2014年11月27日木曜日

高速通信量が増大し使いやすくなっていく格安SIMとユーザマインド

 今年の4月から格安SIM「OCNモバイルONE」(docomo回線)の日次コース70MB/日を利用している。今年の11月に、高速通信量が増える前は50MB/日でした。30日計算で、月に約2GBの高速通信量が使えるようになった。他社の格安SIMの多くも月額1,000円前後で、高速通信量が1GBから2GBに増大している。ますます使いやすくなったというか、最近のWebページは画像なども多く容量が大きくなっているから、これぐらいは必要ということだろうと思える。iOSやAndroidでは、アプリをインストールする際にも通信量が大分かかるので、自宅ではWi-Fiで運用している場合も多いことでしょう。
 格安SIMを導入した筆者の理由は、まずスマホの3G端末の動作確認をする為でした。3Gのエントリーモデルでテザリング機能を確認しました。OCNの格安SIMは、はじめLTE対応のみだったと思います。去年暮れ頃に3G端末にも対応したかと思いますが、それから検討をはじめました。はじめから、きっちりと利用することは想定していませんでした。
 docomo回線を借り受けているとはいえ格安SIMのMVNO事業者というのは、docomo側では他社扱いになりますから、docomoのスマホでの動作は保証外になります。docomo端末の仕様により3GとLTEの切り替えシステムが格安SIMの仕様を想定していないためにアンテナピクトやセルスタンバイの異常動作により、バッテリーの過剰消耗が発生するケースがありました。これを回避するには、3Gを利用するSMS機能付SIMで解決することができるようです。
 格安SIM用にARROWS Me F-11D(3G端末)を用意して試しましたが、ドコモUIMカード(SIM通信カード)との根深い関係性がOSにあって、他社の格安SIMではソフトウェアのアップデートができない仕様でした。しかも、Playストアからもアプリをインストールできない状況で、格安SIMでの使用を断念しました。(今年の9月ごろからアプリのインストールができるようになりましたが)
 自宅での電波環境では、3G端末の通信速度は、だいたい3Mbps前後ありましたがWi-Fiテザリングでは快適とは言えず、より高速なLTE接続を試すために安くなっていたLTE対応のUSBデータ通信カードを導入してみました。確かに通信速度テストでは、6Mbps前後までになりましたが、ノートPCとの相性なのか動作が不安定でした。ノートPCへのOS用ドライバーに問題がありそうなので、USBデータ通信カードに対応したWi-Fi ルーターを次に試すことになり、それでまずまずの結果がでたので、そのままにしてあります。
 これと同時進行で、今年6月からサービス提供を開始したau回線の格安SIM「mineo」 の導入を検討していました。こちらは、LTE対応のau Androidスマホなら問題なく使えるということと、KDDIのアンテナ基地局が自宅近くにあることが大きい導入動機となりました。それに、docomo回線の格安SIMで、docomo端末を使うとテザリング機能が使えないなどの課題があって嫌気がさしていましたからね。事前に調べるだけでも、かなりの労力と時間を使いました。自宅では「mineo」の方が10Mbps前後の通信速度で期待以上の速さでもありまして、溜飲が下がる思いがしました。
 現在、docomo回線の格安SIM用スマホ端末には、今月8日に発売されたLTE対応SIMフリースマホ ASUS ZenFone5が登場したりと、端末選びもかなり楽にはなってきています。