2017年2月20日月曜日

CPUクーラー選びから、Mini-ITXがトレンドなのかを探る

 軽いオンラインゲームができるスペックの自作PCを組む予定で、PCパーツを揃えています。今回は、CPUクーラー選びをしていて、マザーボードのMini-ITXが流行っているのかというところをみてきたいと思います。
 CPUについては、AMD APU A10-6800Kのリテールクーラーが無いものを用意したので、必然的にCPUクーラーを探すことになります。誰でもそうかと思いますが、静かで冷えれば良いという考えで、冷却方法よりもコストを優先しています。Amazonサイトから調べていくと、2,500円前後から使えそうなCPUクーラーがあるようです。

DEEPCOOL GAMMAXX200T (コンパクトCPUクーラー)
 こちらPCパーツショップのドスパラのもので、ヒートポンプ2本の価格1,186円(税抜)のものです。ヒートポンプが1本のものもありましたが、価格は約50円ぐらいの差なので、こちらのものが選ばれているようです。それでも、通常3,4本のヒートパイプなのです。冷却効果については、あまり情報がないところなので、なんとも言えないところですが、ヒートポンプが2本ならいいかという感覚を持ちやすいです。今回使用するAMD A10-6800KのTDPは、100W仕様なので、70℃前後におさまってくれればと思うと少し不安になるところですが、ヒートポンプの数が多ければいいのか、ファンの性能を上げたものがいいのか判断しかねるところです。
サイズ ロープロファイルCPUクーラー
小太刀 リビジョンB SCKDT-1100
RAIJINTEK 90cmファンを搭載した44mm高の
トップフロー型CPUクーラー 0R100003 (ZELOS)
こちらは、AmazonにあったMini-ITX(フォームファクタ)で、スペースが確保できないときに使われるコンパクトなCPUクーラーです。レビューを読むとミドルレンジのCPUにも使われているようで、冷却効果もリテールのものより良いという評価を受けているようです。価格優先で、冷えればいいと考えている筆者には、こうしたCPUクーラーも冷却効果に問題がなければ候補になります。
 ここで筆者は、最近のiGPU(内蔵GPU)がエントリークラスのグラフィックボード並みに強化されたCPU(APU)をMini-ITXで運用するのがトレンドになっていることに気づきました。Wi-Fiを搭載したMini-ITXのマザーボードもいくつかあります。インテルもそうですが、iGPU性能があれば、PCそのものをコンパクトにして運用した方が楽なところがあります。拡張性やメンテナンス性は劣りますが、設置スペースがあまりかからないというのは、それなりのメリットもあるかと思います。
 用途にもよりますが、コンパクトなPCはリビングに置くこともできますし、ラックに入れたり、机の上に置いて使うこともできます。エントリークラスのコンパクトPCは製品としても、いくつかありますので、それ以上の性能が必要なユーザーがMini-ITXで自作PCを組んでいると思われます。コンパクトPCは、製品によっては液晶モニターの裏側に貼り付けられるぐらいのサイズです。ちなみに、スティックPCには、発熱量が気になっているので、筆者はあまり興味はありません。
 いずれにせよ筆者は、CPUクーラーを導入しないといけないのですが、コンパクトCPUクーラーをみているうちに、将来的にMini-ITXで組んでおいたほうが自分にとって有益なことがありそうなに思えるのですが、ゲーム用途となると拡張性が低くなる分、工夫が必要になるかと思います。
 実は中古ショップで、Wi-Fi機能搭載のMini-ITXがいくつかあったので、検討してみたのですが、やはり拡張性ということでは、PCI-Eスロットが1つというところがネックとなりました。これはPCの高速化に、M.2仕様のSSD用アダプタをPCI-Eスロットに挿して使うことを考えていたからです。予算の都合もあって、コンパクトPCがいいと思っても、すぐには予定を変更できないところもありますので、具体的なところを詰めて考えていきたいと思っています。