2022年9月27日火曜日

【雑感】OPPO A77のスペックとXperia ACE Ⅱについて

 2022年10月発売になるOPPO A77のカタログスペックについて、SoCがHelio G35という数年前のロースペックなものを採用していることで話題になっています。すでに海外では、OPPO A77は販売されていて、国内メディアによるとOPPO A55s 5G(SDM480)の後継機らしいです。5G非対応だし、スペック的にはSDM480のベンチマークスコアの半分もありません。個人的には後継機ではなく別物のエントリークラスモデルだという認識ですね。

 筆者は、Helio G35とほぼほぼ同じスコアのHelio P35を2機種使っていたことがあり、それは当時の同じSoCを採用したXperia ACE Ⅱも少なからず意識はしていましたが、その価格に割高感があったのでAndroid One S6を導入しました。S6には、赤外線通信と広角レンズがあったので。実際に使ってみて、もっさりはしてますが使えないことはないけど、ストレスは結構たまる感じでしたが、Android 12アップデートをしたら誤作動が頻繁に発生して使い物にならず、お蔵入りしました。これと同じSoCを積んでいたXperia ACE Ⅱユーザーも苦労しているんだろうなと思いながら使っていましたが、SDM480端末などを使う機会があり、あらためて基本動作が遅いなどの性能面での不満みたいなものを再確認することができました。

 そのP35よりも少しスコアが劣るHelio G35を採用しているOPPO A77が今になって発売されるということで、けっこうSNSでも叩かれていますが、他のカタログスペックでは、バッテリー容量5000mAhで、デュアルSIM仕様なのでゲームをしない層がターゲットであることがわかります。ディスプレイも約6.5インチでありながらHD+でコストダウンされています。

 クアルコム製エントリークラスのSoCであるSDM480は処理能力が体感的に速く感じられるレベルで発熱もそれまでのモノよりも少なく感じられますので、これよりもOPPO A77の様なスペックダウンした機種が発売されることがありえると思っていたところ、それがOPPOだったので意外でした。待ち受けメインでバッテリー持ち優先ですとHelio G35であることでの省電力化への貢献度は少なからずありますからね。どちらにしても、格安SIM側からの要望とOPPOでの調整してのことだとは思うので、世界規模で売上が鈍化して売れない5G非対応端末の在庫処分みたいな雰囲気はありますが、初期費用などを含めてMNPなら1万円ちょっと位だと思いますので、格安SIMのお試し端末としては、5000mAhのバッテリー容量ですし、選択肢としてまんざらでもない気もします。