2015年5月14日木曜日

格安SIMユーザにとって機種変は、かなりの負担になる

 格安SIMからスマホデビューした筆者にとって、数年後の機種変更というのが、相当な負担になることが予測されます。イオンスマホなどもそうですが、新規加入者にとっては国内メーカーのSIMフリ-スマホがいくつか登場してきて、かなり楽に格安SIMなり格安スマホを選べるようになりましたが、既存のユーザに新しいデバイスを提供している格安SIMなりメーカーがあるということを聞いたことがありません。
 OCNモバイルONEとau網のmineoユーザで、この二社はサービス内容をこの1年でニーズに合わせた目まぐるしいとも思える進化をしてきましたが、それでも既存のユーザに機種変更ができるようなサービスはしていません。既存ユーザを大切にしていないと言えば、それまでですがクレームを言えば済む問題ではないのです。
 いままでのように、新規加入者向けのセット端末だけでは、既存ユーザのニーズに対応できないわけです。実際に、OCNモバイルONEのサポートでは、モバイルルーターを使いたいのなら、新規加入で購入してくださいという無頓着な対応を受けてしまい、何も考えていないのだなと呆れることもありました。それはサポートに不慣れな社員の応対だったと片付けたとしても、機種変更の際に初期費用を二重払いしてまで、セット端末を購入してくださいとは、まともなら口にはできないはずだと思うのが常識的な範疇だと思います。しかし、現状では使いたいスマホ・タブレットは新規加入して初期費用を二重払いして購入するしかないのです。相当変なことになっていると思います。
 こうしたことを考えると、一時的に通信コストをおさえることができても、数年後、いやデバイスが故障したり新しくする必要ができた際の負担というのは、一般ユーザに重くのしかかってくるものだと思えます。