2015年5月7日木曜日

格安SIMはデータ通信でお得なのに、なぜ700円をプラスして音声通話をつけるのか?

 去年の春から、格安SIMのOCNモバイルONEとmineoでデータ通信のみを利用していました。ここ最近は、5月のキャリアスマホのSIMロック解除の義務化もあって、マスコミで「格安スマホ」を話題にするものだから、すっかり格安SIMでも音声通話対応のものが前面にできています。
 しかし、本来はデータ通信を利用することで、お得なわけで音声通話は安くありません。(20円/30秒ぐらい)これは、ユーザ側の意識の変化があったのではないかと思います。従来は、キャリア契約がなくなったスマホなどをデータ端末として格安SIMを利用していたものが、待ち受けメインでもいいから700円をプラスして、音声通話対応にするという風潮がでてきたような気もします。
 キャリアでの契約は、そのままにしてデータ通信だけを格安SIMで利用するのが、もっとも経済的で有益な利用の仕方だと思えます。このスタイルで利用しているユーザはかなりいらっしゃると思います。現在、筆者もOCNモバイルONEを音声通話対応プランに変更しましたが、メインで使えるようにデバイス選びから見直しをして準備中です。それほどまでに、デバイス選びは格安SIMの場合、難しいです。特に筆者は、キャリア契約でスマホを利用したことがないので、SIMフリースマホから選ばないといけない状況でした。今年の春になってイオンスマホから国内メーカーのSIMフリースマホが続々と登場して、やっと以前よりかは状況が良くなったといえるものになりました。
 筆者は、ゲームやSNS系アプリをほとんど使いません。通話、ネットショッピング、ブログやブラウザでの情報収集ぐらいにしか使わないので、スペック的には前世代のものでも余裕なのですが、アプリの対応などで、OSを新しいものにしておかないといけないので現行品から選ぼうとは思っています。
 キャリアのハイスペック寄りのスマホを使えれば世話なしなんですが、端末割引もない格安スマホでは、用途を絞り込んでコストパフォーマンスの高いスマホを選び出す必要がでてきます。それに音声通話が申し分なく使えるスマホとなると、国内メーカーのものから選ぶことになります。格安スマホのほとんどのものは、データ端末として購入されているものではないかと筆者は思っています。
 今回、OCNモバイルONEを音声通話対応にしたのは、バッテリーが弱くなったガラケーからの乗り換えを想定していたのですが、運良く新しいバッテリーを用意できたので、しばらくスマホ選びは棚上げ状態になるかもしれません。電池もちとか3日ぐらいは楽にもちますからね。バッテリーもちを考えると、データ端末として使うスマホと待ち受けオンリーのスマホの2台を使え分ける必要もでてきて、大変不便です。バッテリーが弱いと、固定電話のかわりに自宅で使うのがやっとです。
 格安スマホもやっとバッテリー容量が2000mAh前後ぐらいまでになってバッテリーもちへの不安は減りましたが、音声音質については、まだまだだと思っています。これは最新で人気のある格安スマホの音声音質を検証しないといけないと何ともいえません。
 いろいろ、考えてみましたが格安SIMの音声通話対応は保険みたいなものなのでしょうかね。それにしては、ほとんど発信をしないものに月額プラス700円というのは、どうかと思うのですが、MVNOの仕組みから、この700円がさらに安くなることはまずないので、データ通信利用とあわせて月額利用料金をさげるしかないところです。