2019年1月25日金曜日

SIMフリーMoto G5s Plusの代替品を待ちながら考えたこと

 先週の土曜日にいつも利用している某中古ショップで、未開封品のMoto G5s Plus(3GB版)を注文して今週の月曜日に届いた商品を開封してみるとフレームに2~3mm大の疵(きず)があることにセットアップ中に気づいた。はじめ汚れかと思っていたのだが、フレームがえぐられたようになっている打痕だとわかりショップさんに連絡して、同じ製品の在庫があるので交換していただくことにしました。数多くのスマホを購入していますが、こうした不良品にあたったのははじめではないかと思います。



Moto G5s Plusのフレーム上部にキズがありました
モトローラといえば昔からある通信機器メーカーとして有名ですが、携帯事業部は中国のPCメーカーLenovoの傘下になっているので、こんなこともあるだろうと筆者は想定していので驚きはしませんでしたが、やけにレアなところを引いてしまったなと思いました。
 ところで、今回のMoto G5s Plus導入前に、gooのスマホ g08を使いはじめたのですが、こちらは待ち受け専用になっているのでバッテリーの劣化をおさえる意味でもあまり使っていません。g08のSoCは、Snapdragon 430というものでミドルレンジといわれていますが、エントリーモデルに近いものとみていいものだと思います。アプリからホーム画面に戻るのに1秒ちょっとかかったりしていますので期待はできないなと思ってしまいました。そこに、14,000円ぐらいになっている3GB版のMoto G5s Plusが目にとまったという次第です。筆者はゲームはしないので、RAM 4GBもいらないかなという安易な発想で選びました。SoCのSnapdragon 625のベンチマークでも、手持ちのNexus 5を超えたスコアなので、Android 8.1までしかアップデートできないところには目をつむって導入することにしました。また、素のAndroidに近いピュアAndroidといわれるモトローラ端末であれば、ホームアプリのもたつきもほとんどないのではないかと考えたわけです。
 画面については、アスペクト比18:9の5.7インチHD+液晶搭載のg08では、本体の横幅が7.28mmと5インチ液晶のものとほぼ変わらないので、画面が縦に長くなって情報量が増えて持ちやすさもほぼ同じように感じられます。ですが、Moto G5s Plusは、5.5インチフルHD液晶なので、横幅が76.2mmなのでクリアケースをつけると8mm近くになって筆者だと片手で持ちにくいサイズとなります。その点では逆戻りした感じ。それとセンサーでは、コストダウンのために電子コンパスが実装されていません。Wi-Fiも.11aのみの対応にとどまっています。また、DSDS対応ですが、microSDとの排他利用なので最近のトリプルスロット仕様からしたら不便なものになっています。またトピックスとして、この機種からau VoLTEに対応したということをあげることができます。
 モトローラのGファミリーは、C/Pに優れた機種としてG4から人気がでたでたものですが、筆者はそれ以前からモトローラ端末のカメラ性能について関心があって、G5s Plusのデュアルレンズ仕様のアウトカメラについての動画をいくつかチェックしましたが、ややアンダーな印象を受けました。現時点ではほかの格安スマホよりかは多少いいぐらいですね。しかし、格安スマホなので過度の期待は禁物というところだと思います。
 格安スマホとはどんなものかというと、OSは異なりますがハードウェア面では、iPhoneよりも性能が低い廉価なスマートフォンということになるかと思います。SoC性能が半分以下の端末とかざらです。そのようなものなので、カメラ性能でも大して期待できないものがほとんどになります。これは、そもそも格安スマホは発展国向けの製品なので、国内品質とは圧倒的な差があるからです。わかりやすいところでは、液晶表示の色合いだけをみても一目瞭然です。耐久性にしても防水・防じん仕様ができる国内メーカーと品質面で格差がありますね。また、おサイフケータイも海外向け製品なので実装していません。ユーザーも安いから買っているだけで、優れているころはほとんどないのが格安スマホだといえます。基本性能として、携帯キャリアのIOT試験をクリアしているかどうかが重要な基準になるかと思います。
 Moto G5s Plusは型落ち製品で、新製品Moto G7のリーク情報を横目に注文したわけですが、筆者としては格安スマホにあてられる予算は、1台1万円台前半ぐらいとしています。その中で、新品もしくは未開封品でスペックのいい端末が購入できればいいのですが、格安SIMのセールにおいてもセキュリティを含めて信頼できそうな端末というのがほとんどないのが現状かと思います。モトローラ端末がセキュリティ面で安全性があることを保証できるというわけではありませんし、耐久性において優れているかどうか外観からではわかりません。
 今回は、昨年の年末に某家電量販店で限定販売された3GB版のMoto G5s Plusということで、4GB版よりお安く導入できたということになります。筆者はゲームをしないので、4GB版に必要性を感じませんし、予算からいえば、4GB版にするならもっと予算をあげて国内メーカー製の端末にする方が筆者のニーズにあいます。いずれにしても、スペック面でなんとか使える端末を得たということになります。