2017年2月19日日曜日

国内に新規参入するWiko Mobile(仏ベンチャー企業)のSIMフリー端末 Tommyは買いなのか?


2/25日に発売されるSIMフリー5インチスマホ Wiko TommyのPR動画URL

https://youtu.be/EUK8J3ueE-4

 数日前にWiko Mobileが国内に新規参入というニュースがネットで飛び交い始めたので、メーカーサイトで資料になるものをDLしたりしていました。Tommyのスペックは、5インチHD液晶で、RAM2GB、ROM16GBで、バッテリー容量が2,500mAhの電池パック式(交換可)という標準的なものですが、「安っぽくない」という評価を受けているようなので、いままでのようなスペックだけでボディーのデザインや仕上がりの品質に不満を持っているユーザーには朗報なのかもしれません。
 筆者もTommyよりも少しスペックがいい格安スマホをいくつか使っていますが(実際にはあまり使っていません)、このTommyに乗り換えることを検討しています。所有する格安スマホよりも品質が良いということであれば、実際に導入することもありえます。バッテリー持ちにもよりますが、サブや予備機として何かの時にメインで通話やメール、SNSなどに使えるスマホの存在は、サポートに加入していない筆者のような格安SIMユーザーにとっては大きいものと言えます。
 このTommyは、VoLTE対応とのことですが対応周波数帯(Band)は発表されていても、ドコモなのかauなのかを発表しませんでしたので、サプライズ的に格安SIMで販売されるのかどうか気をもんでいるところです。Bandから au VoLTE対応なのではないかと言われているので、もしかしたらUQ Mobileでの扱いなのかもしれないのではと予測しています。価格は、14,800円(税別)なので、実質ほぼ16,000円ということですが、筆者が考えているボーダー価格は、13,000円ぐらいですね。これはマルチキャリア対応のAndroid 6.0にアップデートしてあるASUS ZenFone2 Laser(ZE500KL)があるので、スペック的には無理をして導入する必要がない為です。従って、筆者の価格を見る目は、かなり厳しいものだとも言えます。
 SoCなどに詳しいユーザーからみると、MSM8909+というクアルコムのSnapdragon210 1.3GHz クアッドコアを採用しているので、大丈夫なのかと思われるところですが、実際に1.1GHzのMSM8909のWin10Mobile端末(RAM 1GB)を使ってみると、ゲームなどにはあまり期待できませんが動画再生などには問題ないレベルかと思われます。Snapdragon 410(1.2GHz クアッドコア)搭載のZenFone2 Laserと比べると、410の下位モデルですが、動作クロックが1.3GHzなのでビデオ性能では劣るかと思われますが、その他では大差ないのではないかという感じがします。しかし、410も動作にもたつきがなく速いというわけではないので、そこそこのパフォーマンスということでは大差がないという意味合いになります。410にしても、いまが使い時であって、スマホは製品サイクルが短いですから、近い将来スペック不足で端末を買いかえる必要がでてくるものだと思います。実際には、スペックよりもバッテリーが2年ぐらいで持ちが劣化して実用に耐えられなくなるとは思います。
 Wiko Mobileのサポート内容もTommy導入を判断するのには重要になってくるかとは思いますが、まずは製品そのものの品質を確かめてからということになるかと思います。筆者は、ボディーのデザインや仕上がりがいいとは思えない格安スマホを我慢して使っているタイプのユーザーなので、早くポンコツ端末から解放されたいという思いが強いです。Wiko Tommyがそこをなんとかしてくれることを期待しています。