2015年9月14日月曜日

業界深読み AppleSIM構想に、Androidスマホが待ったをかけたシェア争い

 新iPhone6s、iPhone6s Plusが発表されたばかりで、盛り上がりをみせていますが、業界を深読みすると、そうでもない情報もあります。それが、Apple SIM構想です。
 これは、iPhone内に仮想SIMカードを設けて、通信料金が安いキャリアを自動で選び利用するというものです。これにより、収益構造がかわりiPhoneが市場を席巻すれば、大きなベネフィットがAppleにもたらされることになります。
 しかし、Androidスマホのシェアが、実質iPhoneよりも勝っているので、Apple SIM 構想は日の目をみない公算が大きいのではないかと言えます。携帯電話にしても生活必需品になりますから、いまのところ他のOSでもできることはできるので、iOSとAndroidに迫る第3のOS待望論は、業界に存在しているわけです。また、いつシェアのあるスマホが、仮想SIM機能を持った端末を市場投入するかわかりませんから、意外とキャリアそのものが仮想SIM機能を持ったスマホを先行して発売する可能性もあります。