2016年7月14日木曜日

SIMフリースマホ HUAWEI P9liteは、デザインがいい!?

 HUAWEIは中国の大手通信メーカーで、P9liteの前機種P8lite(5インチ)は人気があり、P9liteはディスプレイが5.2インチFHD液晶を搭載した新機種で、7月中旬から出荷がはじまるようだ。HUAWEIのSIMフリー端末は、通信機能面で国内の周波数帯にローカライズされたものではなく海外向けのものをそのまま国内投入したモデルが多いので、あまり取り上げないのだがデザイン面では無難なのものになっていて人気があるようだ。動画などをみてみると完成度が「雑」で、国内ユーザーには相容れないところが歴然としてあると思っている。こういうことを言うのには、HUAWEIのSIMフリー端末とは関係なく、このブログを繰り返し違反報告する輩がいるので、その対策もあってのことであることをことわっておきたい。その人にとって不都合な内容があるなら読まずに早く消えて欲しいところなのだが、たぶんアホなので同じことを繰り返すしかないのだろう。憐れである。

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 さて、なぜP9liteを取り上げるかというと、前機種のP8liteを検討して、ZenFone2 Laserを選んだという経緯があって、ここ最近HUAWEI端末との距離感がなくなりつつあるというところなのです。HUAWEIの大きな特徴として、SoCを子会社が製造しているというところ。P9liteのSoCは、Huawei Kirin650 オクタコアとなっている。このKirinについて解説しているメディアの記事をまだ読んだことがない。ここは公開されていないところなのかもしれないが、ユーザーとしては気になる点でもある。
 指紋センサーを搭載したことで、価格も30,024円(税込NTTコムストア)の3万円台のSIMフリースマホの中で、コストパフォーマンスをアピールしている。P9liteでは、5.2インチFHD液晶を搭載することで、オクタコアのSoC、指紋センサー、5.2インチFHD液晶と三拍子揃った端末になっている。
 カメラについては、上位機種のP9はカメラレンズ専業のライカと共同開発したということになっているが、これは今までの中国製格安スマホ全般のカメラの評判が良くなかったことの裏返しであって、高性能な映像エンジンかないと、美しい画像は撮影はできないので、個人的には方向性が異なるだろうライカと共同開発といっても、所詮スペースに制限があるスマホのカメラ部の話であって、どうなのかと思ってしまう。一般向けユーザーにアピールしたものだと思うが、事情通からみれば、共同開発ではなく、ライカ製のもの積めばいいのではないかと思ってしまうところ。ここら辺が通信メーカーの発想の限界なのではないかと逆に見限りポイントになる。某国内メーカーでも、ライカで成功しなかったのに、なにやってんだである。というのも、ライカというのはレンズ設計だけとかで、製造は旧ヤシカ(国内メーカー)だったりで、同等品質のものは流通していて、わかる人がみればライカのレンズとかわかっちゃうぐらい目ができているので、スマホのような制限が多いカメラでライカとか言われてもねっとなってしまう。つまり、国内に流通している品質がすでにレベルが高いので、ライカとかのブランド志向につられるユーザーは、ほとんどいないばかりか、こういう傾向はバカにされる対象でしかないことが多い。
 さて、P9liteに話を戻すと、発売されたばかりで一時的な人気もあるのだが、やはりSoCの性能を価格性能比からみて、ゲーム用に導入するユーザーが多いのではないかと思う。国内では、中国メーカーは不人気だし、それでもP9liteを求めるということであれば、価格性能比であるとか同じ価格帯の他社と比べてデザインが好みとかに導入理由がしぼられてくる。しかし、通信面では4G LTEプラチナバンド800MHz(Band 6)に対応していないので、高いビルが立ち並ぶところでは不利な仕様だと言えるので、これをメイン端末として選ぶユーザーは少ないだろうと予想している。また、国内メーカーのSIMフリー端末は、3万円台でおサイフケータイやワンセグなどを搭載しているので、メインのスマホがすでにあり、ゲームなどを遊ぶのに必要な性能のあるSoCを持つセカンド端末を求めるユーザーに支持されそうな気がしている。ちなみに、台湾メーカーのASUS ZenFone3シリーズも国内投入されると思われるので、この手のデバイスが欲しいユーザーには気が抜けないところだと思う。