ZenFone Go ZB551KLについては、個体差かもしれませんがタッチパネルの操作性がいまひとついう以外では気軽に使える端末といった印象を持っていますが、タッチパネルの操作性の確実性からシビアな作業には向かないと思います。また、OSバージョンが、Android 5.1というのことに難色を示すユーザーも多いことかと思います。
ZenFone2 ZE551MLですが、モバイル用インテルAtomの開発は、すでに終了しています。筆者はゲームはしないということで、SoCの処理能力と5.5インチフル液晶という理由で導入しました。
ZenFoneシリーズは、海外メーカー製品だからということでもないですが、しっかりしたアクサせり製品がほとんどない状況で、ZenFone GO用のASUS製品のView Flip Coverを使おうか検討しましたが、いま使っているクリアケースで充分ということになりました。
さて、5.5インチ液晶にこだわって、ZenFoneシリーズを2機種も導入したわけですが、最近の価格動向をみていると、先の導入に後悔しているのが実際です。サブ機またはWi-Fi運用とデータ端末として使うことを目的として考えた場合、ZenFone Selfieが良かったのではないかと思っています。
ZenFone Selfieは、2015年9月に発売されたもので、かなり古いですが、SoCにSnapdragon 615を採用した1300万画のインカメラを持つ自撮り用のミドルレンジクラスのSIMフリースマホです。Wi-Fi 802.11ac 5GHz帯に対応していて、バッテリー容量も3000mAhとなっています。本体重量は170gです。アウトカメラには、弱いレーザー光線でピントをあわせる機能があるので暗いシーンでも比較的強いです。しかし、格安スマホのカメラ性能に過度な期待はできませんから、価格の割にはということになります。
ほかに6インチフルHD液晶搭載のZenFone2 Laser ZE601KLがあります。SoC:Snapdragon S616、RAM 3GB、ROM 32GBで、Wi-Fi 802,11ac5GHz帯に対応しています。現時点では、少しZenFone Selfieより価格が高いようです。SoCについては、ミドルレンジのローエンドモデルSnapdragon 410 クアッドコア 1.2GHzを搭載したZenFone 2 Laser ZE500KLを使っていますが、これでいろいろやろうというのには無理があると思います。動画再生ですとか、軽めのSNSを1つだけ使うのならまだいいのですが、アプリをたくさんインストールして使い込むような端末ではありません。2017年7月に発売されたZenFone Live ZB501KLのSoCは、Snapdragon 400(ZenFone Goと同じもの)で、410の前の世代のものになります。デザインも何かにそっくりになってしまい似ていることでユーザーに避けられる傾向もあるかと思います。Wi-Fiも2.4GHzのみ対応で、ジャイロスコープも搭載していません。エントリークラスという位置づけの機種だといえます。現行のエントリークラスか、旧製品のミドルレンジクラスの端末かのどちらかを選ぶとしたら、ある程度の品質が確保されているものでしたら、筆者は旧製品のミドルクラスクラスを選びます。