2016年10月5日水曜日

SIMフリーNuu X4 (価格19,980円)は、どんな端末なんだろうか?

 たまたま広告を目にしたので取り上げてみました。香港メーカーのSun Cupid Technology製のNuu X4です。中国製スマホは日々品質が向上していると思いますが、国内メーカーに比べると依然として格差があることを断っておきます。価格は、Amazonで19,980円で、デザインに凝ったモデルだと言えます。

 さて、この19,980円の価格帯では、同じ中国メーカーの競合製品がいくつかありますので、それとの比較になると思います。ZenFone2 Laser ZE500KLやZenFone Go ZB551KLと価格がかぶります。
 Nuu X4のスペックをみてみると、重さが160gになっていて、この重さですと手にずっしりくるタイプだと言えます。手に持って長時間の使用は負担になると思います。SoCは、MediaTek MT6735です。FREETEL MIYABIと同じSoCになります。OSは、Android 5.1。Wi-Fiは5GHz対応になっていますが、「802.11 a/b/g/n」です。スペックから価格性能比をみてみても、Wi-Fiが5GHzであるところ以外は特に特長がないと言えます。一応、RAM 2GBで、アウトカメラも1300万画素ですが、バッテリー容量が、2,250mAhとなっているので1日持つかどうかのバッテリー持ちなのかもしれません。電池パック式なので自分でバッテリー交換ができるタイプです。液晶は、5インチHD液晶(IPS)です。
 MediaTekのSoCは、MT6735Pのarp AS01Mという格安スマホを使っていますが、回線への接続に時間が数分かかる仕様かと思います。つなげっぱなしであれば、さほど気にすることはないにしても、Wi-Fiからの回線への復帰には時間がかかるというのは意外と不便さを感じます。普通は、すぐに復帰できますからね。
 香港のメーカーと言うことで、中国製品にありがちな品質の問題が気になりますが、こればかりは実機を手にしないと何とも言えませんし、当たり外れもでてくるところかと思います。ボディーの仕上がりとかには、まず期待できないので許容範囲であるかそうでないかということで判断していくことになります。実機レビューの本体画像などをみると金属フレームのエッジ加工は、ちょっと粗いのかもと思えるところがありました。デザインは凝っているのですが、その重さと、SoCがMediaTelであることなど、価格からして少し厳しいかなと思いました。ちなみにデュアルSIMですが、国内では1つしか使えない仕様です。とにかく通信機能にしても未知数なところが多い製品だと言えます。個人レビューもほとんどありません。率直に言えば、国内投入の時期が遅かったなと思いました。