2016年12月3日土曜日

SIMフリーNuu X4国内撤退で在庫処分がはじまった!?敗戦色濃い!?SoC MediaTek勢のSIMフリースマホ

 11月末日に、SIMフリーZTE Blade V6がビックカメラ(Amazon販売あり)で、10,778円の価格になっていたので、気になっていいましたが、SIMフリーNuu X4を国内販売していた中国メーカーが早くも日本撤退となり、Nuu X4が、9.980円で処分売りされているという記事を読んで、歳末セールも近いことだし、ひと波乱あるかもしれないと思い、その記事をもとに考えていきたいと思います。

 ZTE(中国メーカー)のBlade V6も、Nuu X4もスマホの心臓部ともいえるSoCは、MediaTek製のMT6735です。筆者は、同じくMediaTek製の下位モデルのSoCMT6735Pを採用しているarp AS01MというSIMフリーの格安スマホを使っていて、RAM 3GB搭載なのだが筆者の使い方では少し非力なところがあるので、上位モデルのMT6735を採用しているFREETEL MIYABIを一時期検討していたという経緯があります。中国製のSIMフリー格安スマホには、このMT6735がよく採用されていて、acer のSIMフリースマホ Liquid Z530にも採用されています。比較的安価なSoCなのかもしれません。このSoCといういうのはスマホの性能をほとんど決めてしまうほどのもので、通信モデムからカメラまで及びます。まさに、頭脳というか心臓部にあたります。
 1度はSoC MT6735を採用したSIMフリースマホを検討した筆者なのですが、通信機能では3Gや4G(LTE)回線への接続に時間がかりすぎることやMediaTekのアプリは通信ログを読み込むタイプなので、SIMカード運用には向かないと判断していました。しかし、Blade V6やNuu X4のように、ほぼ1万円になってくると俄然気になってくるのも事実です。メインでは使いにくいといえども仕様によってはサブや予備にはなるかもしれないので、いろいろ調べるのですが、OSアップデートで、Android 6.0になる可能性がありそうなのは公式にはアナウンスはありませんがFREETEL MIYABIに見込みがあるかないかぐらいでしょうか。こちらはタッチパネルなど難がありそうな部分がいくつかありますし、そもそもMIYABIには通知ランプがないです。ほか、MT6735を採用したSIMフリースマホのOSは、5.0だったり、5.1だったりで、すでにAndroid 6.0になったZenFone2 Laser ZE500KL(SoCは、Qualcomm Snapdragon 410)がある身としては気乗りしないのも確かです。また、この価格帯の格安スマホは、電子コンパスやジャイロスコープなどのセンサーがない端末もありますので、用途によっては導入を避ける必要がでてきます。
 すでに先の9,980円での販売になったNuu X4は在庫切れしてしまったようですが、年末セールも近いことですし、SoCがMT6735ではないデバイスを含めて検討していく必要がでてくる時期だといえます。2016年12月上旬現在で、筆者は価格が1万円を割ったら考えるというスタンスをとるつもりでいます。Blade V6にしても、もとが19,800円の端末ですから、液晶表示の品質が気になって実機を手にとってみないと導入できないという事情もありますし、やはり年末セールが本格化してから動いた方がいいような気がしてなりませんね。
 最後に、MediaTek MT6735のSoCはどうなのかというとベンチマークでは健闘していますが、通信面では、接続が遅いとか深夜に回線から落ちて復帰できないとかの不可解な挙動があると思います。ちょっとメインにするには向いていないというのが第一印象です。Z530などは感度自体どうなのかというところもあって、搭載センサーの有無やOSバージョンからみても少なからず難があるデバイスだといえるかと思います。Wi-Fi運用を想定して検討しているユーザーさんが大半かとも思います。この端末群について筆者はタイミングを外していますし、スルー濃厚な感じですかね。