2015年9月25日金曜日

格安SIMのキャンペーンは、2020年ごろまでは続くのではないか

 確からしい情報機関の資料によると、格安ユーザは2020年ごろまでは、増加傾向にあるのではないかとしている。これは、欧米のキャリア契約者とそうでない契約者の比率を参考にしたものなのだが、欧米の方がスマホやSIMに詳しいユーザが多く、また自由に選べる環境ができているので、2020年まで増加させるのには、環境整備が急がれる。いまのところ、安さで釣ろうという目先戦略が前面に出ているが、格安SIMユーザの流動性から最終的には信頼性などの品質面でユーザにより分けられることになるので、いまのうちにそこに手を打っておいたほうが賢明だといえる。
 ユーザからみれば、日ごろは格安SIMを安心して何も考えずに使っていきあいのが本音なのである。今後は、機種変更のときに、ちゃんとしたものが揃っているかである。去年から中国メーカーの動きは商機があれば積極的にいくという姿勢であって、ユーザのスマホ環境を維持させていこうとものではない。わかりやすくいえば、売れなくなったら即撤退する可能性が大きい。すでに売れ筋製品しか売らなくなっていて、ニーズのある隙間を埋めるような動きをしている。ユーザからみれば、あてにならないとみていい。とくに中国企業はアフターサービスが不得手なので、ユーザとしてあまりやりとりしたくないのが本音だと思う。
 2020年まで、増加させるには筆者は、魅力あるスマホ製品の構成が必要で、国内メーカーの本気が不可欠だ。それが期待できないのなら、Appleに格安SIM用のスマホを開発してもらいたいと思っている。