2014年10月19日日曜日

格安SIM+スマートフォン 運用について

 格安SIM(MVNO通信サービス)は、利用料金を安くおさえることができますが、通信キャリアのような端末代金割引などがありません。いまのところ、海外の格安スマホなどのSIMフリー端末を2~3万ぐらいで購入することができます。
 筆者は、スマホに興味があったのと、スマホを使ってノートPCをネット接続させるためのWi-Fi モバイルルーターとしての利用を想定していましたので、スマホ端末に求めるものは一般ユーザと異なっています。
 格安SIM を使う場合、使用する端末がすでにある場合は問題ないですが、ない場合が非常に困ります。安心して購入できる販売ルートというものが少なすぎるわけです。ご存知の方も多いと思いますが、ネットワーク利用制限というのがスマホにはありまして、端末代金の未払いなどがあると、利用できなくなります。これは、通信キャリアが行っているもので、1度制限がかかると契約者本人でなければ交渉もできないということです。つまり、「白ロム」と呼ばれる中古スマホは、厳密に言えば、いつネットワーク利用制限を受けるかわららないということになります。一括払い済みなら、書類(領収書など)で必ずチェックする必要があります。突然、使えなくなるかもしれないものをライフラインとして使うことは考えられないので、「白ロム」を使うというのは一般的な使い方はできないということになります。こういうものを使っている場合は、かなり短期間で「白ロム」機を交換しながら綱渡り運用をしているとか事情があっての使い方になると思います。
 では、スマホを格安SIMとセットで購入するとなると、どうなるのか。いまのところ格安SIMをメインとして使うというのは少数派で、使っていないスマホやタブレットを使うというサブとして利用するのが大勢ではないかと思われます。それは、格安SIMそのものがよく知られていないということと、データ通信のみでも、IP電話を使えば音声通話はできるということが知られていない。IP電話では、119番など緊急番号には対応していないなど不安材料があります。
 しかし、通信費をおさえて貯蓄に回したいとか、プライベートのスマホを所有したいとか、家族全員に格安でスマホを持たせたいなど、確実にニーズはあります。そこには「SIMフリー」って何を意味するのものなのかという知識の壁はありますね。
 筆者は、格安SIMとIP電話を導入して半年近くがたちました。OCNモバイルONE ですと、3日間で通信容量が366MBを超過すると制限対象になるというのが撤廃されていますので、安心して使うことができます。IP電話も20Kbpsあれば動作できるので、速度制限が200Kbpsでネットとかも、そこそこに使えます。自宅ではWi-Fi で使っています。これですとスマホ端末のネットワーク利用制限とは無縁で使えます。Wi-Fiでの利用になりますからね。自宅Wi-Fi で使用する分には「白ロム」でも安心して使えるわけです。
 いまことろ、通信キャリアの最新機種に比べると機能面では、一歩譲るものが格安SIMのセット販売で用意されていて、ここに魅力を感じられないユーザがかなりいるとは思っています。