2015年7月22日水曜日

格安SIM は、いまこうなっている!?ユーザの本音から

 スマホを低料金で利用できる「格安SIM」は、端末セット販売のものもあわせて「格安スマホ」ともいわれ、データ通信のみですと月々千円前後で、3GBのデータ量を使えるようになっています。格安SIMでは、dcocmo回線を使ったものと、au 4G LTEを使ってものがあります。
 格安SIMを提供している企業は新規参入を含めると100社以上あり、それぞれのサービスを確認することは、まず不可能な状況にあります。筆者は、個人で格安SIMについてブログを書いているので、スポンサーの顔色を伺って内容を脚色する必要がありませんが、スポンサーをかかえるマスコミは内容をかなりいじる必要があります。また、個人サイトでみかける格安SIMごとの評価には、根拠もないデタラメなことがあります。MM総研などの調査機関がだしたデータとかに絞ってみていきましょう。統計といっても、ユーザ数とか販売台数とかをみていきましょう。
格安SIMシェアNo.1 OCNモバイルONE

 格安SIMをどれにしようか考えているのなら、データ通信ならシェアNo.1のOCNモバイルONEを、音声通話料を安くしたいのなら10円/30秒の「みおふぉんダイヤル」が使えるシェアNo.2のIIJmioでいいと思います。さらに通話料が安くなるIP電話050 plusを使うのならデータ通信のみのOCNモバイルONEで利用できます。気をつけたいのは音声通話サービスには、最低利用期間が設定されていることです。さらに詳しく調べて、要件に合ったものを選びたいということであれば、それはそれでいいのですが、格安SIMは回線をキャリアから借りてサービスを提供しているので、基本的にシェア(契約者数)が多くないとキャリアから回線を借りる予算が立ちませんし、最小単位の(狭い)回線に多くの契約者をすし詰め状態に入れてしまうことがあります。これですと、データ通信速度が常に遅いという品質の低いサービスしか受けられなくなります。また、通信事業に無縁だった新規参入組みは利益を追求するだけで満足なサービスを提供する姿勢がない場合も多々ありますので、こうしたすし詰め状態で運営しているところもあるかと思われます。

みふぉんダイヤルサービスがあるシェアNo.2 IIJmio

・業界最安値付近の格安SIM

 業界最安値といっても、いろいろありまして高速データ通信量がないものまでありますね。以前、業界最安値をうたっている某格安SIMのサイトをみましたが、まぎらわしい内容で速度制限がないような表現があったり、まったく不誠実でひどいものでした。今後とも、当ブログで某格安SIMは取り上げることはないと思います。(広告もブロックしてあります)ユーザに誠意を持っていない企業は相手にする必要はありません。
 さて、NifMoがWeb限定で1.1GB/月を月額640円での提供を開始しました。これはまだ試験運用段階と言うことらしいです。定着するかは様子をみてかららしいです。しかし、7月末日までのキャッシュバックキャンペーンがあって、次にあげるAmazon販売(1,000円)のパッケージで、キャッシュバック3.100円を適用した場合には、年間費用は1.1GBプランよりも安くなりますね。また、端末セットでは、10,000円キャッシュバックキャンペーンも実施されています。期限が近いのでチェックするならお急ぎください。

・au 4G LTE回線のmineoは、700円から、お試しプリペイドnanoSIMが特別付録の雑誌もあり

 mineoは、月額700円からです。現在、mineoユーザである筆者は、この月500MBの700円で、au SHL21を運用しています。余ったものは翌月に繰り越されるので、いま1GBになっています。つまり、いまはほとんど使っていません。データ通信速度は比較的速いです。LTE対応のau スマホで利用できます。docomoスマホと格安SIMの組み合わせと違って、Wi-Fiテザリングも使えます。
 500MBのデータ量が使えるmineoプリペイドパック付き雑誌は、すでに売れ切れ状態のようです。当ブログでも紹介して、数件お買い上げいただきました。開通期限が9月末日だったと思います。Amazon以外でも取り扱いがあるかもしれませんので、見かけたらチェックしてみてください。

