2014年9月5日金曜日

販売終了したKIndle Fire HD 7 16GB タブレット

 7月に、値引きしているKindle Fire HD 7 16GB を買いました。CPUは、1.5GHzのデュアルコアです。最初に注文したのは、8GBタイプ。それを取り消しての16GBタイプです。クラウドで、5GBぐらいの容量が提供されますが、念のため16GBにしたわけです。動作速度にも影響するところなのかな。ちなみに、microSDスロットはありません。
 で、実際に使ってみて驚いたのが標準ブラウザSilkの読み込みの遅さです。とても1.5GHzデュアルコアを採用しているものとは思えないほどの遅さです。ちょっと、実用レベルとは言えません。高速通信なら、なんとかなるのかもしれませんが、こちら格安SIMで、200Kbps前後の通信速度の場合が多いですから。低速通信速度で遅いとなるとSilkは使わないことになります。
 次にAmazonアプリの種類の少なさ。内容的にも充実していません。電卓ソフトを探してみましたが、広告付のクソアプリしかありませんでした。つまり、そんなに力を入れていない感じが伝わってきます。GooglePlay ストアが使える 一般的な多機能タブレットとは異なり、機能を絞り込んだ廉価版Amazon専用タブレットなので、アプリぐらいなんとかしてもらわないとユーザから、そっぽを向かれて自社製タブレット販売ができないことになりかねないですね。
 液晶は力を入れたIPSのHDですので、これは表示が良いです。機能面で一般のタブレットより劣るので、かなり勿体無い気がします。標準ブラウザ以外は普通に使えますから、電子書籍としては、良いのかなっと思っています。実際に電子書籍を購入して、いろいろ読んでいます。手持ちですと、重量が345gとKindle Fire HDX (7インチモデル)の303gと比べると、やや重いのと思えます。紙媒体の書籍と違い収納スペースを必要としないところに魅力を感じます。読まなくなったものを処分する手間がかかりません。Amazonアプリには、力が入っていますが凄く便利になっているというわけでもなく、これも表示が低速通信速度では他のデバイスより遅いです。
 ほかのタブレットで、Kindleアプリを使ったところ、最適化されていないので電子書籍などの表示まで時間がかなりかかる時があります。Kindle Fire HD は、その点快適なので標準ブラウザは遅いけど、これについては良かったかなっと思っています。多機能タブレットを期待していると、マイクなしカメラなしで不満がでるものだと思います。しかし、液晶表示の良さやステレオスピーカーと絞り込んだ機能そのものは、Amazonの動画や電子書籍を楽しむのに充分なものにまで引き上げられたモデルだと言っていいのかな。
 本体の仕上がりは、高級感が前面に出ているものではなく控えめな印象です。背面の素材は指紋がつきにくい艶なし素材で気を配ったところがありますね。モバイル機器として持ち運ぶだけの強度は、なさそうな感じがします。背面形成は、端の四方に絞りがあって、手で持ちやすいデザインです。全体的に飽きの来ない仕上がりで、Amazonのロゴ(エンボスの型抜きで色なし)は、背面にあります。
 筆者は、Kindle HD 7 の購入後に多機能タブレットを調達したので、Kindle HD 7 への不満というものが軽減したのか、いまは電子書籍として満足できる運用ができていると思えるようになりました。そこら辺は不思議なものだと思います。