2020年4月12日日曜日

SIMフリーUMIDIGI A3SをGalaxy A20の競合機種としてみてみました

 先月からGalaxy A20を検討していましたが、docomo版とau版では対応周波数が異なるのでSIMロックを解除しても、どちらのキャリア回線でも使えるわけではないので導入を躊躇していました。FeliCa搭載でおサイフケータイが使えるのは魅力なのですが、指紋認証センサーもありません。そんな折りにAmazonにあったSIMフリー端末UMIDIGI A3Sが目にとまりました。

 Amazonにある1万円前後のSIMフリー端末は、スペックが中途半端なものがほとんどで3Gまでの機種もあります。UMIDIGI A3Sは、その中では比較的まともなもので、バッテリー容量も3950mAhあります。これぐらいの容量であれば待受のみでは数日間は余裕で持つスペックになりますが、SoCはMediaTek(台湾メーカー)製です。上位機種になるのかスペックが若干良いUMIDIGI A3Xがありますが、バッテリー容量は逆に3300mAhとスペックダウンしています。RAM 3GBとノッチ付きディスプレイで画面サイズは同じでもサイズが一回りA3Xが小さくなっています。指紋認証センサーはあるものの国内メーカー仕様ともいえる防水・防じん対応ではなく、おサイフケータイもありません。
 よくよく考えてみると新品製品ではありますが、スマホに詳しい中級者以上向けの機種なのかなとも思えます。用途にはまればコストパフォーマンスに優れた選択となりますが、それ以外では厳しい面もあると思います。とにかく実機を試してみたわけではないので通話音声品質などについては確認できません。

 Galaxy A20は、先にあげたようにdocomo版とau版では対応周波数が異なりますので、防水・防じん対応、おサイフケータイという点ではコストパフォーマンスに優れますが、それ以外では音声通話するぐらいのスマホ初心者向けというか携帯からの乗り換えを想定したものになっているようです。ちなみにUQ mobileではSIMフリー版がありますが、au回線用のものだということです。
 また、Galaxy A20はキャリア端末になりますので未使用品であっても中古扱いで、キャリアのネットワーク利用制限を製造番号で確認したりする作業が必要になります。場合によっては赤ロムになってしまい回線接続ができなくなる可能性がありますので、メインの普段使いには向かないとも言えます。筆者も残債が残ってないだろう物件や2年落ちのものをあえて導入することもあります。
 この点も含めて考えると無理をしてGalaxy A20を導入する必要はないように思います。また、品質が満足いくものであればUMIDIGI A3Sでいいと思えるのですが、初期不良対応などのサポートについて中華スマホ特有の不安があります。どちらもコスト重視による選択なので、無理は禁物になりますが余裕が持てるユーザーにはありな選択なのかもしれません。