2014年9月15日月曜日

10年ひと昔 携帯からiPhone、スマホへ

 Amazon kindle fire 7 で、10余年前のマンガを見ていたら、登場人物の女子高生が携帯を買ってもらったと言うシーンがあり、その頃はスマホなどなかったという事実に新鮮さをおぼえた。
 iPhoneというのは、AppleのiPodから派生したもののように思えるが、Appleを知る人ならWorkPadの焼きまわしかっと思うはずである。当時は、CPUも非力で文字入力するだけでも大変だった。それを携帯電話として復活させたという印象は否めないところでもある。コンセプトでいうと、ハンディーパソコンになるかな。一般には必要性があまりないので、それに携帯電話機能を加えたといったところか。iPhoneが登場した頃、スティーブ・ジョブス氏が発表会で、「ベネフィット」ということを言っていたが、まさにiPhoneは、それなのである。
 一方、iPhoneの二番煎じ的存在だったAndroid スマホもOS 2.3ぐらいから親しみやすいUIになり、シェアに広がりをみせた。筆者は、iPhoneもスマホも、携帯電話として期待するだけで後は、画面の大きいタブレットを使ったほうがいいんじゃないかと思っている。また、コミュニケーションツールとして、SMSなどは利用価値があるかもしれない。いづれにしても、10余年前に携帯を使っていた頃に比べると多機能なデバイスを使うようになったとは思うが、文字入力に課題があるようにも思うし、音声通話やネットを利用した簡単なアプリぐらいしか利用範囲なさそうな気もして、早くも成熟した市場になってしまったのかもと思える。それだけ、多くの人が今以上の機能を強く求めているとは思えないのである。