2024年8月23日金曜日

エントリークラスのスマホは、限界スペックなのか?総務省端末割引金額設定の功罪。

  エントリークラスのスマホを主に扱ったブログというか、実際に使っているので、実体験から「エントリークラスのスマホは、限界スペック」だといえます。これは、SoCとメモリ構成が主な原因です。エントリークラス(ローエンド)のSoCですと、パワー(処理能力)が低いので、待ち受けは、辛うじてできるけど、他は全然ダメという状況がSnapdragon4XXシリーズでも長く続いていたと思えます。

 限界スペックというのは、辛うじて使えるが快適性は、ほぼなく次のOSアップデートで、使えなくなるかもしれないほどマージン(余地) がないスペック構成といえます。実際に、京セラ製のAndroid One S6で、OSアップデートをしたら、まともに使えなくなったこともありました。

 エントリークラスのスマホレビュー動画でも、「もっさりしているけど使えるレベル」とか「エントリークラスだからご愛嬌」みたいなことを繰り返して発言している方がいらっしゃいますけど、製品提供を受けているからなのか?まったくレビューになっていません。サポートの切れたスマホを購入するのが、お得という法螺吹きまでいるので、ほとんど迷惑な話でしかありませんし、こうしたレビュー発信者に人気がでることで、使えないエントリークラスのスマホが引き続き販売される情報環境を形成しているわけです。キャリアしか喜ばない社会構造です。公共の電波を使わせてもらって運営している許認可事業ですから、基本的に消費者扱いは不適切な場合が多く、総務省のミスリードが続いています。

 エントリークラスのスマホは、キャリアショップなどで新規契約やMNP乗り換えの販促物でしかないなので、スマホに詳しくないお客を相手に、エントリークラスのスマホが、いまなら1円とお求めやすくなってますという台詞を聞かせる為にある機種と言われても仕方がないという状況にあると言えますね。メディアもスポンサーあっての存在なので、客をその気にさせることしかできません。それでお客が不利益を被っても知らん顔ですから、たまったものではありませんよね。

 しかし、我慢して使える程度のエントリークラスのスマホも最近は、でてきてはいるので、なんとか、このブログも続いているところがありますね。

 そもそも、SoCの製品構成でも、ローエンドやエントリー、ミッドレンジと名付けているだけで、特に優れた性能を提供していたとかではありません。なので、ミッドレンジクラスのSoCだから性能が良いというわけではありません。SDM 695 5Gの画像処理性能をみても、それは明らかです。