2017年4月24日月曜日

格安SIMのOCNモバイルONE、IIJmio、mineo 三つ巴の戦いについて

 この3社の格安SIMと契約していますが、そろそろ試験運用とうそぶきながら通信費がかさむような運用から、月額5,000円ぐらいにしたほうがいいのではなかと考えるようになりました。ドコモ回線だけでなく、au回線の格安SIMも契約したいと思っているのは、KDDI au アンテナ基地局が目の前にあるからです。
 さて、筆者の事情から、いま契約しているのが3社なんですが、知名度があるところのものはチェックしているつもりでいます。筆者は複数台の端末を使うので、hi-hoやexciteモバイルのSIMカードが3枚まで使えるプランなどもチェックしています。しかし、安定したデータ通信ができる環境が欲しいので、結局のところ技術力があって設備が充実しているところを優先することになり、そういった情報がよくわからない格安SIMは、選択肢から消しています。
 具体的な話をする前に、データ通信のスピードチェックについてですが、格安SIMは、そもそもドコモ回線なら、その一部を借りているので規模が小さく、利用状況によって左右されやすいところがあります。今日は、安定してスピードが速かったものが、明日もそうとは限りませんし、格安SIMで回線の規模を大きくする増設(増強)工事があれば、スピードアプリでの速度測定の条件が変わったと言えます。つまり、ユーザーとしては日々環境が変化するものだと考えておいていいわけです。変化しやすい速度測定結果よりも、データ通信が快適かどうかに常に気を配り、必要に応じて増設(増強)工事をする格安SIMを選ぶのが将来的に安心できる格安SIM選びだといえます。契約者が増えても、経費削減のために増設工事をしない、もしくは工事をする気もない悪質な格安SIMと目先の安さにつられて契約してしまうリスクを考えたほうがいいと筆者はそう思います。
 さて、いまau回線の格安SIMでは、au VoLTEが登場して、これに対応した端末とそうでない端末が混在し、しかも、技術的なことになりますが、au回線の接続方法からか、au VoLTEやSMSができないなどの現象が発生しているようです。これを回避するには、au VoLTE対応のSIMカードとスマホを揃えることで解決することになりますが、スマホ本体も揃えるとなるとコストがかかりますので、気軽にはできない対応になります。筆者が使っているau LTEのSIMカードは、au VoLTE対応のものとは異なりますから、どちらもau VoLTE対応のものにしないといけない状況になっています。幸いIIJmioのキャンペーンで、au VoLTE対応の追加SIMが手数料(2,000円)無料で発行できたので、いまはそれを使っています。
  
 IIJmioタイプA(au回線)のものを使い続けたいところなんですが、これには低速時(最大200Kbps)での通信規制があるので、いつもは月ごとに付与される3GB(ミニマムスタートプラン)のバンドルクーポン(高速データ量)で用を済ませる必要があります。高速通信のオンオフは、専用アプリからもできますが、3日間366MBまでという激辛仕様なので筆者は、通信規制のないmineoを使いたいと思っているわけです。

 しかし、au回線のものは、すでにau VoLTE仕様に切り替わっていますので、いまからau VoLTE対応のものにするコストを考えると、逆に筆者の事情からすると解約するということもなくはないと考えることができます。それと、SIMロック解除で使えるといってもキャリアのスマホは、白ロムですと前の所有者の名義のものになり、キャリアのスマホは製造番号をキャリアで登録管理していますので、キャリア側で問題があれば通信をストップさせることができる、ネットワーク利用制限がかかるかもしれないというリスクのある端末だといえます。所有者と利用者が別になるので、利用者側ではネットワーク利用線が発生しても何もできないというのが現状です。au VoLTEに対応したSIMフリーの端末は機種が少ないので、ここも困ったところだと思います。
 さて、話が戻ってしまいますが、データ通信のスピードというのは、通信環境だけでなく、端末のそのもの通信性能によるところが大きく影響します。わかりやすいえば、どんなにハイスペック機でも、アンテナがショボければ意味がないとように、機種ごとに性能はマチマチです。よく、動画で、格安SIMを使って、スマホのブラウジングの表示がこんなに遅いとかやっているものがありますが、筆者は自分が使っているものと違う機種でのテストには懐疑的ですし、端末のせいで遅い場合もあることを考えるとテスト条件ぐらい揃えてからやって欲しいと動画のはじめぐらいで再生をやめることがしばしばあります。アプリをたくさんインストールしている端末でのテスト結果とか、ほとんど観る価値がないと思えます。
 話がそれましたが、月額900円前後で3GB/月という料金水準で問題がなければ、ドコモ回線のOCNモバイルONEでほぼ決まりではないかと筆者場合は思っています。データ通信での通信規制もないですし、バースト転送サービスも開始して、低速時の最大200Kbpsでも自宅でのことですが、そこそこに使えます。また、500Kbps(15GB)コースもあって、低速でもいいから無制限に使いたいユーザーに向いています。筆者は、先に1年縛りのあるIIJmioみおふぉん(音声通話機能付SIM)と欲しい端末があったので契約したので、すぐには乗り換えられませんが、サービス内容がいまと同じであれば乗り換えたいと思っています。
 数年前までの筆者の考えは、将来性をかってmineoで踏ん張る気でいましたが、考えていた以上にOCNモバイルONEがサービスを充実させ、IIJmioでは、au 回線のau VoLTE対応SIMを開始するなど、意外な展開になってきています。それだけに、使っている格安SIMを整理するのに難儀しているのが現状です。