
今月の2月16日9:59までのセールですが、すでにSOULD OUTしたものがありました。一括価格が12,600円(税抜)になっていたhonor9です。honor9のSoCは、HUAWEI傘下の企業が開発しているKirin 960でベンチマークだけみると、Snapdragon 430の約3倍のCPU性能があるような結果になっています。では、Snapragon 430を搭載した機種をみてみましょう。ちなみに、このセールは、格安SIMのOCNモバイルONE音声通話付SIMとの同時契約により端末が特別価格になったり、分割支払いができるというものですが、一括と分割では価格が変わってくるようですので注意が必要です。
- Snadarogon 430搭載機種
このSnapdragon 430は、前世代モデルSnapdragon 617とほぼ同じようなベンチマークスコアですが、3D性能については少し上になっています。Snapdragon 617のVAIO Phone Aを使ったことがありますが、ハイスペック機を使ったことがあるユーザーなら、基本動作であればストレスなく使えるぐらいの印象だと思います。大きい負荷をかけると意外と用途が限られるのではないかと思ってしまう場面がありました。もともと、そんなには処理能力が高くはないという評価されています。
- Snapdragon 625
モトローラ Moto G5s Plus、ASUS ZenFone 4 SelFie Pro ZD551KL
- Snapdragon 630
- Snapdragon 660
シャープ AQUOS R Compact SH-M06、ASUS ZenFone 4 ZD554KL
Snapdragon 430よりもベンチマークスコアが低いSnapdragon 425 搭載のWiko Mobile Wiko VIEWとさらに数世代前のSoC Snapdragon 410 MSM8916の富士通 arrows M04があります。筆者は、Snapdragon 410搭載のZenFone2 Laserを使っていますが、ネット検索やSNSなど大きな負荷をかけなければ、さほどストレスを感じる場面はないという印象を持っていますが、動作のもたつきやカクつきは、割と発生しやすい傾向にあると思います。電子書籍やSNSなどアプリの起動には時間が多少かかりますが、起動後は普通に動作するといった感じです。
格安スマホのニーズでは、ゲーム用などにハイスペック寄りの端末を割安に導入するというものがあります。先にあげた早々にSOULD OUTとなったhonor9は、そういったニーズによるものかと思います。スマホ選びでは、単純にSoCだけでなく、細かく機能面をみていく必要がありますが、Snapdragon 617を搭載したVAIO Phone Aを標準的だと考えると、Snapdragon 430を軸にSoC性能を考えていくと整理しやすいのではないかと最近思っています。全体的に、3D性能があがっているというが、ベンチマークスコアみての感想です。
端末価格をみると、2、3万円台でSnapdragon430搭載端末、それ以上ですとSoC性能がランクアップするごとに価格もあがっていくと思います。しかし、いままでの格安スマホの価格動向をみていますと新機種が発売されると徐々に値下がりする傾向もありますので、必要なスペックのものをタイミングよく導入するということも頭に入れておくことも大事ではないかと今までの筆者自身をみてもそう思えます。