2023年6月11日日曜日

格安スマホが実質値上げか?Redmi 12C VS moto g13 スペック比較から

  値上げラッシュに、円安もあって格安スマホも価格を据え置きながら、軒並みスペックダウンしている様です。今回は、5G非対応のMediaTek Helio G85を採用した2機種をスペックからみていきましよう。

2023/03/16発売 Redmi 12C

2023/04/21発売 moto g13

  2023年になってから、この2機種が発売されました。SoC性能は、ベンチマークスコアでみると、Snapdragon480>Helio G85となってます。さらにRedmi 12Cは、RAM 3GBと、moto g13の4GBよりも少ない容量となっています。バッテリー容量は、5000mAhなのですが、Helio G85の消費電力パフォーマンスは同等性能のSnapdragonより劣りますので、ややバッテリー持ちが良くないかと。これは比較しないとわからないところですし、使い方にもよります。因みに液晶は、6.71インチと6.5インチのHD+です。あと搭載しているセンサー類などはカタログスペックをご覧ください。

 筆者は、2022/01/28発売で同じHelio G85搭載のmoto g31が、6.4インチFHD+有機ELディスプレイなので、ブラウジングや電子書籍に使えるかなと検討していたわけですが、Android12アップデートでいろいろ出てくるみたいで、少し面倒だなと様子見をしていました。これはWi-Fi運用前提です。Wi-Fi運用前提ですと、対応バンドがSB回線縛りになりますが、有機ELディスプレー採用のLibero 5G Ⅲという選択肢もあります。筆者は、SD690のLibero 5Gがあるので、同じシリーズで、SoCはDimensity700ですと、SD690からスペックダウンとなります。消費電力パフォーマンスが劣るのが個人的には、かなりのネックになっています。導入時の納得材料探しといったところなんですが、これは難しいかと思います。有機ELにしてもミドルレンジ以上のものとは、異なりますからね。

 話を戻しますと、一般のユーザーは、MOTOROLAや聞いたこともない中国メーカーを耳にしても、わからないわけで、某通販サイトにあるno brandモノなのかもよくわからない、しかもスペック詐称も当たり前の世界線の格安スマホに近づいた印象がありますね。携帯キャリア取り扱いでも、個人的には納得できないモノは使いたくないわけで、導入してもナビとかGPS精度を確かめて作業完了とかニーズとしては、かなりニッチな価格優先の選択肢になっている印象ですが、今後もこの傾向が強くなると格安スマホも、かなり混乱してきて、最後には敬遠されることになるかと思います。筆者の思っていたのより早くその時が来たと思います。京セラの個人向けスマホ製品の撤退やFCNTの経営破綻も、かなり影響してくるかと思いますね。