2020年4月16日木曜日

AQUOS sense2からAQUOS sense3へと視野を広げてみました

 以前のブログでAQUOS senseシリーズのsense2まで取り上げたので、今回はAQUOS sense3を前機種と比較しながら見ていきたいと思います。SIMフリー版のAQUOS sense3 SH-M12は、DSDVのデュアルSIMですのでSIMカードを2枚挿すことができますが、キャリア版はできないと思います。この相違点から端末価格にも違いが見られます。
⬅docomo版AQUOS sense3なのでデュアルSIM仕様ではありません。

 中古扱いになるキャリア版はネットワーク利用制限で赤ロム保証もありますが、SIMフリー版と比べると端末価格の差額が約1万円ほどあります。普段使いのメイン機であればSIMフリー版を選ぶのが無難ですが、格安SIMのスマホセット版の中古のSIMフリー機には残債がある場合があるので注意が必要です。
 スペックでは、AQUOS sense2からディスプレイのアスペクト比が18:9の縦長タイプになっていますので、外観に大きな違いはありませんが、SoCはSDM450とSDM630、RAM 3GB/ROM 32GBとRAM 4GB/ROM 64GBなので、sense3の方がゲーム向きといえますがミドルレンジクラスなのでハイスペック機と比べれば限界点が低めになります。一般的な使い方での体感では大きな差を感じることは少ないですが、SDM450は確かSDM625に近い性能でカメラだけ差があると記憶しています。ですからカメラ性能を除けば、SDM625とSDM630の比較とも言えるかと思います。しかし、メモリなどは約2倍になってますので、その点では大きな差がでてきます。
 普段使いとしてはバッテリー容量が2700mAhから4000mAhになったことで、メーカーは使い方にもよりますが1週間バッテリー(電池)が持つとしています。実用では2日に1回のペースで充電しても運用できると考えることができます。これは出張や旅行などのシーンで助かる仕様だといえます。その他、国内仕様ともいえる防水・防じん対応、FeliCa搭載でおサイフケータイも利用できます。
 今回は普段使いのメイン機なら2万は出した方が結果的にユーザーにメリットがあるという意見と某SNSでAQUOS sense3についてのブログ投稿のリクエストがあったのでまとめてみました。最後にカメラ性能ですが、上位機種のsense3 Plusと同じ映像エンジンであればいいのですが、senseとsense Plusではかなり差があるように見えました。撮影条件しだいのところはありますが、ここに差があるのであればsense3 Plusを選ぶ選択肢もあります。しかし、価格帯からして4万円以上ですと、防水やおサイフケータイはないものの価格性能比に優れた格安スマホも視野に入ってきますので用途によってはワンランク上のミドルハイスペック機を選ぶというのも現実的な選択肢だとも思えます。一般ユーザーでゲームもしないのであれば、AQUOS sense3はフルHD+5.5インチで本体の横幅が約70mmですし、それまでの5インチ画面のスマホを縦長にしたサイズなので、携帯性に優れていて待ち受けやネット、SNSをちょっとするのに向いているサイズかと思えます。筆者的には、アプリの分割表示はできますがあまり使わないので、それまでの5インチのものと使い勝手は同じかなと考えています。
 キャリア版のAQUOS sense3の中古価格が2万ちょっとですので、SoCがSDM630ですから他の機能を合わせて妥当かなとは思えます。総合的にみてもバッテリー持ちが1週間なので、これが普段使いでは一番大きなポイントになるかと思います。SIMフリー版は、現時点で3万ぐらいになります。DSDVのデュアルSIMが必要で普段使いのメイン機であればSIMフリー版を選ぶことになります。コスト優先で赤ロム保証というリスク込みでも構わないのであればキャリア版でもありかと思えますが、回線に突然つながらなくなる機会損失を回避するのに2台持ちになると思いますので躊躇しがちになるのも、また事実です。コスト優先の筆者はキャリア版を検討するかと思いますが、AQUOS sense3でなければという気持ちはそんなに強くはないので、競合機種との比較と価格変動でAQUOS sense3が優位になればというところかと思えます。