2014年10月6日月曜日

新興国向けミドルレンジのスマホ Android One とNokia X

 Android One が9月からインドで販売されるというニュースとNokia XというAndroid(4.1)ベースの独自OS のスマホのニュースを読んでみた。以前からGoogleは、新興国向けのスマホについてアナウンスしてきたこともあり、それが実際にインドでの販売となったわけだ。一方、Androidのスマホシェア85%という中で、Lumia(WindowsMobile 8)などで、マイクロソフトと組んでいるNokiaのAndroid系スマホがNokia X。Nokiaは日本市場から撤退しているので、ユーザの関心が薄いところ。
 残念ながら、iPhoneが主流の国内では、あまり話題にならないニュースでもあるわけなんですが、ハイスペックではないミドルレンジのスマホというのが、これから市場に大きな影響を与えそうだというお話をしたいわけなんですね。
 いまスマホ市場で猛威を振るっているのが中国製の格安スマホで、たぶん「ZTE Blade Vec 4G」などのことではないかと思うけど、2万円でNTTコムストアやSo-netで、格安SIMカードとのセット販売(縛り付)では、さらにお安く販売されています。これが定着することで、スマホのミドルクラス(ミドルレンジ)のスマホというのが市場で市民権を得られる可能性が高く、そうなると後継機にあたる機種というものが、より重要になってきます。そういう意味では「ZTE Blade Vec 4G」は大きな役割を果たしたと言えるでしょう。バッテリが組込み式なんで、筆者は買いませんが。
 現在、ハイスペックよりのミドルレンジ、LG G2 miniなどは、2~3万円台です。最終的には、2万円台で、品質の高いミドルレンジのスマホが国内でも主流になる可能性はないともいえませんね。