・ 中国製格安スマホと国内メーカーのSIMフリースマホ

 最近、発売されたHUAWEI P8 liteの情報を追っていたのですが、ボディーがオールプラスチックであることを知り諦めました。28,600円で、オクタコア(HUAWEIの子会社製SoC)なんですがボディに剛性がないのでは、持ち運びに不安を伴うので普段使いには向いていません。自宅で、SNSやゲームなどに使うだけならいいのですけどね。国内メーカー(防水仕様端末)のセット販売でも、3万円ぐらいからありますので、スマホとして普通に(持ち運んで)使うのには、まず防水・防じん仕様の国内メーカーのものから選ぶのが順当といえるでしょう。よく、関連マスコミ(サイト)で、理由なく中国製格安スマホを勧めている場合がありますので注意が必要です。
SIMフリーKYOCERA TORQUE Android 4.2搭載

 こちらKYOCERA 高耐久性スマホ TORQUE です。docomo網格安SIMに対応したSIMフリースマホです。米国国防総省軍事規格対応ということで、ただ単に衝撃に強いということではなく、TORQUEの最新版ですと、耐塩水とか高熱とかあらゆる環境に耐えることができ、操作や音もしかり聞える仕様になっています。auからもKYOCERA TORQUEシリーズは販売されています。
 ある意味ユーザの想像を超えたところにトレンドを設定していてますね。安さだけが魅力の時代は国内メーカーがSIMフリースマホを発売したことで、ピークは過ぎ去ったとみていいかと思います。
 それとスマホの液晶表示は気を配っておいた方がいいかと思います。「高精細」とはいいませんが、HDよりもフルHDを選んだりすることで、活用範囲が広くなりスペックが足りなくなったとしても、きれいな液晶であれば、使用期間が必然的に長くなりやすいですね。「高精細」というトレンドは、タブレットでカバーしてもいいかと思われます。

 ソニーストア
 また、ソニーが、おサイフケータイ機能搭載のXperia J1 Comapctを発売したことが、ユーザにかなりの影響を与えたと思います。Xperia J1 Compactを使っていれば、キャリアと遜色ないスマホで利用ができ、しかも月額料金がおさえられるということができます。課題としては、So-netのPLAY SIMとのセット販売ですので、音声通話サービスをどれだけ充実させるかといったところでしょうか。
 次に、台湾のASUSというメーカーについてです。ZenFone5は人気がありましたが、競合機種が存在しなかったので、ひとり勝ちができたという状況でした。もともと、ASUSはPCメーカーでスマホについては後発メーカーです。Nexus7 というGoogle製タブレットを製造していますが、筆者はこれを使っていますが、ボディーの仕上がりは、やはりまだまだな感じです。(しかし、Nexus7はどちらかというと高級機ではありません)ZenFone5の後継機であるZenFone2では、より自宅でSNSやゲームするユーザよりの仕様になっています。エンタメ性が高いものといえばいいでしょうか。
 最後に、NTTグループのgooが発売したgooのスマホです。ZTE(中国メーカー)製のものですが、gooがサービス提供している分、安心感があります。コストパフォーマンスからみても現時点では、ここから格安スマホを選ぶのが無難です。価格構成も、10,000円3Gのみ)、20,000円(LTE対応)、30,000円(LTE対応でSoCがオクタコア)とわかりやすいものになっています。中国メーカーから購入するより、日本企業が入っているので全然アフターサービスが異なってきます。中国メーカーは、どの業界でもそうですが、アフターサービスは期待できないのが現状ですので、注意が必要です。
 gooのスマホは、格安SIMのOCNモバイルONEとセット販売ですが、格安SIMの方は開通させなくても問題ないようですので、すでに格安SIMユーザであっても、基本SIMフリー端末ですから利用が可能となっています。