2015年12月29日火曜日

SIMフリースマホの行方(2015年12月時点での)

 12月にNTTコムストアから来年1月にOTAアップデートで、Android 6.0になる予定のMoto G 3rd Genが発売されました。


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 これはこれでユーザーとして歓迎するところですが、日本メーカーのSIMフリースマホとあわせて考えてみても、格安SIMで音声通話対応SIMに対応してから1年も経ってないところですし、今後の日本メーカーがSIMフリースマホを発売していくのかどうかも懐疑的なところもあって、いまひとつその気になれないユーザーの方も多いはずと考えています。


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 価格面をみるとシャープ製のgooのスマホ g04は、38,800円(税抜)です。格安SIMとのセット販売なので市価よりも若干お安くなっているとして、これぐらいが日本メーカーのSIMフリースマホの適正価格と考えると、今後の価格動向が気になります。というのも格安SIMの種類が多すぎて、バラバラな印象を受けてしまい継続した端末供給ができるのかどうかというところが格安SIMの場合、2014年ぐらいからのことですし、日本メーカーのSIMフリースマホでも、実用性のあるRAM 2GB仕様のものは今年からの供給といった感じで、いま一歩遅れていたと言える状況でした。(Xperia J1 Compactを除く)
 日本メーカーのSIMフリースマホ2世代目は、おサイフケータイを標準仕様としているようですが、おサイフケータイが必要ないユーザーで、コストをおさえたSIMフリースマホ選びをするということであれば、防水対応のMoto G 3rd Genになり、さらに防水対応でない海外製スマホは、2万円台では売れない時代に入ったと言えます。普段使いの場合は、防水対応が必須ですからね。今後の2万円台だったSIMフリースマホの投売りを期待するユーザーもいるとは思いますが、はじめてのスマホで海外製SIMフリースマホは取説も弱いですし、メーカー保証もあてにならないところがあって、それなら中古のキャリアスマホでもいいと考えるユーザーが結構いると思います。
 筆者も8月に某海外メーカーのSIMフリースマホを導入しましたが、とても普段使いできるクオリティではなかったです。どこかにあてたら、すぐ凹みますからね。データ端末としては、まぁまぁなんですが、これで待ち受けや電話をかける気にはなれませんでした。たぶん、キャリアの携帯電話やスマホを使ったことがあるユーザーなら同じような反応だと思います。となると、1万円台や2万円前後のちょっとしたお遊び用のSIMフリースマホぐらいしか国内では生き残れないだろうと思います。どうみても、追いつくのに数年はかかると思いますからね。そうなると、価格的にはFREETELの格安スマホぐらいしかなくなってしまいますから、なんとも頼りない状況になりそうです。これは来年になればわかるところですが、型落ち(古い機種)が幅をきかすことになりそうです。そうなってくると、中古(白ロム)のキャリアスマホも、すでにミドルクラスものが1万円台になっていますので、まずますこの価格帯は混沌としてくる予感がしますね。機種の情報が多くなると、スマホはチェック項目が多いだけに下調べだけでかなり時間をとられることになります。格安SIMユーザーのSIMフリースマホ選びは今後も骨が折れると思います。