2014年10月31日金曜日

格安SIM(MVNO通信サービス)シェア 1位OCNモバイルONE 2位 IIJmio の理由とこれから

 格安SIMとよばれる通信料の安いMVNO通信サービス。1位 OCN 2位IIJmio になっています。OCN では、間近3日で、使用量が366MB超えてしまうと規制対象になることが格安SIMには付きものですが、OCNにはありません。他社と比べて、なんらかの規制を受けずに使用できるというメリットがありますね。高速通信量を使いきった後は、速度制限の200Kbpsにはなりますが、そこから通信規制を受けることがないのです。IIJmioでは、高品質通信を技術面で実現しています、通信の初期速度だけは高速になっていて、デバイスの反応も良好だということです。軽いものならスピーディーに対応できるようになっている。この2社で大半を占め、3位に日本通信がきている状況になります。
 筆者は、去年OCNのものが、3G端末対応になり、名称が「OCNモバイルONE」になってから契約しました。使用環境にもよりますが、3Gで3Mbps前後、LTEで5Mbps前後の速度で利用できます。先にもあげたように、3日間で366MB超え使用での制限もないので、通信不能に近い状態になることはないです。また、専用アプリで高速通信量をコントロールできるところが優れたところ。また、低速度の200Kbpsは、ちょっと待つこともありますがブラウジングできる速度です。IIJmioは、データ通信だけではなく音声通話機能がある「みおふぉん」が選べます。どちらも今年の10月から高速通信量をほぼ2倍に引き上げてサービスの充実をはかっています。
 いままでは、あまったデバイスで使ったりとどこちらかというと余剰的な使い方が多かったと思われます。格安SIMで使う端末不足というのが一般ユーザにはネックになっていて、あまり普及しないところがあります。昨今は、中国製の格安スマホやタブレットなどの端末とのセット販売も増えましたが、メインで使えるものは限られていますね。あまったスマホもなくて、中古品を使うつもりもない、どちらかといえば健全で一般的な消費者が利用するには、まだまだハードルの高い通信サービスだと思います。
 格安SIMのサービスの充実は、ここ最近ぐっと良くなってきているので、あとはメインで使える魅力的なLTEスマホ端末の提供が必要になってきています。現在、LTE対応「ZTE Blade Vec 4G」(中国製)の第2弾が、SIMとあわせて2万2500円(税込)で販売されいます。品質は知りませんが価格面で大きな影響を市場に与えています。通信キャリアが販売する全部入りの最新スマホがだいたい7万前後で、機能を絞ったタイプが3万円台からということで、今後は価格だけでなく製品自体に魅力があるものでないと売れない状況に入りつつあると思えますね。