2016年12月21日水曜日

アプリやドライバーのバックアップをしないで、Windows 10 にアップグレードした端末は、使えない端末になる可能性大です

 予の都合もあって、2015年5月発売のNECのWindowsタブレット Lavie Tab W TW708/BASを導入しました。OSは、Windows 8.1 Updateなので、Windows 10 へのアップグレートができるかどうかを下調べしていました。届いたタブレットの電源を入れると、すでにWindows 10 になっていたので、嫌な予感がしました。この端末は、アップグレードする前にドライバーやアプリをバックアップしているのだろうかと。
 セットアップマニュアルをみると、再セットアップに必要な再セットアップメディア作成をするようにとあるので、早速とりかかったのだが作成に必要なNECのアプリがない。他をみるとNECアプリが全然入っていない状態だった。ここで、バックアップをせずにWindows 10 にアップグレードした端末であることが判明したので、メーカーサイトにいき再インストールできるモジュールをみてみると、肝心なものがわずかにあるだけだった。NECアプリが入っていない状態で、まともに機能するわけがないので、中古販売店に返品をお願いする予定だ。
 Windows 10のアップグレードは、それまでのアプリやドライバーをバックアップしていないことには、使えない端末にしてしまう恐れがあるようだ。この中古PCショップで販売されていたWindows 10にアップグレードされていたタブレットの中には、カメラのドライバーがないものもあって、かなり悲惨な状況になっている。
 メーカーサイトのサポートで調べたところダウンロードできるのは、6個しかなく、中には実行すると該当するアプリがありませんのアラートが表示されてしまい、いままでかけた労力や時間がこんな馬鹿げたことで無駄になってしまいやりきれぬ思いがこみ上げてきた。返答しだいでは、国民生活センターに連絡してもいいと思っているくらいの憤りを感じている。
 Windows 10に無償アップデートできるということで、バックアップもしないでアップグレードしてしまうユーザーも少なからずいるだろうが、中古市場でそういう端末をつかまされる身にもなってもらいたいところだ。たぶん、前オーナーはメーカーアプリもすべて消えてしまって使えない端末になったので処分したといったところだろう。