2016年7月15日金曜日

SIMフリースマホ 1万円台の格安スマホからZenFone Goを選ぶのが当然!?

 今年の4月に発売されたSIMフリースマホ ZenFone Go ZB551KLが大人気です。なぜ、人気なのかということを以前に取り上げましたが、1万円台では他社の競合するSIMフリースマホと比較してもZenFone Goが選ばれるのではないかという理由を考えていきます。ちなみに、筆者はZenFone2 Laser ZE500KLのユーザーです。

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 ZenFone Goについては、製品そのものについて前に解説していましたが、同じ価格レンジ(1万円台)のSIMフリースマホをいろいろみていたところZenFone Goを選ぶ大きな理由のひとつが、これではないかというところがあったので、そこらへんについて少し触れたいと思います。
 先に結論から言ってしまうと、SoCにQualcomm(クアルコム)社のSnapdragonを採用しているということが大きいと言えます。では、他の1万円台のSIMフリースマホは、どこのSoCを採用しているかというとMediaTekです。筆者は先月から、このMediaTek MT6735PというSoCを採用された格安スマホ(arp AS01M)を使っているのですが、発熱や接続に時間がかかりやすいなどといったこともありますが、MediaTekのアプリと思われるMTKLoggerが通信ログを利用していて、「機密ログデータの読み込み」ができるようになっているのが気になりました。
MTKLoggerのアプリ情報
 このほかにもMTKと付くアプリがいくつかあって、それらは通信の権限を持っています。どんなことに使われているかわかりませんが、海外動画ではMTKLoggerのremoveする方法を解説しているものもあります。要は勝手に通信ができるというところにも問題を感じます。説明があればいいのですが。SoCのMT6735Pそのものも発熱が大きく、接続に時間がかかりすぎるという問題をかかえているようです。率直に言って使いたいSoCとは言えません。

動画再生を続けていると高温になります
 この高温時に画像ファイルを編集していたらファイルが破損してしまいました。データ消失です。ほかにもありますが、同じMediaTekのMT6735を採用しているFREETEL SAMURAI MIYABIも接続が遅いようなので、発熱も大差ないだろうと考えています。つまり、このMediaTekのSoCを採用したFREETELのpriori3s LTEにもMTKLoggerアプリが入っていることが考えられますし、発熱も大きく接続も遅いということがあるかもしれません。この接続の件ですが、プリセットされているAPN設定の自動検出に時間がかかっているようです。arp AS01Mの場合では、別のAPN設定になったまま接続不能になってしまいました。個体に不具合があるのかもしれないので、すべての端末でそうだとは言えませんが。
 ほか個々の機種のスペックを比較した上で、SoCのことをも考えあわせると、Qualcomm製のものを採用しているZenFone GoやZenFone2 Laserを選ぶのが必然的だと思えます。消去法でのことなので、おススメということではないのですが、MediaTekのSoCを搭載したAS01Mを実際に使ってみると難ありかなと個人的には思っています。価格にひかれてMIYABIとかも考えてみたのですが下調べの結果では、筆者には無理そうだと思えました。
 こうした競合製品との比較からも、ZenFone Goに人気がでたのだろうと思います。また、数日前にZenFone2 Laserが値下げをしたので、こちらもZenFone Goと競合するSIMフリースマホになりましたね。

 端末選びは、デザインやスペック(性能)からみていくことになりますが、使ってみてわかることもありますし、セキュリティや品質について一般ユーザーではわからないことが多いので、噂レベルのことであってもリスク情報というのは、かなり影響力があるかと思えますね。そうしたことも影響して、ZenFone Goが最終的に選ばれるという状況なのかもしれません。