2018年1月15日月曜日

スマホ比較 格安スマホと国内メーカー製スマホ

 年末年始のセールで、SIMフリースマホ Covia FLEAZ Que+Nが、OCNモバイルONEらくらくセットで、1円(初期費用3000円が別途必要)だったので、検討していました。(販売店 goo SimSeller )goo SimSellerで、筆者が確認したときには注文できなかったのですが、いまは再開して注文できるようになっています。
 Covia FLEAZ Que+Nを導入するつもりでしたが、できなかったのでAmazonをフラフラしていたところ、au 回線用(UQ mobile)のスマホ KYOCERA KC-01が安く販売されていたので、Covia FLEAZ Que+Nの代わりではないですが、KC-01を導入しました。KC-01は、2014年12月に発売された古い機種になりますが、国内メーカーならではの仕上がりで、防水・防じん仕様になっています。


KYOCERA KC-01 防水・防じん仕様
筆者は、去年の8月に中古でシャープのAQUOS CRYSTAL 305SH(SoftBank端末)を導入して、これをWi-Fi用端末としてメインで使うようになりました。AQUOS CRYSTALシリーズは、フレームレスボディーが特徴ですが、オーディオ専門メーカーのアプリが入っていて普通のイヤホンでも良く聴こえるところが気に入っています。この305SHを使うようになって、格安スマホについての考えが少し変わりました。
 一昨年までは、海外製の格安スマホをいくつか試して、それなりに納得していました。格安スマホのエントリークラスは、ここ数年は、SoCがクアッドコア(コアが4つ)のものがメインで性能差がほとんどありません。そんな中、国内メーカーの数年前のスマホが安くなってきており、海外製のものと比べることが多くなりました。いまでは、オクタコア(コアが8つ)のものが主流になりつつあります。SH305SHのSoCは、Snapdaragon 400 クアッドコア 1.2GHzなのですが、オクタコアのもの比べると、かなり遅いという体感速度の時があります。検索などでも、気にならない程度ですが、やや遅いかなっといった印象です。
 国内メーカーでも、SIMフリースマホを出すようになって数年になりますが、海外製の格安スマホと比べると品質面では、個人的見解ですが一線があると思えます。手にとるとボディーの仕上がり精度が明らかに違うことがわかりますが、それは価格とのトレードオフということで納得していたユーザーが多かったと思います。しかし、国内メーカーでもSIMフリースマホが出されて、SIMフリー端末が手に入りやすい環境になり、いままでのような使えればいいといった考えも少数派になりつつあると思っています。
 安くなっていたCovia FLEAZ Que+Nも、ネットで情報を拾っていくと、タッチパネルについてのものがありました。スマホで、タッチパネルに不具合があるというのは致命的な欠陥があるといえますので、今回は見送ることにしました。それと、海外製の格安スマホの液晶表示は、色合いが国内メーカーのものと比べるとよくありませんので、ここが気になるユーザーは注意が必要です。
 海外製のSIMフリースマホしかなかった数年前に思ったことは、この品質とスペックでは導入するまでもないと、格安SIM(MVNO)をUSBデータ通信専用機器で利用していましたが、最近では海外製の格安スマホの製造もこなれてきたという印象を持っています。
 しかし、通信機能の品質ですとかスペック表では、わからない部分を考慮すると、海外製の格安スマホは、確かに安いですがそれほど魅力があるとも思えません。一時的に携帯電話として使えればいいといったニーズに応えるものではないかと思います。その理由のひとつに、スマホはバッテリー持ちが携帯電話と比べると良くないということがあげることができます。
 海外製の割安なミドルレンジクラス以上のSIMフリースマホをゲーム用などの特定の用途にセカンド端末として利用する以外では、ボディーの仕上がりなどをみても海外製のSIMフリースマホは気が進まないというのが、いままでエントリークラスをメインに数台導入して使ってみた筆者の本音です。
 エントリークラスの格安スマホを使ってみて、通話機能は別にして検索などに、ちょい使いするにはいいですが、いろいろなことでスマホを使いたいというこであれば、ミドルレンジクラス以上の端末が処理速度からみてメリットが大きいと思えます。現時点でいえば、SoCがオクタコア以上のものが良いのではないかと思っています。
 最後に、カメラ性能ですが、コンパクトデジカメの画像に近い仕上がりを期待するなら国内メーカーのスマホを選択すれば、ほとんど間違いないと思います。エントリークラスの海外製格安スマホでは、800万画素のアウトカメラが多いですが、機種によっては使う気にはなれない仕上がりのものもありました。
 細かいところでの品質や機能では、劣るところがある海外製格安スマホですが、用途にあうものであれば納得できるレベルになりつつあります。しかし、耐久性については初期不良などを含めあわせて考えると、不明なところがあります。