2017年4月12日水曜日

フランスメーカーWiko MobileのSIMフリースマホ Wiko Tommyを1ヶ月使って気づいたことなど

 2017年2月に発売されたフランスメーカーのWiko MobileのTommyを使いはじめてから、約1ヶ月になります。Wiko Mobileは、ヨーロッパ2位のシェアを持つフランメーカーで、国内にはエントリークラスのWiko Tommyを投入して新規参入しました。
  Wiko Tommy(モデル番号P4903JP)は、5インチHD液晶搭載のマルチキャリア対応SIMフリースマホで、SoCは、クアルコム社製 Snapdragon210 1,3GHzのクアッドコアで、RAM 2GB、ROM 16GB、バッテリー容量2500mAhというエントリークラスとしては標準的なスペックになっています。しかし、デュアルマイク搭載で、au VoLTEに対応しているようで、格安スマホでは通話品質に優れたところがあると思います。ほとんどの格安スマホには、ストラップホールがありません。これにもないので、筆者はストラップホール付き自己吸着シート式の手帳型ケースに入れて使っています。(吸着シートに不安があるのでストラップはつけていませんが)
Wiko Tommy 最近、強化ガラスフィルムを画面に貼りました
Wiko Tommyには、IIJmioタイプA(au回線)の格安SIMを入れてデータ通信用として使っています。本体はプラスティック製なので、手帳型ケースに入れ、海外発送で配達に18日間もかかったAmazonマーケットプレイスの強化ガラスフィルムを貼り、やっと使いこめる環境が整ったところです。今回、投稿したのは電源投入時にモバイルデータがOFFの状態になってしまうことに気がついたので、ここで簡単なレビューをしておこうと思ったわけです。
Wiko Tommyの電源投入時はモバイルデータがオフになります
これに気がついたのは、Wiko Tommyでテザリングしたままにしていたら、さすがにバッテリー消費が大きいらしく、気がついたらバッテリー切れになってしまった時でした。たぶん、開封したときにも気がづいていたと思いますが、忘れていて、故障ではないかと焦りました。Wiko Tommyは文字入力がプッシュ式であったりと、やや勝手が違うところがありますね。
 いままで使ってみて、ストレスなく普通に使える端末だと思います。ただし、筆者はスマホでゲームはしないので、SoCからみても、あまりゲームとかは期待できないかもしれません。ポケモンGOでは、初期画面の読み込みに時間がかかるのと、360度回転させてみるとわずかにカクつきが発生しますが、プレイそのものには支障はないようです。ジャイロセンサー搭載なので、ARモードでプレイできます。
 ほかに5インチHD液晶の表示について、ややチカチカした感じがあるかなと思いました。いつもは、ブルーライトカットをあてているのですが、この端末はバックグランドのアプリをカットしているようで、ブルーライトカットが画面を切るとオフになってしまいます。設定で対応できるのかなと思いますが、それほど気にもならないので、電子書籍を読む際にオンにして使っています。

NTTコムストア運営サイト
さて、このWiko Tommyは、OCNモバイルONEとのセット販売で、14,256円(税込)ですが、3色あるカラーバリエーションのうちフラッシュレッドを除いてほかは品切れ状態になっています。筆者もこの端末セットのトゥルー・ブラックを導入しました。

5インチエントリーモデル SIMフリースマホWiko Tommy+選べるOCNモバイルONEセット 【送料無料】←Yahoo!ショッピング内にあるNTTコムストア

 販売しているNTTコムストアでは、4月上旬以降出荷予定とありますが、予約注文を受けつけているわけではないので、在庫チェックが必要になりますね。OCNモバイルONEエントリーパッケージから申し込めば、初期費用の3,240円がかからないことから、OCNモバイルONEとの契約を予定しているユーザーには、お得感がある価格設定かなと思います。ちなみに、通話料金が半額になる(10円/30秒)OCNでんわ(フレックス電話)サービスを開始したOCNモバイルONEは、月額料金が1,600円からになりますが、メインのスマホに使える格安SIMとして最有力候補になったと思います。また、200Kbpsの低速時でのデータ通信では通信規制がないので使い勝手がいい格安SIMだといえます。
Wiko Mobile Tommy 5.0 SIM フリースマートフォン ブリーン
(Android 6.0/2GB/16GB) 【国内正規代理店品】 P4903JP-BLEEN
こちらはAmazon販売ものです。Wiko Tommyの前評判として「安っぽくない」がありました。実際に使ってみると、それまでの某国製格安スマホとの比較になりますが、価格からプラスチック製になりますが、ボタンはメタリックな仕上げになっていて、デザインにも変なところはないと思います。正直これまでの某国製のものは、国内のメーカーの品質が当たり前になっているユーザーにとって、ひどかったといえます。ほかになかったから使っていたんだよということです。
 最後にWiko Tommyの通信機能で気をつけたいのは、3GのFOMAプラスエリア(Band6)には対応していませんので、Band6でピンポイント的にカバーしている山間部の学校や美術館などではつながらないことがあります。バッテリー持ちは、省電力モードでちょい使いなら1日半ぐらいは持つと思えますが、先にもあげたようにテザリングなどの消費電力の大きい使い方をすると、バッテリーの減りがかなりはやくなります。通話とメッセージだけをメインにしたスーパー省電力モードもあります。
 Wiko Tommyは価格の割には、基本的な動作を普通にこなせるスマホだと思いました。ただし、1万円台の格安スマホですから過剰な期待は禁物だともいえます。まだ、使いはじめから1ヶ月ぐらいなので耐久性についてもわかりませんから、筆者は手帳型ケースに入れ、画面にも強化ガラスフィルムを貼りました。