2015年12月6日日曜日

格安SIMの仕組みを知らないで料金プランだけで選ぶと失敗する可能性が高いかも

 ドコモと同じ電波を使うとことで人口カバー率は同じだけど、格安SIMは回線を借り受けているので、ドコモ回線の一部をある単位で使えるだけで、借りている回線の規模が小さければ通信品質が安定しません。これは格安SIMごとに、異なります。わかりやすく言えば、ひと月にヘビーユーザーが1万人増えたら、規模の小さい格安SIMの回線は数ヶ月ぐらい日中はパンク状態になると言えば理解しやすいと思います。こういう状況を改善するために、回線の増設工事をしなければ、同じ状況がずっと続くと言うことになります。
 こういう格安SIMの仕組みを考えないで、料金プランの安さだけだったり、断片的なデータ通信速度測定結果を鵜呑みにしたり、特典やキャンペーンにつられて無名の得体の知れない格安SIMに申し込むのは失敗する可能性が高いと言えます。いまのところ法規制もありませんから、どんな運営をするのは、すべて格安SIM会社に任せられていると言えます。一応、公共インフラ事業になると思いますから、そこのところ了解している企業ではないと、お任せできないということが言えます。
 また、格安SIMを比較するサイトとか増えましたが、けっこう出鱈目な内容だったり、根拠もなく特定の格安SIMを薦めているところが多いです。これは、格安SIMが一般に知られるようになったが、2014年の去年ぐらいからで、実際に利用しやすくなったのがデータ通信量量が3GB/月で月額900円ぐらいなった今年9月ごろだという、ごく最近のことですので対応している大手雑誌メディアもなく、我田引水ばかりの野放図状態に近いことになっています。