2017年4月12日水曜日

格安SIM運用では、iPhoneと格安スマホのどちらを選べばいいのか?

 2015年8月から格安スマホといわれるSIMフリースマホを何台か格安SIM運用に導入して使っている。それ以前は、ドコモのスマホやauのスマホの白ロムと呼ばれる中古品を試験的に使っていて、格安SIMをUSBデータ通信カードに入れてWi-Fiルーターのように利用していた。格安SIMは筆者にとってデータ通信用回線としての役割がメインで、通話は携帯を使っているため、格安スマホで通話をすることは考えていない。格安スマホといわれるSIMフリースマホでは心もとなくて通話には使えないという考えがあって、もともとキャリアのスマホしか使うつもりがなかった。実際に格安スマホを使ってみたところ、通信機能やバッテリー持ちについて不満があって、本体ボディーの仕上がりなどもコストダウンの影響もあってか、データ通信でさえもあまり満足できるものは少ないのではないかと思う。国内メーカーのミドルレンジクラスのSIMフリースマホも導入してみたものの動作は遅く体感的にも、もっさりした感じなので、iPhone SEを導入して長く使ったほうが得策なのかもしれないと思うようになってきています。
 しかし、そんな中VAIOのSIMフリースマホ VAIO Phone A(Android 6.0搭載)が発売されたので、これを導入することにした。VAIO Phone Aは、通信面でiPhone SEにはないキャリアアグリゲーション機能を搭載しています。キャリアアグリゲーションとは、複数の周波数帯(Band)を使って、高速で安定した通信をおこなう機能ではありますが、検証記事では最適化がまだ不十分なのか、さほど高速ではない様子。いずれにしても、VAIO Phone Aは筆者にとって最後の格安スマホとしたいと思っています。
 さて、格安SIM運用では、iPhoneか格安スマホかと考えてしまうユーザーが多いと思われますが、簡単にいってしまうと品質には目をつぶってコストをおさえるか、コストよりも品質と安定した使い勝手を優先させるかということになり、使い方も格安スマホはサブ的な位置づけで軽いゲーム用、iPhoneは通話やSNSなどメイン的な位置づけで使っていくものとすると、わかりやすいのではないかと思います。もちろん、格安スマホで通話やSNSをしても何の問題もないのですが、品質があって安定した環境かといえば疑問視されるところがあるということだけの話ではあります。iPhoneと格安スマホのメリットとデメリットをあげていき、自分の使い方にあったものを選ばばいいといえば簡単ですが、iPhoneと格安スマホでは、そもそもOSから違いますから簡単に比較して、どちらがいいとは言い難いところがあります。
 iPhone SEや新iPadの価格をみてみると、いままでのApple製品のような高額ではなくなってきているので、近い将来はわかりませんがユーザーの手が届きやすさがあるので、コストを優先したいユーザーであっても、検討してもいいかもしれません。格安スマホは、筆者の個人的な考えですが、品質的には仕事などの重要なことは任せられないですが、コストはかからないので、故障や紛失などのトラブルの際に端末を新しくすれば済むというところがあり、あまりスマホを重要なことに使わないというのであれば考えてもいい選択肢ではないかと思います。