2015年2月26日木曜日

大手キャリアから格安SIMに乗り換える際の端末の問題

 すでに、大手キャリアでスマホを利用していたユーザは、たいてい大手メーカー製のスマホを使った経験があるわけで、大手キャリアからの乗り換え時には、いま使っているスマホをそのまま格安SIMで使えますが、数年後製品寿命を迎えたときに新しい国産スマホがどのようにして供給されているのかが気になるところです。
 筆者もそうですが、iPhoneやMotorolaあたりなら使ってみてもいいと思いますが、よく知らない海外製の格安スマホは、なかなか使う気になれないのがメジャーな考えだと思えます。乗り換えは、いまの大手メーカーのスマホでいいのですが、その先が見えてこない状況です。大手キャリアに今年5月からSIMフリーの義務化がなされますが、それは大手キャリアと契約しなければ購入することができないわけです。
 いま、安さを前面に出して海外製格安スマホをセット販売していますが、一時的な盛り上がりはあるにしても、高止まり現象がいつ来てもおかしくないと考えています。MM総研がだしたデータにも、従来からのフューチャーフォンへの回帰現象がでてきています。ノートPCユーザにとって、スマホは補助的な使い方しかできないことは周知のことですから、先にあげたユーザが満足できる端末がなければ、格安SIMもブームで終わる可能性がないとは言い切れません。
 余分な通信費をカットしたいということで格安SIMや格安スマホの導入を考えるうえで、実用レベルに達した端末がなかなか見つからないという状況が続けば、市場規模の縮小も招きかねないというところが実情ではないかと思われます。