富士通 arrows M02 SIMフリー端末 |
スマホは、携帯キャリアが端末割引をしているので、実質いくらなのかわかりにくい製品です。格安SIMからはじめた筆者にとって、端末選びはいばらの道でした。たいてい、キャリアのスマホから格安SIMに乗り換えるわけで、それが一番負担のかからないパターンでもあるかと思います。
さて、使えるスマホは、いくらから導入できるのかと言えば、富士通のSIMフリースマホ arrows M02の3万円ちょっとからになりますが、機能面ではWi-Fiが2.4GHzのみで、5GHzに対応していないのが気になります。このarrows M02は、au VoLTEとdocomo網格安SIMに対応し、おサイフケータイも搭載したもので、ライトユーザーの普段使いとしては及第点の端末だと言えます。性能的には、ミドルレンジといわれていますが、実質いまのエントリークラスとみていいかと思います。
au Xperia Z4 SOV31 |
筆者は、格安SIM mineoのauプランを使っているので、docomo網格安SIMには、あまり興味がないです。データ通信の速度自体もau網に比べると比較的遅いですからね。PlayストアやAmazonサイトからのダウンロードがなかなか開始されないとところみると、docomo独自の仕様がネット接続に介在しているのではないかとも思えます。
そこれで、au回線のものを使うのには、au スマホが選択肢としては妥当だと思えるのですが、最近のau VoLTE対応端末だとロック解除が必要になってきます。これは、総務省がSIMロック義務化をあげたのをキャリアが逆手にとって、ロックをかけちゃった例になると思うのですが、その為、Xperia Z4 SOV31はロック解除の手間があって、ロック解除の必要がない前モデルのau Xperia Z3 SOL26に中古市場では人気が集まっているようです。そのXperia Z4 SOV31が中古市場で、3万円ちょっとになっていますが、SoCの発熱問題をかかえているので、デバイスに詳しく対応のできるユーザーでないと使いこなしは難しい端末なのかもしれません。デバイスに詳しいのであれば、無用な熱を発するデバイスを導入することは、まずないと思いますが。au Xperiaよりグレードは落ちますが、他メーカーの機種であれば、2万円台で済みそうです。
ASUS ZenFone Max SIMフリー端末 |
格安スマホは、SIMフリーの端末が市場で販売されていなかったいう事情から、はじまったものでコストパフォーマンスに優れたものというわけではない。ただ単に安いから売れただけであって、スペックをみても特に優れたところがあるというよりも、スペックをできるだけそぎ落として価格をおさえただけに過ぎないものと考えていいかと思います。
さて、メインのスマホということになると、やはりキャリアのスマホかキャリアに端末を供給しているメーカーのものを選ぶ必要があります。格安SIMはキャリアの回線を使用していますから、キャリアの検証試験をパスしたもの、そういう試験の内容を知っているメーカーでないと安定した通信品質を確保できないというところをまず考えないといけない。これは緊急連絡や仕事に使う場合に大変重要なファクターになります。あとは、ユーザーの用途や好みにあわせて、コストを調整すればいいと思います。