2015年5月11日月曜日

いままでの格安スマホとgooのスマホについて

4月下旬に発表されたgooのスマホ

 4月下旬に発表された「gooのスマホ」は凄いと言っていたが、それはいままでがいままでだったというところがあります。gooはネットのポータルサイトで、「スマホ部」というスマホユーザからの質問に答えたり格安スマホ(格安SIM)の記事を記載していました。NTTレゾナントというNTTグループなので、その内容は限定的なものなのですが、「格安スマホ」についてのユーザの抱く不安を解消しているのが「gooのスマホ」といえます。
 では、ほかの格安スマホとは、どう違うのかというと簡単に言えばマーケティングをしっかりしているかしていないかということです。格安スマホは、価格からデータ端末用のサブ機として求められていたもので、最近の音声通話対応SIMとあわせてセット販売しているのは、格安SIM主導の商品です。実際に、端末だけが欲しくて格安SIMに申し込まないツワモノもいるようです。
 そうしたユーザとのギャップを埋め合わせてきた「gooのスマホ」を筆者は評価しているところがあります。特にデザインです。格安スマホの中には、本体背面中央に大きな変なロゴがあって、センスのなさを痛感しますね。正直に言うとダサいとかのレベルではないです。恥ずかしくて人前では使えないのではないかな。それと製品としても完成度が低いので、なにかと不満がでてくるものが多いと思います。LTE対応のQ5002という中国メーカーの格安スマホがあって、動画でチェックしていたとことろ、設定で電池消費が確認できないという欠陥を知りました。故意に電池消費の項目を非表示にさせた疑いもありますから、そんなもの使うわけがないわけです。
 こうした格安スマホの胡散臭さというものをある程度払拭できたのが、「gooのスマホ」というわけです。業界最安値と言われていますが、いままでの格安スマホがいままでだったので、考え方としては、まともな商品に近づいたと解釈していいかと思われます。