2016年5月20日金曜日

新規参入した格安SIM イオンモバイルの弱点とは?

 2016年2月に格安SIMに新規参入したイオンモバイル。いままでは、格安SIMとスマホなどの端末セットを販売していたが、MVNO事情者としてイオンモバイルとして格安SIMの提供を開始した。業界最安値だろう480円(500MB/月)と8GB以上50GBまでというプラン設定に特長があるといえるだろうか。また、解約金がなく、いわゆる縛りがないということをアピールしている記事が多い。
 さて、イオンモバイルの弱点というほどでもないのだが、音声通話の通話料金が20円/30秒のままで、通話料をおさえる通信サービスが提供されていないのが弱い。ここは今後に期待したいところなのだが、イオンモバイルがデータプランをメインにした格安SIMを想定しているような気もするので期待はできないのかもしれない。イオンモバイルは異業種からの参入であって、独自にIP電話アプリやプレフィックスを用意したりすることができなかったのかもしれない。
 イオンモバイルは店舗でも申し込みができるし、いままでの客層は中高年であったが、それまでの格安スマホは他社の格安SIMだった。今回のイオンモバイルの格安SIMは、仕様からデータプランがメインの構成であって、通話料金をおさえたいユーザーのニーズにはこたえていない。これは、業界最安値という売り文句で、データ通信のみのユーザーにアピールしていくという運営方針なので意外だと思った。