 LTE対応スマホの国内販売が来月にひかえ、いままで格安SIM各社がセット販売のスマホとして用意していた LG G2 mini の価格がどうなるのかが、とても気になっている。もともと、RAM 1GBしか搭載なので、LTE対応スマホ ZenFone 5 のRAM 2GB搭載と比べるまでもないほどに実用レベルでの性能差がある。たぶん、かなりの在庫をかかえることになるのだろう。しかも、2万円台の前半ぐらいにならないと処分できないのかもしれない。RAM 1GBでは、エントリークラスと言い切っていいだろう。空きメモリが100~300MBぐらいしかないく、アプリを複数立ち上げただけで、すぐに失速してまうものだ。中国製の3Gスマホ端末が2万円前後なので、LTE対応ということで5千円増し。国内では、人気のないLG製(韓国製)だけに格安SIM各社の負担がどう影響するかが心配だ。はっきり言って失敗といえる販売台数に終わると、今後のセット販売にかなり影響してきそうだし、これをみるに格安SIM会社の市場での信頼度がかなり低下したと見られる。
 国内のデバイスシェアでは、iPhoneが優勢なだけに、ユーザに大きなメリットがないとAndroid スマホの低迷は続くことになるだろうし、デバイスに詳しい事情通なら自腹で、LG G2 mini をこの価格で購入するとうのはまず考えられない。よく知らないビギナー向けの製品だと思える。筆者は、これに絶望に近いものを薄々感じてはいた。最新機種が使いたければ通信キャリアで、ご契約をという図式なのである。見え透いた商法展開だと思える。